ヒトラーと呼ばれたくない=虐殺したいのだ-比大統領報道官 【マニラAFP=時事】フィリピンのドゥテルテ大統領がナチス・ドイツ総統ヒトラーのホロコースト(ユダヤ人大虐殺)になぞらえ、麻薬犯罪者殺害に意欲を示した問題で、大統領報道官は1日、「発言がゆがめられている。大統領はヒトラーと呼ばれたいのではない。麻薬密売人300万人を虐殺したいと言ったのだ。次の世代やこの国を救うために」と釈明した。 発言に対しては米独両政府やユダヤ人団体から批判が相次いだ。国連のディエン事務総長特別顧問(虐殺阻止担当)も声明を出し「差別や憎悪、暴力を激化させ、犯罪行為を奨励する発言が広まり、組織化されていけば、行き着く先は人道に対する罪だ。言葉を自制せよ」と警告した。(2016/10/02-00:44) 【国際記事一覧へ】 【アクセスランキング】