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ブックマーク / p-shirokuma.hatenadiary.com (15)

  • 努力しているか否かでなく、努力でアタリを引ける確率・努力できる回数が問題ではなかったか - シロクマの屑籠

    blog.tinect.jp 恵まれているか、恵まれていないか。 命がけといえるほど努力しているか、努力していないか。 努力するポテンシャルがあるか、努力するポテンシャルがないのか。 これらは相対的で、総論的すぎて、細やかさを欠いた比較ではある。 とはいえ親の年収文化の多寡、心理的サポートや社会的サポートの有利不利の総合として、恵まれた環境で育ったと言える人・恵まれない環境で育ったと言える人はいるだろうし、その差異、その競争上の不平等を巡って不満や苛立ちの声があがるのも自然なことだと思う。 恵まれた環境で育った人が努力してないと思っている人は、そんなに多くないのでは 上掲リンク先によれば、スタンフォード大学に入り、かつ書籍を出版した人に関して、(今は消去されている)Amazonのコメントがトリガーとなってブーイングがネットに木霊したという。 そうしたブーイングのなかにも「努力している

    努力しているか否かでなく、努力でアタリを引ける確率・努力できる回数が問題ではなかったか - シロクマの屑籠
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    HiiragiJP 2024/03/31
  • 「不快な奴をブロックして構わない」社会と「アライさん」界隈 - シロクマの屑籠

    個人の幸福は「お金」ではなく「不快なやつは全員ブロック」で実現される。 | Books&Apps 上掲リンク先は賛否両論のありそうな内容だが、読んで自分の考えを練るのに向いていると思う。これを読み、2019年にtwitter上で湧き出した匿名の「アライさん」界隈のことを私は思い出した。 「アライさん」界隈とは、2019年の春ごろにtwitter上に無数に現れた、「○○なアライさん」を名乗る匿名アカウント群だ。アニメ『けものフレンズ』に登場する、ちょっと不器用なアライさんというキャラのアイコンや語り口を借りている。 ねとらぼの紹介記事では、アライさんを以下のように記している。 ・借金の返済に苦しむアライさん ・ギャンブルがやめられないアライさん ・大学を中退したアライさん ・薬物依存のアライさん ・性風俗店で働くアライさん etc... Twitterにおけるアライさん界隈(かいわい)は、と

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    HiiragiJP 2020/01/09
  • 「長生き」=「豊かさ」なんですよ、わかっているんですか - シロクマの屑籠

    takasuka-toki.hatenablog.com リンク先は、ツッコミどころが多いけれども総論としては的を射ているなぁと思った。すごくブログ的な文章だと思う。 さておき、リンク先への反論として「だけど貧乏な高齢者のほうが多いんですよ」というのは定番である。実際、高齢者同士の貧富の格差は著しく、老老介護を余儀なくされている家庭や無資格施設に“収容されている”高齢者の経済事情は厳しい。 だからミクロな個人の問題としてみるなら、リンク先の「高齢者は列強諸国」「若者は植民地」という表現は誤りと言わざるを得ない。 しかしマクロな世代の問題としてみるなら、「高齢者は列強諸国」「若者は植民地」的な要素は否定しきれないと思う。 みんな「長生き」=「豊かさ」を忘れてしまっている 貧しい生活をしている高齢者もたくさんいるのに、なぜ、私は「高齢者は豊か」と書くのか。 理由のひとつは、高齢者同士の格差は将

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    HiiragiJP 2016/07/13
  • 「社会に通用する奴」は多様化しなかった - シロクマの屑籠

    「そんなんで、社会で通用すると思っているのか!」 通勤途中、ガソリンスタンドなどで朝礼をやっているのを見かけるたび、私はこの言葉を思い出す。滑舌の良い声で社訓らしきものを読み上げる二十代の社員達。営業時間にはキビキビと動き、表情も明るく、「ありがとうございましたー!」という声も淀みない。 就活スーツを着た大学生達も「そんなんで、社会で通用すると思っているのか!」を思い出させる。皆、同じような恰好をして、茶髪で就活する者など滅多にいない。20世紀の終わり頃、就職氷河期が叫ばれていた頃の大学生達は、あんなに均一な恰好だったろうか? 金髪、茶髪、(男性の)長髪、いろいろあったではなかったか? 今では「そういう格好では就活では通用しない」と周知されている、ということなんだろうか? よく、「日社会は価値観が多様化した」と言われる。私生活や家族構成は多様化したし、好きな漫画や視聴している番組といった

