コンピュータ将棋の歴史はおよそ45年といわれている。プロ棋士の棋譜を元にプログラムを組み、何度も改良が重ねられてきたが、当初のコンピュータ将棋のレベルは、プロ棋士に勝てるものからはほど遠かった。 1990年代に普及したゲーム機用の各種将棋ソフトもお遊びの域を超えず、プロ棋士を脅かすようなレベルに及ぶことはなかった。僕が子供時代に遊んだ将棋ソフトも、人間を負かそうとする迫力よりも、かわいげすら感じられる力量であったことを思い出す。 「電王戦」の結果が示すテクノロジー進歩の速度
旅と世界のキュレーションメディア『RETRIP<リトリップ>』 海外の絶景情報から国内のおでかけ情報まで、編集部がピックアップした世界のワクワクやドキドキをわかりやすいまとめフォーマットで毎日お届けします。
日本製品の品質神話って、たしかに昔はあったのかもしれない。でも今は貯金を切り崩しているというか、その残り香が漂っている程度に過ぎない。そんな実感を、メーカーの中で働いていて持っている。ところが今でも「日本製品は品質がいい」と信じている人が少なくなく、同じようにメーカーの中で働いている人でも曖昧にまだ信じている人がいたりもする。 そんな品質神話がどうやって生まれて、どうやって消えつつある(消えた)のか、今の時点で思うところをメモ。 昔は暇だった 周りのおじさん(50代以上)の話を聞くと、今の方がだんぜん製品サイクルも早いし忙しいという。昔はあそこの部署なんて仕事ない日が結構あって勉強してたんだよ、等々。企画、開発、設計、製造、リリース。この流れに余裕があれば、それぞれのフェーズで検証したりブラッシュアップしたりできる。 ある目的を達成するための方法がA、B、C……とあって、真っ先に思いつくの
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く