DX(デジタルトランスフォーメーション)の進展とともに生成AI(人工知能)ブームなどで活気づく国内のIT市場。ただし、不安定な国際情勢が国内景気に悪影響を及ぼす可能性もある。今後の国内IT需要はどう動くか。富士通やNEC、NTTデータグループ(国内事業会社は「NTTデータ」)のITサービス大手3社が相次いで発表した2023年度(2024年3月期)第1四半期(2023年4~6月)の決算から受注状況に注目し、見通しを探る。 「デマンドは今後もしばらく強い状態が続く」(富士通) 富士通が2023年7月27日に発表したITサービスにおける第1四半期の国内受注状況は、全体で前年同期比118%と大きく伸長した。