大阪国際女子マラソンで1位でフィニッシュし、コーチと抱き合う福士加代子(左)=ヤンマースタジアム長居で2016年1月31日、貝塚太一撮影 日本陸上競技連盟は17日、東京都内で理事会を開き、8月5日に開幕するリオデジャネイロ五輪マラソン代表に、ともに史上最年長となる女子の福士加代子(33)=ワコール=と、男子の石川末広(36)=Honda=ら男女各3人の計6人を決めた。いずれもマラソンの代表は初めて。6人のうち5人が30代とベテラン中心の顔ぶれとなった。 女子は昨夏の世界選手権北京大会で日本人トップの7位で入賞した伊藤舞(31)=大塚製薬▽今年1月の大阪国際で日本歴代7位の2時間22分17秒で優勝した福士▽3月13日の名古屋ウィメンズで日本人トップの2位に入った田中智美(28)=第一生命−−を選んだ。福士はトラック種目を含めると、2004年アテネ五輪から4大会連続の選出。
東芝は15日、不正会計問題に絡んで、新たに7件の不正な会計処理があり、税引き前利益を計58億円かさ上げしていた、と発表した。既に2015年9月中間決算などで損失処理したが、当時は問題を公表していなかった。東芝の不正会計問題を巡っては同社の隠蔽(いんぺい)体質が問われていただけに、新たな不正発覚で信頼回復はさらに難しくなりそうだ。 不正は10年度から14年度にかけ、国内子会社などで行われた。本来はシステムの保守サービス費用を製造コストとして費用に計上すべきだったのに、資産に計上することで利益を水増しするといった手法で行われた。一つの手法で25億円の損失計上が必要なケースもあった。
衆院本会議で地域再生法改正案の趣旨説明をする石破茂地方創生担当相=国会内で2016年3月15日午後1時7分、藤井太郎撮影 石破茂地方創生担当相は15日の衆院特別委員会で、同日審議入りした地域再生法改正案を説明する際、誤って昨年成立済みの改正内容を読み上げた。指摘を受けて間違いに気づき、説明をやり直した。 今回の改正案は、自治体の地方創生の取り組みを支援する新型交付金の創設などが柱で、昨年成立の改正法とは内容が異なる。 石破氏は衆院本会議で改正案の趣旨説明と質疑をこなした後、特別委で趣旨説明を行った。紙を見ながら最後まで読んだところで、秘書官が間違いを指摘。石破氏は今回の改正案を改めて読み上げ、「大変失礼しました」と陳謝した。 石破氏は記者団に「チェックがうまくいかなかったようだ」と釈明。「長く大臣をやったが、こんなことは初めて。国権の最高機関たる国会に申し訳ない。部下の責任も全て私にある」
戦後の古代史・考古学ブームを歴史学者として先導したのが上田正昭さんだった。イデオロギーにとらわれず、常に人間に目を向け、歴史のダイナミズムをわかりやすく、魅力的に市民に語りかけた。 1972年の高松塚古墳壁画発見で来日した中国、韓国、北朝鮮の古代史、考古学者は、政治的対立のために一堂に会することはなかったが、上田さんは、各国の学者を個別に招いて開かれた座談会にそれぞれ出席して議論した。東アジアの学者が集うアジア史学会が生まれたのは、これで親しくなった中国の学者の依頼を受けた上田さんが各国の学者に呼びかけたからだった。 植民地支配のわだかまりも残る中で、率直に意見を述べ合うことができたのは、古代に中国、朝鮮半島からやってきた人たちを日本中心史観の「帰化人」ではなく、歴史的事実に照らして客観的に「渡来人」と呼ぶことを提唱した学問姿勢があればこそだったろう。
黙とうする釜石の菊池智哉主将(中央)ら=大阪市北区の毎日新聞大阪本社オーバルホールで2016年3月11日午前9時、大西岳彦撮影 選手宣誓は小豆島主将「やっちゃいました」 第88回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)の組み合わせ抽選会は11日、静寂の中で始まった。東日本大震災の発生から5年。大阪市北区の毎日新聞大阪本社オーバルホールは、追悼と復興を願う場になった。 午前9時。司会者が「1万5000人を超える尊い命が失われ、今も数多くの被災者が不自由な生活をしている。犠牲者の冥福を祈り、黙とうをささげたいと思います」と述べると、32校の主将や監督らが起立し、約1分間、目を閉じた。 津波で被害を受けた岩手県釜石市から21世紀枠で出場する釜石の菊池智哉主将(2年)は5年前、家族の安否が分からず、1人で絶望と不安の中で夜を明かした。沿岸部にあった自宅は流された。翌日に家族と再会。「震
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