国土交通省と警察庁は16日までに、自転車が交差点で左折する乗用車に巻き込まれる事故を防ぐには車道を直進する方が安全として、自転車用直進レーンの新設などを自治体に推奨する方針を決めた。本年度中にまとめる自治体向けガイドライン)に盛り込む。 現在でも自転車で交差点を横断する際は直進できるが、いったん車道から左折して横断歩道脇の自転車横断帯を進み、再び車道に戻る人も多い。このため左折車のドライバーが自転車も左折したまま進むと思い込み、衝突する事故が後を絶たないという。 国交省と警察庁は、色分けした自転車レーンを交差点内まで延長したり、道路上に進行方向を表示したりして、自転車の直進を誘導すべきだと判断。自転車専用の信号の新設や、乗用車の停止位置より前方で信号待ちができる自転車専用の停止線の設置などを提案する。