自転車に関する改正道交法の施行から1年がたちましたが、その内容はあまり浸透していないようです。この現状の先にあるのは「さらなる法規制の強化」で、そしてそれはすでに始まっているかもしれません。 依然として存在する「危険な自転車」 2015年6月に自転車に関連する道路交通法が改正され、およそ1年が経過しました。 この改正後、道路環境も少しずつではありますが、確実に変化を見せています。首都圏においては、大通りを中心に車道の左端へ自転車レーンが整備され、左側通行を喚起する矢印のペイントなども見受けられるようになってきました。 しかし肝心の自転車利用者にとって、いまだこれらの法律は浸透していない、というのが実情のようです。自転車に関する啓蒙活動やイベント運営を手掛けるチームキープレフト/サイクルモード実行委員会が2016年5月に実施したアンケート調査によると、改正道交法内に記載された「自転車運転の危