2010年にノーベル化学賞を受賞し、アメリカのパデュー大学で特別教授を務める根岸英一さんが、アメリカ中西部イリノイ州で交通事故を起こして病院で手当てを受けていると、地元のメディアが伝え、現地の日本総領事館が確認に当たっています。 また、妻のすみれさんは車の近くで死亡していたと言うことで、警察は、根岸さんがハンドル操作を誤って側溝に落ちた事故と見て調べているということです。 根岸英一さんは、新しい有機化学合成の手法を編み出した功績で、2010年のノーベル化学賞を受賞し、アメリカ中西部インディアナ州にあるパデュー大学の特別教授を務めています。 シカゴの日本総領事館は「メディア情報しか把握しておらず、事実関係を慎重に確認しているところだ。根岸さんや家族からは、今のところ支援の要請は来ていない」と話しています。