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ブックマーク / mametter.hatenablog.com (19)

  • Rubyの全バージョンで動くQuine - まめめも

    このプログラムは、Ruby 0.49(1994年リリース)からRuby 3.2.1(今月リリース)まで、現在確認されているすべてのCRubyで動作するQuineです。 eval($s=("t='eval($s=('+d=34.chr;s=3 2.chr+$s*i=8;v=$VERSION||eval('begin;v=V ERSION;rescue;v||RUBY_VERSION;end');f=('?'*8 +'A|'+'?'*20+'G?c'+'?'*15+'A@CXx@~@_`OpGxCxp@~pO xS|O~G?c?q?xC`AP|q?x_|C_xC_xO@H@cG?G?qA|_|_`GCpOxC|H NFccqq@`_|OF@`?q?x_@x_x_`GB`O``O~G?C@qCxCxP@D@|G~C?pO|C? pO|C?AP|A~HNN`ccxC|Q@L@B"+"GpGpc@p

    Rubyの全バージョンで動くQuine - まめめも
  • Go言語の不満 - まめめも

    ちょっとバイナリ配布したいツール↓があったので、Go言語と戯れました。 zenn.dev ほぼはじめてGoを使ったので、にわかほど語りたがる法則に従って、Go言語の感想を書きます。 新しい言語にふれたときは、できることには気づきにくく、できないことに気づきやすいので、不満が多めです。主な比較対象はRuby、C言語、JS/TS、Rustあたりです。 よかったところ ひとことで言えば「便利になったC言語」という感じでした。結構低レベルなAPIも揃っていてよかった(デーモン化が素直にできなかったこと以外)。 Rustと比べたらストレスフリーです。思った通りに書くだけでとりあえず動いてくれる。すばらしい。 見た目はあきらかに長くてダサいですが、こだわりを捨てて割り切って書けると言えなくもない。 配布しやすいシングルバイナリが作れるのはやはりよい。今回Goを選んだ理由がこれ。 細かいカプセル化がむず

    Go言語の不満 - まめめも
  • 6x6リバーシの神 - まめめも

    絶対に勝てない6x6リバーシを作りました。あなたは黒番、AIが白番です。 絶対に勝てない6x6リバーシを作りました! ぜひ挑戦してみてくださいhttps://t.co/Ul5n3q9jMp— Yusuke Endoh (@mametter) December 30, 2021 これは何? 6x6の盤面のリバーシは後手必勝 *1 であることが知られています。 このAIは白番(後手)で完璧にプレイします。つまり黒番のあなたは絶対に勝てません。無力感を楽しんでください。 技術的な話 このAIWebAssemblyになっているので、全部あなたのブラウザの上で動いてます。真のサーバーレスです。 AIのソースコードはRustで書きました。わりと堅実なゲーム木探索になってます。UIは普通にTypeScriptとthree.jsで実装しました。 github.com 作った順に説明します。 盤面の表現

    6x6リバーシの神 - まめめも
  • WSL2 + subsystemctlの設定メモ - まめめも

    WSL2 + subsystemctlの設定メモ WSL2のおかげでLinuxからWindows移住できました。WSL2はデフォルトでsystemdが動いていないので、genieを使うのが定番ですが、自分はsubsystemctlを使っています。subsystemctlの設定方法はあまり見かけないので、メモを残しておきます。 インストール コンパイルからインストールまでのコマンドを一気に書きます。 sudo apt-get install cargo systemd-container binfmt-support git clone https://github.com/sorah/subsystemctl.git cd subsystemctl cargo build --release sudo install -m6755 -oroot -groot ./target/relea

    WSL2 + subsystemctlの設定メモ - まめめも
  • Rubyと型についてのポエム - まめめも

    zenn.dev matz はじめコミッターの型に対する姿勢にも疑問を持っています。 というご意見が自分に刺さった気がしたので、他の話題はともかくこの点に関してだけ、ポエムを書きます。 「Rubyに型が欲しい」というのは、「もっと速い馬が欲しい」だと思っています。意味を知らない人は ヘンリー・フォード もっと速い馬が欲しい で検索してください。 これは批判でも皮肉でもありません。みんなが馬の乗り方を知っている世界では、誰も乗り方を知らない自動車より、速い馬のほうが確実で合理的です。まして、自動車が当に実現できるかどうかわからない段階では。なので、他言語で型注釈を書くことによるプログラミング体験が良いと思った人が、それをRubyでも享受したいと思うのは自然だと思います。実際、Steep や Sorbet は Ruby でそういうプログラミング体験を提供することを目指していて、すでにある程度

