ピンク地に白のハートが水玉模様のようにちりばめられた派手なスカート、ドクロマークが描かれたTシャツ…。10代後半から20代前半の女性が好みそうなファッションが今、おしゃれな女子小学生に大人気という。最近では、女子と小学生の頭文字を組み合わせた「JSファッション」という言葉が、子供向けファッション雑誌で頻繁に登場している。 JR大阪駅南側に建つ阪神百貨店梅田本店(大阪市北区)。6階の「ベビー・こども服売場」を見渡すと、他の百貨店の子供服売り場とは一線を画す品ぞろえに驚かされる。 通常、百貨店の子供服売り場ではクマやウサギなどをあしらった「母親が子供に着せたくなるような、かわいらしい服装」(阪急阪神百貨店)が主流だ。これに対し、梅田本店では中折れ帽やピンストライプ(細いしま柄)のスーツなどをそろえた「チャビーギャング」、ハート柄のキャミソールや鮮やかな色使いのエナメルバッグなどを扱う「ロニィ」