米アップルは3月21日(現地時間)、新製品発表会を開催しました(写真1)。今回の発表会の中心となっていたのは、「iPhone」と「iPad」という同社の主軸商品です。しかし、今までの「完全新モデル発表会」とは、少し趣が異なっています。現在のアップルの「顔」とも言えるiPhoneとiPadの新製品からは、同社の今後の方針を見定めるための戦略がはっきり見えてきます。 今回アップルがどんな発想で新製品に臨んだのか、分析してみましょう。(ライター・西田宗千佳) プライバシー・エコ・健康、「スマホの持つ社会的責任」とは 今回、アップルは発表会の前半を「社会的な責任への対処」の説明に充てた、と感じています。 アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)は、まず「プライバシー」の問題から会を始めました。現在アップルは、米司法省との間で「iPhoneのロックを解除するソフトウェアの提供」について衝突し
全日本空輸によると、午前8時20分ごろ、同社のシステムに不具合が発生し、全国の国内線で搭乗手続きが行えなくなった。この影響で、欠航や遅延する便が相次いでいる。 同社の予約、販売、搭乗手続きを担うシステムが不具合を起こした。運航の安全に影響はないという。 同社では、2月24日午後にも、東京・羽田空港など全国の48空港で搭乗手続きのシステムに不具合が起き、約30分後に復旧した。カウンターや自動チェックイン機での手続きができなくなり、一部の便が遅れた。
今年度限りで廃止される船橋オートレースの最終レースが21日、同レース場で開催された。船橋は1950年に日本で初めてオートレースが開かれた「発祥の地」。約1万3千人のファンが来場し、65年の歴史に別れを告げた。 最終レースでは、選手会の船橋支部長を務める地元の永井大介選手(39)が優勝した。表彰式では目を潤ませながら、「最後に優勝できて本当に幸せ者。みんな家族みたいに温かい場所だったので、家に帰って来られなくなるみたいで本当に残念。ずっとここにいたい」と話した。 永井選手は2014年夏に船橋オートの廃止が発表されると、支部長として存続を訴える運動の先頭に立ってきた。終了後に開かれた閉場式では、存続を願う署名が13万人を超えたことにも触れ、「力及ばず今日という日を迎えてしまい、ファンのみなさまにおわびします」と述べた。 船橋では65年の間に、『ミスターオート』と呼ばれた飯塚将光氏ら多くの選手が
やったぞ、表彰台――。つくば市で開かれた「科学の甲子園全国大会」の競技最終日となった20日、初出場の県立並木中等教育学校のチームは、実技競技の生物分野で2位に入賞、総合でも8位に食い込んだ。持てる力を出し切ったメンバー7人は、晴れがましい笑顔を見せた。 表彰式で校名が呼ばれた瞬間、全員が天を仰いだ。1位じゃなかった……。2日目にあった生物の実技競技。課題として出てきたのは茨城名物の納豆だった。納豆菌のDNAを抽出し、STAP細胞騒動で話題になった電気泳動写真を撮る。 「学外の科学イベントでやったことがある」「授業で習った方法と組み合わせれば、できる」。実験手順の分業が見事にはまり、写真撮影にも1回で成功、全47チームのうち最短時間で結果を提出した。いける、と思った。「正直、1位がほしかったよね。どこかミスしたかな」。顔を見合わせて、にが笑いした。 初日の18日、パラシュートの… この記事は
プロ野球のDeNAは20日、チーム内で複数の選手が現金を出し合い、高校野球を対象にした「くじ」をしていたと発表した。高校野球を対象にした選手間の金銭のやり取りが発覚したのは、巨人に次いで2球団目となる。 球団によると、数年前からチーム内の約10人の選手が参加していた。参加費は1人1万円。支払った全員に抽選で出場校を割り振り、優勝校のくじを持っていた選手が全額を受け取る仕組みだったという。DeNAの三原一晃専務は「野球賭博の温床になり得る行為。モラル、意識の向上が必要だと痛感している」と話した。 また、約10人の投手が4万円ずつ出し、「勝ち星の貯金の数」や「打点」など項目を設定し、それぞれ年間成績の上位者に「祝儀」として分配していたことも明らかにした。練習中のミスや試合中の失策に対して千円程度の罰金を徴収する制度も選手間で決めていた。集めた罰金は懇親会で使っていたという。 三原専務はいずれの
