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ブックマーク / courrier.jp (9)

  • ヨハン・ノルベリ「社会正義の実現には、もっと多くの資本主義が必要だ」 | 長期的に見れば「成長こそがすべて」

    ヨハン・ノルベリ(50)は根っからの楽観主義者で、その主張を裏付ける論拠を持ち合わせている。古典的自由主義とグローバル化の熱烈な擁護者であるこの歴史学者は、ある意味、心理学者のスティーブン・ピンカーの系譜に連なり、「私たちは最善の世界に生きている」と主張する。 スウェーデン人のノルベリは、多くの人にとってシステムを推進する原動力である「利益の追求」を、「俗悪」なものだと考えている。彼が関心を寄せているのは、もっと「美しい」もの、つまり、より良い世界を創ることなのだ。 米ワシントンにあるシンクタンク「ケイトー研究所」のシニアフェローを務めるノルベリは、『資主義宣言』(未邦訳)という挑発的なタイトルをつけた新著で、「読者の注意を文化戦争から逸らし、私たちの未来にとって重要な問題へと引き戻す」ことを目指している。スペイン紙「エル・パイス」が彼にインタビューした。 ──あなたは、社会正義の実現に

    ヨハン・ノルベリ「社会正義の実現には、もっと多くの資本主義が必要だ」 | 長期的に見れば「成長こそがすべて」
    HiiragiJP
    HiiragiJP 2024/05/12
    課税が富を産まないって何いってんだこいつ。課税で紙幣を消さないと際限なくインフレするし、課税で富を再配分しなければ、低所得者が消費できなくなって資本主義がうまくいかなくなるんだが。
  • 経済格差を生んだのはグローバリゼーションではなく、「金あまり」だった | 英誌が分析、量的緩和政策の「功罪」

    金を増やせば「経済は上向く」と信じられた 「緩和」という奇妙なフレーズは、日で使われていた言葉だ。1995年、資産バブルを作り出した日銀は貨幣を印刷し、バブル崩壊後の不良債権を買い取った。ヴェルナーによると、これは「会計上の問題に過ぎない」のだ。 しかし、日銀が2001年3月に量的緩和政策を実施したときには、異なるアプローチが採られた。ジャンク級の金融資産ではなく、安全な国債を金融機関から買い上げたのだ。そうして市中銀行に融資を再開するための大量の資金を供給した。 通常の量的緩和政策は金利を下げることでなされ、金利によって経済を加速も減速もできる。事業は借り入れをもとに操業するからだ。景気が冷え込んでいる場合、中央銀行は金利を引き下げることで、企業は設備投資や雇用を増やせる。同時に、人々は住宅ローンや自動車ローンを組みやすくなり、支出が増える。そうすれば物価や賃金が急激に上昇し始めるかも

    経済格差を生んだのはグローバリゼーションではなく、「金あまり」だった | 英誌が分析、量的緩和政策の「功罪」
    HiiragiJP
    HiiragiJP 2024/03/30
    量的緩和自体は賛成だったが金持ちに再配分してるの何なんだと思ってた。財政出動をして下に再配分するべきだった。
  • 上げるか下げるか、議論が絶えない消費税についてどう考える? | 経済学者ガブリエル・ズックマンが答えます

    森永卓郎さん(経済アナリスト)からの質問 現在日では、コストプッシュ型のインフレで国民生活が困窮し、デフレ脱却に向かうことができません。多くの経済学者や政党が、一時的に消費税を引き下げるべきだと主張していますが、岸田政権や財務省は、消費税が社会保障の財源であるとの理由で断固拒否しています。この問題についてどう考えますか? 斎藤幸平さん(経済思想家・東京大学大学院准教授)からの質問 日リベラルには、社会保障費の財源として消費税増(18%)を唱える論者が一定数います。しかし、それはMMTなどの反緊縮派からの批判を呼び、またすでに生活が困窮している労働者階級からも反発が強いです。 ピケティが提唱するように、累進型の所得税と相続税の組み合わせがいいと私も思いますが、消費税分を賄おうとすれば、相当の最大税率が必要となり、これはこれで現実的には難しいです。そもそも増税というものを国民に納得させな

