名古屋市の河村たかし市長の支援団体「ネットワーク河村市長」が市議会の解散を求めた直接請求(リコール)は24日、署名を審査していた同市選挙管理委員会の発表で、有効署名数が法定数の36万5795人分に届かないことが確実になった。 同日夕までに市内16区のうち15区で発表された有効署名数は計33万3741人分。残る南区の署名がすべて有効でも、法定数を下回る。市長の支援団体が提出した署名は46万5602人分(緑区が24日に訂正し8人増加)。署名の審査期限は当初10月24日だったが、市選管は有効性に疑いのある署名を再調査するため期間を1カ月延長。支援団体は延長は違法だとして名古屋地裁に提訴したり、市内で大規模なデモ行進をするなど反発した。