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    HiiragiJP 2016/04/12
  • 自由を削ってブログを書くか、自由になるためにブログを書くか - シロクマの屑籠

    http://lkhjkljkljdkljl.hatenablog.com/entry/2013/02/13/233709 http://anond.hatelabo.jp/20130209201645 ブログが主人か?それとも“なかのひと”が主人か? 私は“なかのひと”こそが主人であって、ブログは“なかのひと”に仕えるものだと思っている。だからブログのキャラが一人歩きして“なかのひと”が疎外されるような事態は避けてきたし、書きたいことが書けるインターネットが続けられるよう、意識しながらブログを書き続けてきたつもりでもある*1。 もちろん、世の中には「飯をうために」敢えてブログやキャラを一人歩きさせる人もいるだろうし、そういうプロを非難する資格は私には無い。それでも私自身は、「お前はこういうキャラなんだからこういう風に振舞え・振舞えないなら俺が許さない」的な、キャラ優位な人間観が嫌いなの

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  • なんで、さやかの十六茶だけ売れ残ってるんだろ? - シロクマの屑籠

    魔法少女まどか☆マギカ ねんどろいど美樹さやか (ノンスケール ABS&PVC塗装済み可動フィギュア) 出版社/メーカー: グッドスマイルカンパニー発売日: 2012/04/24メディア: おもちゃ&ホビー購入: 8人 クリック: 131回この商品を含むブログ (12件) を見る こないだローソンに寄った際、十六茶に『まどか☆マギカ』のストラップがついているキャンペーンを思い出した。いそいそとお茶売り場に向かい、覗いてみると、なんと、さやかのストラップが付いたお茶だけが大量に売れ残っているではないか!うわー残酷だ! ここで疑問に思った。 さやかって、そんなに不人気なキャラクターだったっけ? 第一話から登場し、第四話〜第八話までは主役と言って良いほどクローズアップされていたさやか。第八話の悲愴に胸を打たれた人も多かった筈だ。それなりに愛嬌もある。なのに、どうしてさやかの十六茶だけが売れ残って

    なんで、さやかの十六茶だけ売れ残ってるんだろ? - シロクマの屑籠
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    HiiragiJP 2012/09/08
    あのシロクマ先生によるすげえ真面目なアニメの考察である。さやかが実にフツーの女の子である点も男性票を取れない理由であろう
  • "叩いて構わない奴はとことん叩く"空気と、いじめの共通点 - シロクマの屑籠

    ネットを眺めていてふと気付いた。 現在、日のメディア上では、ネットであれテレビであれ「バッシングを公認されるような過失・落度のある相手は、どれだけ叩いても構わない。その際、相手がどうなるかは配慮しなくて構わない。それが社会だ」という風景がリピート再生されている。なにか不祥事や事故があったら、法的責任が問われるだけでなく、責任者は罵倒され、土下座させられる。法的責任を追求するのとは別に、“感情を納得させる”ために罵倒すること・土下座させることを、社会正義とみなすような空気ができあがっている。もちろん、そうした罵倒や土下座に警察が口出しをすることはないし、マスメディアも何わぬ顔で報道する*1。バッシングが公認される大義名分がある限り、責任者が唾を吐きかけられてもしようがないよねー、という不文律ができているらしい。 インターネット上での“炎上”も似ている。失言・過失・違法行為があったと判明し

    "叩いて構わない奴はとことん叩く"空気と、いじめの共通点 - シロクマの屑籠
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    HiiragiJP 2012/07/06
    人が安全な立場から他人を攻撃したがる現象、という点だけ共通してると思う。大人は自らの評判を守るために社会正義に反しているという大義名分や匿名性を必要とするが、子供は単純に気が弱い人をイジメる
  • 相手の心を試しているうちは、その人を愛せないよ。 - シロクマの屑籠

    恋人が自分をどう思っているか。 配偶者が浮気不倫をしていないか。 親友が自分に嘘をついていないか。 そういう確認作業と称して、親しい人に踏み絵を踏ませる人がいます。パートナーが当に愛してくれているのか、理科実験をやるように確かめる人がいます。なぜ、そういう事をしてはいけないのしょうか? 人の心を試してはいけないのはなぜか。 - 続・はてなポイント3万を使い切るまで死なない日記 上記リンク先の人は、理系的に考えて、合点のいく答えにたどり着いたようです。そしてはてなブックマークに寄せられた感想を眺めてみると、(株)はてな代表取締役のid:jkondoさんまでもが「素晴らしい」とコメントしていらっしゃるので、たぶん、素晴らしいんでしょう。でも、どのあたりが「素晴らしい」のか、私にはピンときませんでした。 もちろん、合理的に考えようとすることはいいことです。私だって、合理的に考えるのは嫌いじゃ