    Rubyと型についてのポエム - まめめも
  • 設定情報をエレガントに管理する方法(解決なし) - まめめも

    アプリケーションにはいろいろ設定があるものです。一般的な例では、production / development のようなモードや、ログレベルなど。プログラムを書くとき、こういうデータをどのように管理しますか? 大きく 2 種類の書き方があると思います。 グローバル変数(やそれに類するもの)に入れる クラス生成時にコンストラクタに引き回す どちらも一長一短があると思っています。 1. グローバル変数に入れる たとえば、$config = { mode: :development } などとするだけ。 Rubyの場合、グローバル変数だけでなく、定数に入れたり、クラスメソッドにしたり、singletonライブラリを使ったり、スレッドローカルストレージを使ったりするのもこの分類に含めます。 長所 記述がとても簡潔 設定の追加が簡単 短所 グローバル変数を使うことに罪悪感がある 1 つのプロセスで

    設定情報をエレガントに管理する方法(解決なし) - まめめも
  • rubygems を 1.5 倍に高速化した方法(stackprof --d3-flamegraph の使い方) - まめめも

    タイトルは釣りです。明日 ISUCON 10の予選があると小耳に挟んだので、Ruby で参加する人が絶対に抑えておくべき? Ruby 高速化の tips をひとつ。stackprof --d3-flamegraph のご紹介です。 例題 ちょうど今日、gem install aws-sdk にかかる時間を 37 秒から 24 秒ほどに高速化しました。 変更前: $ time ruby -I lib bin/gem install --no-doc aws-sdk Successfully installed aws-sdk-3.0.1 1 gem installed real 0m37.104s user 0m36.952s sys 0m0.333s 変更後: $ time ruby -I lib bin/gem install --no-doc aws-sdk Successfully

    rubygems を 1.5 倍に高速化した方法(stackprof --d3-flamegraph の使い方) - まめめも
  • カロリーメイトリキッドのQuineを書きました - まめめも

    縁あって、カロリーメイトリキッドのプロモーション用にちょっとした Ruby プログラムを書かせてもらいました。 www.otsuka.co.jp ↑のリンクを開いて、cd .Quine したところにある CML_quine.rb がそれです。 cat CML_quine.rb とすると中身が見えます。ruby CML_quine.rb すると動きます。 CalorieMate-Liquid-Quine 実行してみましたか?サイト上で気楽に実行できるので、ぜひ試してみてください。 これがどういうプログラムなのか、簡単に解説しておきます *1 。 ローカルでの遊び方 サイト上で ruby CML_quine.rb をするだけでも楽しめますが、自分のパソコンに保存するとより楽しめます。 まず、cat CML_quine.rb した中身をまるごとコピーしてください。 n=2;で始まる行の頭から、'

    カロリーメイトリキッドのQuineを書きました - まめめも
  • CPU律速なRuby/Pythonコードはデフォルト設定のdocker上で遅くなる - まめめも

    English version 要約 dockerはデフォルトでセキュリティ機構(Spectre脆弱性の対策)を有効にします。この影響で、RubyPythonのようなインタプリタは速度が劣化します。特にCPU律速なプログラムで顕著に遅くなります(実行時間が倍くらいになることがあります)。 現象 Rubyで1億回ループするコードを、直接ホスト上で実行する場合と、docker上で実行する場合で実行時間を比較してみます。 直接ホスト上で実行した場合: $ ruby -ve 't = Time.now; i=0;while i<100_000_000;i+=1;end; puts "#{ Time.now - t } sec"' ruby 2.7.1p83 (2020-03-31 revision a0c7c23c9c) [x86_64-linux] 1.321703922 sec docker

    CPU律速なRuby/Pythonコードはデフォルト設定のdocker上で遅くなる - まめめも
  • Rubyのテストのややこしい失敗を直した話 - まめめも

