英米人は誉め言葉の中に微妙に本音をにじませて伝えます。この方法を体得することは彼らと対等にやり合うのに不可欠です。しかし、最初はなかなかできません。第1ステップとして、英米人流の誉め方を学びましょう。これはgoodさえ使えれば、誰でもすぐにできるようになります。 英米人は建前の世界 日本人は本音を言わない、英米人は単刀直入に話す、と言われています。この指摘は外国人がしたものです。日本人がこう思うはずはありません。こちらは外国人が話すちんぷんかんぷんな英語を聞かされるわけですから、「ああ、外人って単刀直入だなあ」と思うことはないからです。 この「日本人は本音を言わない、英米人は単刀直入に話す」という指摘は正しいでしょうか。われわれは検証することもなく、この指摘を真に受けていないでしょうか。ぼくの経験では真実はこの逆です。日本人は本音をよく言います。 例えば、顔馴染みの寿司屋に入って、「久しぶ
伊達直人という名前から即座に然るべき人物像を思い浮かべることのできる人間は、40歳を過ぎている。いや、40歳では不足かもしれない。45歳以上ではあるべきだろう。アニメ「タイガーマスク」がテレビで放映されていたのは、Wikipediaの記述によれば、1970年から71年の二年間だ。再放送(←何度かあった気がする)を考慮に入れても、やはり、1970年以前に生まれている人間でないと伊達直人という人名に対して正確な像を結ぶことは困難なはずだ。 ということはつまり、児童相談所の玄関先に、伊達直人の名義でランドセルが届けられたというニュースに対して、正しい評価を下すことのできる人間の年齢層にもまた、ある程度限られているはずなのだ。 私は、ドンピシャリの世代だと思う。中学生だった時代に、あのアニメを見ている。 「うっそくせえ(笑)」 と若干斜め方向から眺めていたきらいはあるが、それでも毎週欠かさずに視聴
遙から 価値観やライフスタイルというものが究極に表れるのが、正月の過ごし方だ、と痛感する今年の幕開けだった。 独身で働くスタイルが自分の生き方として確立してからというもの、家族で過ごす正月の光景になじめなくなった。 まず、実家に帰る意味が突然わからなくなった。 「なぜ帰るのか?」と実家に聞いたところで、明確な答えなどない。「正月だから」だ。ではと帰ってみたところで、自分にとっては“幸せな家族の光景”というものの随所のシーンに腹立たしさしばかり覚える。まず“家族”という枠にくくられた途端、女性たちは台所から出なくなり、30代の甥までが目上の女たちに「お雑煮ちょうだい」と用事を言う。 自分より上の世代なら、“世代が違うから”と納得も慰めもできたが、次世代の20代までが女を普通に使う光景と、喜々と黙々と動く女の構図には、違和感しかない。 正月料理に走りまわる女たちと、「やることないから」ゴルフに
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研究の記録 今現在僕は研究の記録を取るのに 1)解析の考察などをプログラム付きで記録するEvernote 2)ひとまとまりの研究の経緯を記録するラボノート 3)思ったことなんかを全部書きだすノート(ほぼラボノート) 4)ちょっとしたことをメモする野帳 だいたいこの4つを使っています。あとは読んだ論文の記録はGoogle Docsを使っています(時間や量を把握するため)。特に1)と3)は日常的につかっていますので、これらをいかに効率よく使っていくかが生産性に直結します。 Evernoteを使う前は2)がメインだったのですが、いかんせんMatlab等で計算する研究の記録には紙媒体は著しく不向きで、情報量の割には結構時間を無駄にしていた印象があります。Evernoteを使い出してからは計算→思考→記録のサイクルが大幅に向上して、随分と助かっています。Evernoteなら検索も容易なのでちょっとし
もしも来世などと言うものがあるとしたらやってみたいと思う職業がいくつかあるが、タクシー運転手になって「今日の珍客」というブログを書き続けるのも良いと思っている。 しかしそうなったらなってで、あーあ、客の立場で書いてみたいなぁ、なんてないものねだりをするのは間違いないので、今世のうちに客から見た珍タクシーをなるべく書いておこうと思う。 先週日曜日、会議が長引いて夜半過ぎにタクシーを拾った。下り坂の度に運転手さんが「あー俺の人生も下り坂だよ」と繰り返す。「ほら、まただよ。女房にも言われてね、アンタの人生下り坂ね、なんてさ」 初台から上原は坂が多い。土地を知り尽くしている私は運転手さんが気の毒になり、大回りして上り坂のある道を行ってもらった。「ほら、運転手さん!上り坂ですよ、捨てたもんじゃないですね、あたしたち!」 「よっしゃ~、上り坂だっ、捨てたもんじゃないね!」と運転手さんもアクセルを景気良
日本の製造業が、かつてのような成長が出来ず、韓国や台湾の企業に追いやられている今、 日本企業を追いやっているサムスンやTSMCなどの企業に低姿勢で学ぶべきなのか? 週末に本屋さんに行くと、ビジネス書の一角は韓国や台湾のやり方に如何に学ぶべきか、という本で占められている。 私もこういう類の本は好きなので、結構読んでいる。例えば次のような本。 (画像クリックすると一応Amazonのページに飛びます。参考まで) 日本「半導体」敗戦 (光文社ペーパーバックス) 湯之上 隆 光文社 日本の半導体産業が、本当に市場が必要とするレベル以上の不必要な「品質」にプロダクトアウトにこだわっているのに対し、台湾や韓国の企業がコモディティ化する市場のニーズに対応し、必要な品質だけを安いコストで提供している様子を描きだしている。 昨年話題になった本だけど、未読の方は一読の価値あり。 サムスンはいかにして「最強の社員
先週、ボストンに住んでいる日本人研究者が月一で集う異分野交流会があって、そこで講演させていただいた。 100人以上が集まる大盛況でした。 来てくださった方は本当に有難うございます。 講演の内容は、大企業が、どのように新しい技術に対して、経営の舵取りをしていくべきか、というもの。 前半では、日本の大企業が各分野で最近競争力を失い、シェアを減らしている、 でも実はそれは日本に限らず、世界中の大企業が陥る病なのだ、と言う話。 そして後半で、イノベーションのジレンマなどの先行研究と、私の研究内容を話した。 実際、日本の製造業は苦しんでいる。 講演でも紹介したように、かつてはブラウン管テレビでは世界の半分のシェアを持っていた日本企業は、 薄型テレビになってから、サムスンやLGにシェアを奪われてるし、 半導体も1980年代にはDRAM世界シェア80%近くを占め、NECがNo.1だったが、ここも韓国にや
遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。 昨年は、このブログを通じて本当にたくさんの方と知り合い、色々と考えるきっかけを与えてもらえました。 またMITを卒業して、仕事にも復帰し、最近はようやく自分らしく仕事が出来るようになってきました。 有難うございます。 「書く」、そして発信するという行為は自分にとっては大切な時間。 留学中に自分のスタイルを確立し始めていたのに、昨年の後半は、ブログやTwitterがほとんど手につかずにいた。 これは仕事が忙しいというより、ある人生の決断が出来ずにずっと悩み続けていたからだった。 それは私にはとても大切な時間でしたが、記事を待って下さっていた方には申し訳なかったです。 12月に入ってようやく結論が出て、動き始めて、最近ようやく落ち着き始めたところ。 これからは前のように、ブログ記事も(土日中心に)頻繁に書いていこうと思う。 この決断について書
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