    相手の心を試しているうちは、その人を愛せないよ。 - シロクマの屑籠
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    HiiragiJP 2012/06/30
    残念ながら簡単に無償の愛を注ぐ人が報われるようにはこの世界は出来ていないのだ。愛は盲目であり、恋とは二人で愚かになることと言うようにそれが幸せへの道標ではない。
  • 全能感を維持するために「なにもしない」人達 - シロクマの屑籠

    ここ最近、「価値のあるボク」「価値のあるアタシ」といった肥大した自己イメージを、いつまでたっても抱えている男女がそこらじゅうに溢れています。つまり、全能感を捨てきれない大人達が増えているわけですが、彼らが全能感を維持するメカニズムについては、あまり取り沙汰されていないようです。 この文章では、全能感を維持したい・いつまでも子どもの王様のままでいたい人にありがちな、二つの処世術を確認してみます。 1.自分が得意な分野で、全能感を何度も確認する ひとつめは、ごくオーソドックスな方法。 自分の優秀さや自分のバリューを確認しやすい場所で、それを反復的に確かめる、という方法です。ここに書いたように異性をひっかけて自分の価値を確認する人もいれば、ネットゲームtwitterで優秀さや有能さを確かめたがるタイプの人もいます。この際どこでもいいから、とにかく自分が優秀でいられそうなフィールドをみつけ、自分

    全能感を維持するために「なにもしない」人達 - シロクマの屑籠
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    HiiragiJP 2012/06/28
    人生には是々非々が大切だと思うよ
  • 大半のお年寄りは「若いのに迷惑をかけたくない」と思っているのに…… - シロクマの屑籠

    404 Blog Not Found:備忘録 - そもそもなぜ老は敬われてきたのか 「お年寄りを見殺そう」という第三極の政治勢力: やまもといちろうBLOG(ブログ) 最近、真面目そうな顔写真が入ってイメージチェンジした『やまもといちろうblog』と、アルファブロガーの小飼弾さんの『404 Blog Not Found』に、リンク先のようなディスカッションが出てきました。twitter等でたくさんの意見が寄せられているのを観るにつけても、そろそろ時代の潮目なのかな、と思わずにはいられません。昨今の高齢化・少子化を巡る情勢や時代の閉塞感を思うにつけても、「お年寄りどころじゃない。それより子育てを。未来を。」的な意識が高まってくるのは当然といえば当然でしょう。 もちろん私も、そういった話題に強い関心を持っていますし、そういう目線でメディアを眺めています。また、こうした社会全体の【お年寄り/子育

    大半のお年寄りは「若いのに迷惑をかけたくない」と思っているのに…… - シロクマの屑籠
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    HiiragiJP 2012/06/28
    戦前世代はともかく、これから老人になる世代が、子孫のためによろこんで生活レベルを落とせるとは思えないがね。今の年寄でさえ、社会保障削減には厳しいのに
  • 自分が好きになるために、何が必要か (2012年1月中間報告) - シロクマの屑籠

    あれから10年、そしてこれからの10年 - 正義と微笑 十年以上前から、私は「自己侮蔑や劣等感の強い人が自分を好きになるための方法」を探し続けてきた。 しかしこの問題を学びはじめて気付いたのは、思春期にかかる“はしか”程度の軽い事例もあれば、パーソナリティ障害や発達障害といったハンディを背景に抱えた難しい事例もあり、深刻度のまちまちな人がいる、ということだった。 自分自身のことを嫌っている人のなかには、十年単位で自己嫌悪を抱いている人もいる――三十代を迎えても・良い職業に就いても・伴侶や家庭を持っても、自分のことが好きになれないまま人生を歩んでいく人が、世の中には案外たくさんいるようだった。“自分が好きになるためのライフハック”的な気休め書籍が流通しているのも、それだけ、自己嫌悪や劣等コンプレックスの類が変化しにくいのだろう。 では「自分のことが嫌い」という心境を、「自分のことが満更でもな

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  • 「十年後に懐かしいと思える今を、今のお前が創るんだ!」 - シロクマの屑籠

