全国の15歳未満の「子ども人口」は1649万人で、前年より15万人減ったと総務省が4日、発表した。32年連続の減少で、統計がある1950年以降の最低を更新。総人口に占める割合は12・9%だった。 「こどもの日」にちなみ、同省が国勢調査などから4月1日時点で推計した。男子は844万人、女子804万人。年齢別では12〜14歳が355万人、9〜11歳340万人、6〜8歳320万人、3〜5歳317万人、0〜2歳316万人だった。 総人口に占める子どもの割合は1950年は3分の1を超えていたが、第2次ベビーブーム期(71〜74年)を除いて低下が続き、97年に初めて65歳以上の割合を下回った。 都道府県別(昨年10月現在)では、沖縄の17・6%が最高で、秋田の11・1%が最も低い。同省は「沖縄は親世代の割合が高く、秋田は高齢者の割合が高いことが影響しているのではないか」という。前年より子どもが増