    Ruby の CI 維持業というのはこんな感じという事例紹介。 CIを観察する RubyのCIがときどき次のように失敗していました。 1) Error: TestM17N#test_object_inspect_external: Encoding::CompatibilityError: incompatible character encodings: UTF-8 and UTF-16BE /tmp/ruby/v2/src/trunk-test-random/test/ruby/test_m17n.rb:311:in `encode' /tmp/ruby/v2/src/trunk-test-random/test/ruby/test_m17n.rb:311:in `inspect' /tmp/ruby/v2/src/trunk-test-random/test/ruby/test_m1

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  • パイプライン演算子の歴史 - まめめも

    (You can read this article in English.) Ruby の開発版にパイプライン演算子(pipeline operator)が試験的に導入されましたが、いろいろあってプチ炎上になっています(チケット)。 せっかくの機会なので、パイプライン演算子の歴史を調べてみました。付け焼き刃の調査なので、間違ってたら教えてください。 パイプライン演算子とは こんな感じのものです。 x |> f |> g |> h # h(g(f(x))) と同じ意味 h(g(f(x))) という関数適用の式は、関数が呼ばれる順序(f→g→h)と、プログラムの字面上の順序(h→g→f)が逆でわかりにくいとされます。この問題は、特に、関数が大きくなったときに顕著になります。 wonderful_process_h( marvelous_process_g( fantastic_process

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  • ruby 0.62 のソースコードを復活させた - まめめも

    RubyKaigi の後夜祭で、akr さんが「327 種類の Ruby をビルドする方法 〜0.49 から 2.6.0-preview2 まで〜」という発表をされていました。 RubyKaigi 2018 After Party で話したスライドです: 「327 種類の Ruby をビルドする方法 ~0.49 から 2.6.0-preview2 まで ~」https://t.co/J5MXgM2PNN— Tanaka Akira (@tanaka_akr) 2018年6月4日 その中で、ruby-0.62.tar.gz と ruby-0.63.tar.gz のファイルは「gzip 形式じゃないといわれて展開できない」ということで、ビルド対象から外されていました。 いろいろやって、めでたくこの 2 ファイルを復活させることに成功しました。そのプロセスを書きます。 なお、壊れていたファイルも

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  • emruby: emscripten でブラウザで動く MRI - まめめも

    (この記事は Ruby 25th anniversary のための寄稿です) Ruby をブラウザで動かすというと Opal ですが、他の選択肢として、C で書かれた Ruby 処理系を emscripten で JS に変換するという選択肢もあります。 しかし調べてみたところ、mrubyWebAssembly に変換した記録は見つかりましたが、MRI でやった例が見つけられなかったので、やってみました。 デモ https://mame.github.io/emruby/ 手順 https://github.com/mame/emruby/ に書いてあるとおりです。 ビルドコマンドは次の通り。 $ emconfigure ./configure CFLAGS="-m32 -s EMULATE_FUNCTION_POINTER_CASTS=1" $ emmake make V=1 mi

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  • 『テスト駆動開発』を読んで - まめめも

    テスト駆動開発posted with amazlet at 17.10.12Kent Beck オーム社 売り上げランキング: 563 Amazon.co.jpで詳細を見る オーム社さまから電子書籍を贈いただきました。ありがとうございます。 書はテスト駆動開発(TDD)の原典で、たいへん有名なです。が、自分はわず嫌いで読んだことがありませんでした。 というか、TDD 自体もちゃんと理解したことがありませんでした。なんだろう、なんか怖かった。 そんな自分が今回このをいまさら読んでみたら、なるほどこれは確かにいいでした。なんというか、語りたくなる感じ。ということでご紹介。 紹介 テストとプログラムを交互に書いていく開発方法 TDD を、例題を用いて実演していくです。 TDD というと「プログラムより先にテストを書く」というところだけ強調されますが、正直それではよくわからないのでし

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  • "Purely Functional Data Structures" の邦訳『純粋関数型データ構造』が発売されます - まめめも