安全保障関連法の成立から半年となった19日、関連法に反対する市民らの集会が東京・日比谷野外音楽堂であり、約5600人(主催者発表)が集まった。 法施行が今月29日に予定されるなか、「戦争させない・9条壊すな! 総がかり行動実行委員会」が主催した。市民団体「平和フォーラム」代表で実行委メンバーの福山真劫(しんごう)さん(68)は、野党の選挙協力の動きを評価した上で「参院選で改憲勢力による3分の2の議席確保を阻止する枠組みができた。あとは我々がどう闘うかだ」とあいさつ。高校生グループ「T―ns(ティーンズ) SOWL(ソウル)」メンバーの高校2年生、あいねさんは「家族や友人に安保法制の危険さを伝えることが大切。政権側が(改憲に必要な)議席の3分の2を取ったらどうなるか。次の参院選は重要」と訴えた。 民主党の枝野幸男幹事長や共産党の小池晃政策委員長も参加し、枝野氏は「それぞれの暮らしの中で皆さん
太平洋戦争の激戦地、硫黄島(東京都小笠原村)で19日、日米合同の追悼式が開かれた。元日本兵の出席は高齢化もあって数年前から途絶えていたが、今年は島の守備隊に食糧や弾薬を届けていた90歳の元海軍兵が72年ぶりに島を訪れた。 「多くの先輩たちが亡くなった。いつかは行きたかった」。沖縄県宜野湾市の仲里真義さん(90)。追悼式に出席した日米の関係者約270人の中で唯一の元日本兵として、島に眠る仲間に花をたむけ、手を合わせた。 戦争中は輸送艦の乗員として1943~44年、3回にわたって硫黄島に食糧や武器を運んだ。島の守備隊は慢性的な水不足と食糧不足に悩んでいた。仲里さんは、輸送艦を迎える兵士らの喜ぶ顔が忘れられない。配給のたばこの箱を船から投げると、「ありがとう」と手を上げて受け取ったという。 44年9月19日、乗っていた海防艦「五百島(いおしま)」が硫黄島に向かう途中、米軍の魚雷攻撃で沈没した。仲
文部科学省は18日、今春に卒業を予定する大学生の2月1日時点の就職内定率は87・8%だったと発表した。前年同期比1・1ポイント増で、5年連続の改善。同じ条件で比較できる2000年以降で最高だった08年(88・7%)に次ぐ高さとなった。 調査は62大学や短大、専門学校など計112校の6250人を抽出して実施した。大学の女子は89・3%(前年同期比1・0ポイント増)で、00年以降で最高。男子は86・5%(同1・2ポイント増)だった。 理系だけでみると、90・2%(同1・5ポイント増)で、2年ぶりに9割を超えた。文系は87・3%(同1・1ポイント増)。地域別で最高だったのは関東地区(91・8%)で、ほかは中部地区(87・9%)、近畿地区(87・7%)、北海道・東北地区(87・3%)、九州地区(80・9%)など。最低は中国・四国地区の80・1%だった。 一方、厚生労働省が発表した高校生の就職内定率
17日に発表されたリオデジャネイロ五輪のマラソン代表は、日本陸連の理事会で全会一致で承認された。福士加代子(ワコール)は、トラック種目で出場した2004年アテネ五輪から4大会連続出場で、マラソンでは初。34歳で五輪本番を迎える福士は、出場すれば、女子マラソンで日本勢の歴代最年長となる。名古屋ウィメンズ日本勢トップの田中智美(第一生命)と世界選手権7位の伊藤舞(大塚製薬)は初の五輪切符をつかんだ。 男子も選考会で結果を残した佐々木悟(旭化成)、北島寿典(安川電機)、石川末広(ホンダ)の30代の3人が順当に初の代表に選ばれた。「そわそわしていた」「身の引き締まる思い」。6人はそれぞれの思いを言葉にした。リオ五輪のマラソンは女子は8月14日、男子は閉会式のある8月21日に行われる。 福士加代子 福士はチームの寮がある京都市内で早朝に練習した後、日本陸連が18日に代表研修会を開く東京都内に移動した
17日午前9時55分ごろ、東京都台東区東上野1丁目の東京都民銀行御徒町支店に刃物を持った男が押し入り、現金約100万円を奪って逃げた。通報で駆けつけた警視庁上野署員が約200メートル先で住居、職業不詳の玉田俊介容疑者(32)を確保し、強盗などの容疑で現行犯逮捕した。行員や客にけがはなかった。 署によると、玉田容疑者は刃物を振り回して窓口のカウンターを乗り越え、行員から千円札の束で現金約100万円を奪って逃げた疑いがある。行員がカラーボールを投げて足に命中させ、追いかけた署員が拳銃を向けて警告し、逮捕した。 現場はJR山手線御徒町駅から東に約500メートル。東京都民銀行によると、支店には当時約20人の行員と客数人がいたという。
