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ブックマーク / wp.jmuk.org (8)

  • constructorを日本語でなんというか?

    http://lise-sophia.net/kktm/Essay/xx-shi.htm このエッセイが面白かった。動詞に-erや-orをつけるような名詞は「◯◯子」「◯◯機」「◯◯器」などといった接尾辞がつけられる。特に抽象的な概念などの場合には「子」がつけられがち。例えばoperatorを「演算子」と呼んだりidentifierを「識別子」と呼んだりするように、と。 プログラミングの世界ではまさにそういう「抽象的な概念」であるが-erや-orがついた名詞というのはたくさんあるような気がする。どうなっているだろう? constructorについては、「構成子」という訳語があるかな、と思ったが、「構築子」という用語もあるようだ。どちらも現存するらしい(前者は例えばJIS規格のFortran、後者はJIS規格のC#で使われている)。さてFortranのことは全く詳しくないが、C#くらいモダン

    constructorを日本語でなんというか?
  • シェルスクリプトの代替

    要約:決定版はとくにない。 kzys氏のシェルスクリプトを書かないという記事は面白かった。 https://blog.8-p.info/ja/2021/09/15/bash/ シェルスクリプト、ごくたまに書くことはあるが、ほんともう細かい話とかはすべて忘れているし、覚える価値を感じない。いまさら覚える必要のない技術だなと感じる。が、その一方でなかなか代替品がないようなニッチでもある。 自分は必要に応じてPythonRubyか、といったあたりを使うことが多いが(perlはもう書けなくなった)、なかなかこれという感じには思い至らない。なにがいいんだろうね?という。 前提条件:インタラクティブな環境(REPL)はなくてもいい。そこはもう既存のシェルでいい。自動化したシェルスクリプト的なタスク記述を目標とする。bashの置き換えという意味では「どこにでもインストールされていることを前提にしないと

    シェルスクリプトの代替
  • 転職した

    Facebookなどではステータス更新を済ませたが、6月末にグーグルをやめて新しくスタートアップに転職した。すでにそのスタートアップで働いて、いま2週間くらいというところ。 グーグルには13年以上勤務した。いろんな面でずいぶんお世話になりました。自分の意思でやめたけど、実際のところ、とくにすごく嫌なことがあってやめた、というわけではない。ややこしいこととかが皆無というわけではないけれど、あの規模の会社としてはずいぶん頑張っているだろうし、総合的にとてもいい会社だと思う。部下のいないヒラエンジニアとしても待遇もよかった。やっていたプロジェクトも意外と(?)インパクトのある製品だったし。 今回は、たまたま自分にとって絶妙なタイミングでお声がけいただいたのと、こういうシリコンバレーのスタートアップに入るのは得がたい経験だろうしいい機会かもしれないなと思った、という次第です。 新しい会社は、まだ入

    転職した
  • zig言語でtomlパーサを書いてみた

    数ヶ月前にzig言語というやつの存在を知って、これはちょっと面白そうだなと思ったので、勉強がてらなにかやってみよう、と思っていた。ある日、tomlのパーサはどうだろうかと思い立ってしばらくやっていて(Ghost of Tsushima で作業が中断したりしつつ)、まあまあ出来上がってきたと思うので、現在のところのソースコードをgithubに置いておいた(https://github.com/jmuk/zig-toml)。 というわけで、zig言語をちょっと書いてみた感想を残しておく。なお、利用したのはzig 0.6.0なので、今後いろいろ変わってくる可能性もあることは強調しておきたい。 zig言語のよいところ・興味深いところ 型の扱いがzigでは興味深いところだった。zigはかなりいろんなところでcomptimeというマーカをつけてコンパイル時にコンパイラが事前処理をするようなことができる

    zig言語でtomlパーサを書いてみた
  • 英語メディアはgithubをどう紹介したか

    マイクロソフトによるgithubを報じた日経新聞の記事のタイトルにおいて、githubのことを設計図共有サイトとよんでいて、開発者のみなさん総ツッコミ状態のようですね(現在は開発者向け共有サイトとなっている)。 個人的な感想としては、ソースコードを設計とみなすアナロジーはあって誤りであるとはいいがたいし読者層を念頭におけば気持ちはわかるものの、設計図共有サイトねぇ……という気持ちはないでもない。まあしかし、それ以上とくになにもいうことはない。 ただこれに対応して気になるのは、英語メディアではどのように紹介されてたのか、ってことだ。天下のマイクロソフトが$7.5Bもの額でユニコーン企業を買収となれば、一般紙でも紹介されるだろう。どんなふうに紹介してたんだろうか。 適当にgoogle newsで引っかかったテックメディアでない系の記事を眺めてみた。 Forbes。https://www.for

    英語メディアはgithubをどう紹介したか
  • Googleに入社して10年たった

    2007年10月1日に入社したので、10年が経過したことになる。10年! ずいぶんな長さだなあ。すっかりグーグラーとして慣れてしまったような気がする。渋谷ではたらいていたころ、まさか自分がシリコンバレーに移住するとは微塵も思ってもいなかった。 それなりにいろんなチームでの仕事もしてきた。はじめはモバイル検索のことをやってて(モバイルといってもフィーチャーフォン向けの検索ですが)、Google日本語入力ChromeOS。一瞬のAndroid業を経て、いまはクラウド。 ひとくちにグーグルといってもそれぞれ仕事の内容や扱うテクノロジは違っていて、検索のころはmapreduceを書いてデータパイプラインをうんぬんしていたりウェブページや自然言語を相手にしていたわけだし、Google日本語入力は多少の自然言語処理と動作プラットフォームの知識、ChromeOSのころはおもにUIでウィンドウマネージャ

    Googleに入社して10年たった
  • GoとBazel

    最近、メインの仕事ではGoで書かれたサーバをいじっていて、ビルドするのにBazelを使っている。使っているとBazelなかなかいいやつだな、と好感を持つのだけど、でもGoの場合、標準ツールとの相性というのがなあ、という微妙さもある。 その辺の個人的な雑感です。 Bazelとは Googleが公開しているオープンソースのビルドシステム。もともと社内に存在していたビルドシステムのオープンソース版という位置づけ。社内版と何がどう違うのかはよく知らない。BUILDという名前のファイルにビルドレシピを書く。構文はそこそこ簡潔で、わりと宣言的に書ける。ちなみに構文はPythonのサブセットなのだけど、Bazel自体はJavaで書かれている。なぜ……いやまあそれはべつにいい。 社内版ビルドシステムと構文が同じなので、社内版プロダクトがわりとそのまま(もしくは構文解析後のノードの簡単な書き換えによって)オ

    GoとBazel
  • ディープラーニングで英語を読ませる

    概要 tensorflowの練習に、英単語(アルファベット文字列)を入れると、その読みとなるカタカナを出力するという機械学習課題をやってみて、まぁいちおう動いているなという程度のものができた。 学習結果をブラウザ内で実行できるよう移植して http://www.jmuk.org/en-ja/ に置いといた。 文 tensorflowを勉強したのはいいのだけど、なんらかの練習課題をやってみたい、なにかいい課題はないだろうか、と思っていた。個人が趣味でやってみる課題では学習データの準備をどうするかが気になるところだけど、それも簡単にそろうやつがいい。データの手動のタグ付けをしない課題がいい。 などと考えているうちに「英単語を読ませてカタカナにする」という課題を思いついた。たとえば “google” という入力文字列から “グーグル” という文字列を出力させたい。そういう問題になる。 これを学

    ディープラーニングで英語を読ませる
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