    ログイン - はてな リンク先の文章は、ケータイからインターネットを使い始めた世代の人が書いたものという。“昔は良かった”と懐古する中年ネットユーザーなら幾らでも見かけるが、若い世代が、過去のインターネット風俗を“手の届かない黄金時代”のようにまなざすケースがあるのかと、ちょっと驚いた。 リンク先のid:opitziuさんは、十年以上インターネットで文章を書き続けている人々と自分自身を比べたうえで、「自分は、彼らのようにはなれない」「文才の無い凡人なんだ」的に結論づけているように見えた。しかも“古き良きインターネットに憧れている”という。これらが勿体ない考え方のように思えたので、言及することにした。 「ネットで長文を書く」には当に才能が必要なのか id:opitziuさんは、以下のように自己規定している。 ぼくは、「普通」の基準が上がっていくインターネットでも、「「死んだ」と言われるイン

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  • 勉強できる人しか便利に暮らせない社会 - シロクマの屑籠

    いまの日人は、とても便利な世の中を生きている。 コンビニもインターネットもあるし、自分の人生もだいたい自由に選択できる。医療も治安もハイレベル。昔の人が見たら、さぞ羨ましがるだろう。 そのかわり、賢くないと――あるいは勉強しないと――何もできない時代になってしまった。 事務職に就きたいと思ったら、ワードエクセルは当たり前。子育てしようと思った未来のおかあさんも、子育てを一から勉強して、何が安全で何が危険か、自己判断しなければならない。行政サービスを利用する際も、あの煩雑な手続きを理解して申し込むのは一苦労だ。便利さにアクセスするためのハードルは、見えにくいところでとても高くなっていて、その恩恵に与れるのは、自分で調べて勉強できる人・賢い人だけだったりする。賢くない人・勉強もしない人ほど、自由選択の範囲は狭くなり、日常生活のリスクも回避しづらくなる*1。だから冒頭の文章は、正確には「いまの

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    HiiragiJP 2011/11/01
    昔は良かった式の憧憬に聞こえますね。かつては選択肢が無かっただけです。調べるだけリターンが期待できる今より良い時代だったとは思えない。特に多数派のやりかたに合わせさせられていた少数派にとっては
  • ガンダムよりジムを選んだ精神医学 (例え話) - シロクマの屑籠

    http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/archives/558 上記の、統計についての文章を読むうちに、ふと、ガンダムになぞらえた精神医学の歴史の話を連想してしまった。 (あくまで例え話です) 昔の精神医学、特に精神分析系の精神医療は、ガンダムやジオングや指揮官用ゲルググに喩えたくなるような、精巧な治療理論を丹精込めて造りあげてきた。フロイト、エリクソン、ウィニコットなどといったエースが登場して優れた成果を示し、自分達の治療理論をカスタマイズしていた。偉大なエース達が死んだ後も、弟子から弟子へ「お前ら、アムロやシャアを見習え!」とばかりに、エースのなんたるかを一子相伝するのが慣わしだった。 けれども、ガンダムや指揮官用ゲルググなんて、よっぽど素養に恵まれた人でなければ乗りこなせないし、精神科医の誰もがニュータイプ精神科医になれるわけでもない。ニュータイプ精神科医に

    ガンダムよりジムを選んだ精神医学 (例え話) - シロクマの屑籠
    HiiragiJP
    HiiragiJP 2010/09/11
    それ以前に精神分析医学は宗教であって、自分たちが選ばれたガンダムだと信じていただけなのでした
  • 褒められ慣れていない人の悲劇

    よく“褒めるのは難しい”といいますが、実は“褒められるのもけっこう難しい”っていう話。 上司に評価された時。 誰かに好きだと言われた時。 ありがとうと言って貰えた時。 「べっ別に、あ、あんたなんかに評価されたくて、やったんじゃないんだからね!」 と自己弁解したくなってしまう人や、黙って俯いて赤くなっている人って、巷にも案外いるんですよ。なんというか、褒められたら情緒的にパニクってしまったり、いたたまれなくなってしまう人。 これがアニメに出てくるキャラクターなら、かわいいツンデレですねで済む話ですが、現実の人間の場合、褒められるたびにパニクっているようでは大きなハンディになってしまいます。褒められてもモチベーションが確保できないどころか、やがて、褒められるのを避けるべく屈折したパーソナリティを身につけてしまうかもしれません。 「褒められたら、褒められた分だけモチベーションが得られる」ってやつ

    褒められ慣れていない人の悲劇
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