    上げるか下げるか、議論が絶えない消費税についてどう考える? | 経済学者ガブリエル・ズックマンが答えます
    HiiragiJP
    HiiragiJP 2024/02/13
    再分配しないと富の遍在が進んで経済が停滞するんよ。税制を変えて強力な再分配してよろしく
  • マイケル・サンデル「能力主義から離れ、仕事の尊厳について考えてほしい」 | 格差と分断を助長する「能力主義」

    能力主義にはダークサイドがある ベトナム戦争真っただ中の1971年、2400人のカリフォルニアの学生を前にロナルド・レーガンとの討論に挑んだ18歳のマイケル・サンデルは、早くも敗北から教訓を得た。現在ハーバード大学で政治哲学を教えるサンデルは、そのときの様子をこう振り返る。 「私は高校時代に培った最高のディベートスタイルでレーガンに容赦なく質問を浴びせましたが、まるで暖簾に腕押しでした。レーガンはどんな質問も軽くかわし、ユーモアたっぷりに自分の見解を披露しつつも、長髪の若造に敬意を払うことを忘れませんでした。 そのときの経験から学んだのは、政治的なディベートは議論の中身で勝つことが主眼ではないということです。ディベートの核心はレトリックであり、耳を傾けることであり、人間的なレベルで相手とつながることなのです」 以来、その教訓がサンデルのディベート手法を形成している。サンデルはそのキャリアの

    マイケル・サンデル「能力主義から離れ、仕事の尊厳について考えてほしい」 | 格差と分断を助長する「能力主義」
  • 各紙のレビューは? ピケティ新刊『資本とイデオロギー』 | 日本語版が出る前に、主な論点を整理しよう!

    世界累計250万冊を売り上げたベストセラー『21世紀の資』(みすず書房)のトマ・ピケティの新刊『資とイデオロギー』(未邦訳)が、2019年9月にフランスで発売された。 世界的に有名な経済学者の新刊とあって、刊行直後から注目を集め、フランスの「ル・モンド」紙や英「デイリー・テレグラフ」紙などフランス国内外のメディアで、賛否がさまざまに論じられている。 『資とイデオロギー』を一言でまとめると 『21世紀の資』に続き、今回も原書で1200ページ以上もある大著だが、発売に合わせピケティ人が週刊誌「ロプス」のロングインタビューに応じ、内容をわかりやすく紹介している。 それによると、今回のは、前著で十分に取り上げなかった「格差を成り立たせるイデオロギー」について論じたものだという。 その主張を一言でまとめると、格差は自然なものではなく、イデオロギーと政治によって作られたものである、となる。

    各紙のレビューは? ピケティ新刊『資本とイデオロギー』 | 日本語版が出る前に、主な論点を整理しよう!
    HiiragiJP
    HiiragiJP 2019/11/10
    相続や投資で豊かさが継承されることをデータを集めて実証したピケティに対して、「そうではない人もいる」と反論するのはいかにも月並みで筋が悪い。統計学が常に受ける感情的な反発と変わらない。統計には統計を
  • 輸出もされてない「28年前のニッサン車」が英国でブームに | 「何あれ、かわいい!」 生産数2万台のあのクルマが…