    純粋関数型データ構造posted with amazlet at 17.03.16Chris Okasaki KADOKAWA (2017-04-28) 売り上げランキング: 266 Amazon.co.jpで詳細を見る 伝説の名著、"Purely Functional Data Structures"(通常 PFDS)を翻訳しました。4 月末にアスキードワンゴから発売されます。 『20分でわかる Purely Functional Data Structures』などを通じて日に PFDS を布教した @kinaba との共訳です。ちなみに編集さんはアスキードワンゴ編集長の鈴木嘉平さん。 関数型プログラマ向けの紹介 「リストの結合が O(n) で遅いな」とか「まともなキューはどうやって作るの」とかいった問題に一度は直面したことがありますよね。純粋関数型プログラミングではどうしても無理、

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  • 書籍『Ruby でつくる Ruby』が発売されます - まめめも

    ref: https://www.lambdanote.com/collections/frontpage/products/ruby-ruby おかげさまで、ASCII.jp で連載していた『Ruby で学ぶ Ruby』が紙のになる運びとなりました。わーい。『Ruby でつくる Ruby ― ゼロから学びなおすプログラミング言語入門』と微妙にタイトルが変わったので注意。 一番大切なことを先に言っておくと、書店に並ぶ予定はありません。ラムダノート株式会社という出版社の直販サイトで購入できます。アスキーじゃないの?と聞かないでください。追記:今はいろいろ購入方法が増えました。『Ruby でつくる Ruby』の購入方法をご参照ください。 ラムダノートは『型システム入門』のときにもお世話になった編集の鹿野さんが立ち上げた新しい出版社です。鹿野さんと高尾さんの編集コンビは、技術書については知る限

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  • どうぶつしょうぎ名人 - まめめも

    どうぶつしょうぎ AI を作りました。絶対に勝てません。無力感を味わってください。 ref: http://mame.github.io/dobutsu-shogi-master どうぶつしょうぎとは 3 マス x 4 マスの単純化された将棋です。ライオン(王相当)、ぞう(1 マスしか進めない角行)、キリン(1 マスしか進めない飛車)、ひよこ(歩相当、にわとりに成ったら金相当)の 4 種類の駒を動かして、相手のライオンを取るか、トライ(ライオンを一番奥の行まで運ぶ、ただし直後に取られる場合はだめ)に成功すれば勝ちです。詳しくは Wikipedia の記事を見てください。 どうぶつしょうぎは後手必勝であることが知られています(研究報告)。つまり、後手が正しくプレイする限り、先手は絶対に勝てません。どうぶつしょうぎ名人は常に正しくプレイするので、先手のあなたは絶対に勝てません。 なんで作ったの

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  • 『Ruby で学ぶ Ruby』非公式あとがき - まめめも

    ref: http://ascii.jp/elem/000/001/230/1230449/ 「RubyRuby を作りながら Ruby を学ぼう!」という ascii.jp の連載、おかげさまでほぼ予定通りに無事に終わりました。執筆の経緯を書いておきます。 昨年の 6 月ごろ、「抽象によるソフトウェア設計」や「型システム入門」のときにおせわになった編集者の鹿野さんに声をかけて頂きました。「ふつうの Ruby 入門はもうたくさんあるので、ちょっと変わった Ruby 入門を書けないか」という話でした。 それを聞いた瞬間、「Ruby インタプリタの開発を通して Ruby を学ぶ」という構想が湧きました。Ruby は主に Web やテキスト処理を対象としているので、言語処理系や記号処理を題材にした入門は目新しそうだし、なによりそういうのに興味を持つ Ruby ユーザがもっと増えてほしい。

    『Ruby で学ぶ Ruby』非公式あとがき - まめめも
  • ELVM を使った multiquine - まめめも

    言語間を自由に行き交うことができる Quine の集合のことを multiquine と言います。例えば mq.rb と mq.py が multiquine であるとは、 ruby mq.rb rb と実行すると mq.rb が出てくる(普通の Quine) python mq.py py と実行すると mq.py が出てくる(普通の Quine) ruby mq.rb py と実行すると mq.py が出てきて、逆に python mq.py rb と実行すると mq.rb が出てくる(相互に出力する) という感じです。5 言語で普通に書かれた multiquine の図がわかりやすいでしょう。ぼくのでもちょっと言及されています。 あなたの知らない超絶技巧プログラミングの世界posted with amazlet at 15.09.01遠藤 侑介 技術評論社 売り上げランキング: 3

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