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ブックマーク / prebuddha.hatenablog.com (6)

  • 図書館総合展2006 - 新・整腸亭日乗

    パシフィコ横浜で開催された「第8回図書館総合展」に行ってきた。11月21日(火)開催の二つのフォーラムに参加した。午前中は、「図書館の「壁」〜発展を妨げるものは何か?理想の図書館とは?」と題して、アカデミーヒルズ六木ライブラリーの小林麻美氏がコーディネイターを務める、いわば「理想の図書館をつくるための方法」を模索する目論見であり、事例報告として「武蔵野プレイス(仮称)」と「新日比谷図書館」について報告され、既存の図書館を超える発想、これまでの枠にとらわれない「理想の図書館」を目指す試みについて、論じられた。 東京隣接の武蔵野市の場合は、「滞在型図書館」であり「出会いと交流」がある「武蔵野プレイス」は、武蔵境駅前という立地条件を踏まえた「市民参加型」の<理想の図書館>を目指し、図書館の「壁」である、様々な要素、予算、人材、技術、設備、時間、空間、そして何よりも「発想を転換」する「意識」改革

    図書館総合展2006 - 新・整腸亭日乗
  • 『こころ』大人になれなかった先生 - 新・整腸亭日乗

    みすず書房の「理想の教室」シリーズの第2回配。石原千秋『『こころ』大人になれなかった先生』は、漱石の作品の重層性に迫る内容で、「理想の教室」を3冊読み、このシリーズがいかに読みやすく、刺激的でしかも面白いかに言及したい。 『こころ』大人になれなかった先生 (理想の教室) 作者: 石原千秋出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2005/07/09メディア: 単行(ソフトカバー)購入: 2人 クリック: 48回この商品を含むブログ (50件) を見る まず、冒頭に『こころ』のテクストの抜粋が置かれる。約50頁。一度読んでだいたいの梗概を知ってはいても、作品の細部にまで眼を向けないのが一般的な読み方だ。ところが、研究者レベルでは、『こころ』の解読をめぐっていくつかの見方があるようだ。 こころ (新潮文庫) 作者: 夏目漱石出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2004/03メディア: 文庫購

    『こころ』大人になれなかった先生 - 新・整腸亭日乗
    Hebi
    Hebi 2005/07/16
    みすず書房の「理想の教室」シリーズ
  • オーストリア国立図書館 - 新・整腸亭日乗

    朝日新聞6月12日(日)の「Be on Sunday」の、「奇想遺産」でオーストリア国立図書館が紹介されている。 高さ30メートル近いドームの下、左手を腰にあて、右腕をのばした神聖ローマ帝国皇帝カール6世の石像がそびえている。神々の姿を描いたフレスコ画が天を覆うように展開し、空間は壮麗の極にある。暗さに目が慣れると、像を囲む曲面壁が革表紙ので埋めつくされているのに気づく。 「えっ、これが図書館?」と思うのは、近代以降の常識にとらわれているためか。ウィーンの「オーストリア国立図書館」に足を踏み入れると、思い込みが音を立てて崩れていく。 学問や知識は清貧と隣り合わせではなかったか。理知と豪華絢爛(けんらん)な空間は両立しうるのか。・・・(中略)・・・ 18世紀初め、ハプスブルク家のホーフブルク(王宮)に出現した図書館は、バロックを代表する建築家エルラッハの手になる。空間は「知」と遠いところに

    オーストリア国立図書館 - 新・整腸亭日乗
    Hebi
    Hebi 2005/06/13
    よだれが。
  • 大航海 - 新・整腸亭日乗

    id:tatar氏が言及している『大航海No.55』(新書館、2005)は、「以心伝心」というべきか私も目次を眺めていたところだった。論客25人の選択に疑問を抱いたので、生年を調べてみた。現役が前提であるらしいが、25人の根拠が分からない。 No.55 特集 現代日思想地図 東浩紀(1971- ) 人間はいかに人間たりうるか 平田和久 小熊英二(1962-) 近代日の空間認識と「アジア」の相克 丸川哲史 斎藤環(1961-) 若者文化の精神分析 鵜飼大介 福田和也(1960-) 保守派論客のもう一つの相貌 藤龍児 斎藤孝(1960-) 身体文化と近代性 兵藤裕己 宮台真司(1959-) 生におけるリベラリズム 仲正昌樹 大澤真幸(1958-) 理想と現実の対立の向こうへ 北田暁大 大塚英志(1958-) 現代思想会最強の「いちびりスト」 荷宮和子 浅田彰(1957-) 「知」への切断

    Hebi
    Hebi 2005/06/09
    『批評の事情』と比べること
  • 恋は五・七・五! - 新・整腸亭日乗

    荻山直子の長編第二作『恋は五・七・五!』は、文系のスポ根ものという型破りでありながら、エンターテインメントの定石を踏まえた上質の作品になっている。「映画(イマージュ)=運動」「映画(イマージュ)=時間」理論(ドゥルーズ)からいえば、およそ動きのない「俳句」バトルを取り上げた時点で、アイデアの勝利といえるだろう。 高校生スポ根ものでは、『がんばっていきまっしょい』(磯村一路)や『ウオーターボーイズ』『スウィングガールズ』(矢口史靖)の系譜に連なるフィルムである。 俳句とは老人趣味であるという固定観念を打ち破る意味で、実際に愛媛県松山市で8月に開催されている<俳句甲子園>を背景に考えられたドラマ。 帰国子女で漢字が苦手な関めぐみ、でぶ・ブスのためチアリーダ−部を首になった小林きな子、関めぐみにあこがれるウクレレ好きの蓮沼茜、元野球部補欠の橋爪遼、写真部の細山田隆人の五人。だれもが俳句の何たるか

    恋は五・七・五! - 新・整腸亭日乗
    Hebi
    Hebi 2005/04/02
    文系スポ根もの『恋は五・七・五!』とは。おもしろそうです。
  • 酔画仙 - 新・整腸亭日乗

    イム・グォンテク『酔画仙』(2002、韓国)を観る。 水墨画のような風景が見える。中国の桂林や黄山などではなく、朝鮮半島の風景であり、それは、河のほとりであったり、畑の広がる平野であり、また湖である。それらの風景が、背景として『酔画仙』の主人公が旅で目にする光景になっている。 中国に影響を受けた山水画には、当然のようにある種の約束事があり、それを踏まえて、いかに、画家の個性を発揮できるがが、伝統的な絵画の世界である。 酔画仙ことチャン・スンオプ(雅号:吾園)の生きた時代は、日でいえば、幕末から明治、19世紀後半にあたる。朝鮮の近代化への時代に翻弄されながらも、自らの画を探求し続けた放浪の画家の伝記映画。 吾園(チェ・ミンスク)は、貴族出身ではなく、貧しい階層から己の画才を武器に、世間で認められ、やがて宮廷画家にまで出世する。吾園は、常に誰かのために、あるいは命令や依頼によって画を描いて行

    酔画仙 - 新・整腸亭日乗
    Hebi
    Hebi 2005/03/28
    >誰のために画を描くのかというのは、画家にとってきわめて重い問いであろう。
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