図1 ブート・マネージャの仕組み。パソコンの電源が入ると,最初にBIOSが実行される。BIOSはオレンジ色で表されたMBRに制御を渡し,MBRのプログラム領域に含まれたGRUB(stage1)が,ブート・マネージャ本体であるGRUB(stage2)を呼び出す。さらに別のブート・マネージャ(Windows Boot Manager)などに制御が移ることもある。 ブート・マネージャとはハード・ディスクの先頭領域に記録されたブート・ローダーから直接呼び出される小さなプログラムで,複数のOSをメニュー表示し,ユーザーの指示に従って起動し分ける働きを備えています。WindowsやLinuxではテキスト・ベースですが,商用のブート・マネージャにはGUIを備えたものも存在します。 標準として利用されるブート・マネージャは,LinuxではGNU GRUB(Grand Unified Bootloader)