ガソリンを愛車のピックアップトラックに入れながら、ディトマス・アヴィラはため息をついた。米カリフォルニア州のゴミ処理会社に勤めるが、毎日50マイルの距離を運転して職場に通っている。ガソリン代は、週に約60ドル、月に240ドルにも上るという。 全米自動車協会(AAA)によると、5月15日の時点でニューヨーク、カリフォルニアなど14州と、首都ワシントンで平均ガソリン小売価格が1ガロン4ドルを超えた。最高値をつけているハワイでは4.45ドルにもなる。 5月、カリフォルニア州の西海岸沿いの地域では、どのガソリンスタンドを回っても、1ガロン4ドルを切る店は見当たらない。高止まりする失業率に加え、ガソリン高が、アメリカ人の家計を圧迫している。 ガソリン高を受けて、消費者の行動にも、変化が見られる。米エネルギー省エネルギー情報局(EIA)は、5月第1週のガソリン需要が前週比2.4%減少したと発表した。7
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