    それは、最も愛らしいクルマかもしれない。このクルマが走っていくと、人は笑顔になる。指をさし、手を振って、「かわいい」という言葉を何度も口にし、それから「あれ、何なの?」と訊くのだ。 日産「フィガロ」は、小さな車体で、ほとんど漫画のようなデザインをしていて、よく目立つ。イギリスではたびたび目にするため、ごく最近の超人気モデルのように見えるだろう。 だが、その推測はまったくの的外れだ。 むしろフィガロは古いクルマだ。1991〜92年に販売されていた車種で、当時、海外への輸出はなかった。つまり、世界的にフィガロがたくさん走っている街など、まったく存在しなかったのだ。 しかし、イギリスではいま、このエキセントリックで小さなオープンカーが数千台も走っている。いったい何が起きたというのだろう? 消滅した英ブランドたち イギリスにはこれまで、フォードやゼネラルモーターズ、クライスラーのような大手国産メー

    輸出もされてない「28年前のニッサン車」が英国でブームに | 「何あれ、かわいい!」 生産数2万台のあのクルマが…
  • #07 アメリカで日本の「エロマンガ」を出版する「FAKKU」とは? | 椎名ゆかり「アメリカ“MANGA”人気のいま」

    からはアクセスできない「18歳未満禁止の大型会員制サイト」がある──。 そこでは日の成年コミック英語版が読み放題となっており、数十万規模の有料会員を抱え、さらに紙の単行も続々刊行しているという。椎名ゆかり氏がその創業者との接触に成功。ビジネスの秘密に迫った。 2018年2月、日における2017年のマンガ市場について、出版科学研究所が「単行電子書籍の売り上げが初めて紙を上回った」と発表しました。 一方、電子書籍が日に先駆けて普及したアメリカの2016年統計によれば、日MANGAも含む米コミックス市場全体における電子書籍の売り上げはおよそ8%。 ここ1年ほど伸びていると伝えられるものの、アメリカのコミックス市場はまだ紙媒体に大きく依存しています。 アメリカでも日MANGAに限定すれば、電子版の割合はもう少し高くなると推測できますが、この構造は劇的に変わらないと思われます。

    #07 アメリカで日本の「エロマンガ」を出版する「FAKKU」とは? | 椎名ゆかり「アメリカ“MANGA”人気のいま」
    HiiragiJP
    HiiragiJP 2018/06/14
  • 女がキャリアも家庭も…なんてやっぱり無理でした!

    アジア班のK川です。 7月号のW杯特集は、もうお読みいただけたでしょうか? 6月に入り、大会の開幕がいよいよあと1週間に迫ってきました。 世界中が熱狂するサッカーの祭典。 今回は、スター選手たちだけでなく、開催地の南アフリカも注目されています。 治安の悪さ、人種差別、未発達なインフラ……。 そんなあまり良くない噂が聞こえてくる南アフリカですが、実際はどうなのでしょうか。 そこで、現在南アフリカへ乗り込んで取材しているライターの竹田聡一郎氏に、明日から大会が開幕する11日まで、このブログで現地リポートを掲載していただきます。 題して、「南アフリカの街角から」。 竹田さんが肌で感じた“当の南アフリカの姿”を紹介していただく予定です。

    女がキャリアも家庭も…なんてやっぱり無理でした!
  • 「ブータン国民の97%が幸せ」に、待ったを言いたい。 « クーリエ・ジャポンの現場から(編集部ブログ)

    デスクの増谷です。 ルポ「ブータンは当に『幸せな国』なのか」(P.106-111)は、お読みいただけましたでしょうか。せっかく現地取材をしてきましたので、もう少しだけこぼれ話にお付き合いいただきたいと思います(前回のブログはこちら)。 記事中では、「あなたは幸せですか」という質問に対して97%のブータン国民が「はい」と答えたとされる2005年の国勢調査について、「いくつか問題点も指摘されている」と書きました。そして、2010年にはその割合が41%へ「激減」とも書きました。具体的にどういうことか、誌では紙幅の都合で詳しい内容を書けませんでしたので、少し補足したいと思います。 ブータンについて語るとき、この「97%」という驚異的な数字だけが一人歩きし、その「幸せ」伝説を作り上げるのに一役買ったことは間違いありません。実際、多くのマスコミで、この数字が喧伝されてきました。 ですが、こ

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