17日午前7時半ごろ、広島県東広島市志和町の山陽自動車道下り線八本松トンネル内で、車12台が絡む多重事故が発生した。東広島市消防局によると、2人が死亡し、71人が負傷した(午後0時半現在)。車5台が炎上し、午前9時50分ごろ鎮火した。 西日本高速道路(ネクスコ西日本)によると、八本松トンネルの下り線は全長844メートルで、片側2車線。 広島県警高速隊によると、事故はトンネル出口から約200メートル付近で起きた。西に向かっていたトラックが停車中の車に衝突して出火。追突された車両のうち1台が横転して出火したという。 県警や市消防局は、さらにトンネル内に取り残された人がいないか調べている。亡くなった2人のうち1人は、車内から焼死体で見つかったという。もう1人は40~50代の女性で、心肺停止の状態で救助され、搬送先の病院で死亡が確認された。県警がともに身元の確認を進めている。 ネクスコ西日本による
国際サッカー連盟(FIFA)は16日、ワールドカップ(W杯)開催国を決める投票などで、複数の理事が票を売って金銭を受け取った汚職行為があったことを公表した。W杯招致を巡る投票で、幹部が票を売っていたことをFIFAが認めたのは初めて。当時の理事らに渡った金銭の総額は、最低でも数千万米ドル(数十億円)に及ぶとFIFAは試算している。 2010年W杯の開催国決定を巡っては、04年5月の理事会で理事による投票が行われ、南アフリカがモロッコなどを破って招致を勝ち取った。FIFAが公表した文書によると、南ア側から当時FIFA副会長だった北中米カリブ海連盟のワーナー会長ら3人が投票の見返りとして、1千万米ドルの賄賂を受け取った。また、ワーナー氏らは同じ投票でモロッコからも100万米ドルの賄賂を提供されたほか、1998年W杯の開催国を決める際も、立候補していたモロッコから賄賂を受け取っていたという。 また
日本郵政は16日の取締役会で、体調を崩して入院中の西室泰三社長(80)が3月末に退き、後任に取締役で子会社・ゆうちょ銀行の社長を兼ねる長門正貢(まさつぐ)氏(67)が4月1日付で就く人事を正式に決め、発表した。昨年秋に株式上場してから5カ月で、経営トップが代わることになった。 長門氏は日本興業銀行(現みずほ銀行)出身。富士重工業やシティバンク銀行でも経営幹部を務めた。昨年5月にゆうちょの社長になり、国債が中心だった運用先の見直しを進めた。西室氏は取締役にはとどまるが、6月の株主総会で退く見通しだ。 日本郵政株の9割弱を保有して経営権を握る政府は、当社は新社長を社外から招くことも検討した。だが、適任者が見つからず、グループの利益の大半を稼ぐゆうちょ社長の昇格で落ちついた。 西室氏は東芝社長や東京証券取引所会長を務め、2013年6月から日本郵政社長。民主党から政権を奪還した自民党の安倍政権が、
いつも朝日新聞デジタルをご利用いただきましてありがとうございます。 朝日新聞デジタルでは、以下のページについて配信を終了させていただきます。 配信終了後は、これまでに配信した記事もご覧いただくことができなくなります。 【配信を終了するページ】 ■ロイターニュース 2023年2月26日(日)配信終了 ・経済 https://www.asahi.com/business/reuters/ ・国際 https://www.asahi.com/international/reuters/ ・芸能 https://www.asahi.com/culture/reuters/ ・マーケット・サマリー(東京、NY、欧州) https://www.asahi.com/business/stock/market-summary/ ■東洋経済兜町特捜班 2023年3月26日(日)配信終了 https://ww
プロ野球・巨人の4投手が野球賭博に関わっていた問題に続き、巨人の複数選手が自チームの勝敗を対象に金銭のやりとりをしていたことが14日、新たにわかった。同球団と日本野球機構(NPB)調査委員会が認めた。大観衆が見守る公式戦で組織的な金銭のやりとりが行われたことになり、改めて選手のモラルが問われそうだ。 球団やNPBは、昨秋の調査の段階でこの実態を把握していたが、球団は「NPBの判断に従った」と公表はしなかった。 球団によると、試合前にベンチ前で円陣を組んだ際に、声出し役の選手が「がんばろう」などと活を入れる。チームが勝った場合、声出し役が各選手から「ご祝儀」として5千円を受け取り、負けた場合は逆に千円ずつ支払う仕組み。2012年5月ごろから自然発生的に始まったといい、声出し役は野手と投手で1人ずつ。順番に担当して、1日で約6万~8万円を手にすることもあったという。 昨年11月の調査委の報告書
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