【山本奈朱香】同性愛や性同一性障害の人にとって働きやすい職場を作るため、当事者を対象にしたアンケートを市民団体が行っている。3月末までに千人以上の回答を集めることを目標にしている。 アンケートをしているのは、レズビアンやゲイなどの頭文字からLGBTといわれる性的少数者の人たちと職場の問題に関する講演やコンサルティング業務をする市民団体「虹色ダイバーシティ」。海外に比べ、国内の企業での働きやすさを調べたデータが無かったため、独自に調査することにしたという。 職種や雇用形態とともに転職経験や職場の人間関係など20の質問項目に答える。職場で体験した差別的な言動や職場への思いなどは自由記述欄を設けた。 2月14日にアンケートを開始。475人分の回答を集計した中間報告によると、「職場でLGBTに関して差別的な言動がある/よくある」と答えたのは47・8%。転職経験者は58%だった。村木真紀代表(