Windows XPのXPがeXPerienceだったことを覚えている人がどのくらいいるかわからないが、正直、最初にユーザーエクスペリエンスと聞いたときに、どのように日本に定着させようかと悩んだ。略語を開くことなどあまり無いので、製品名などは大して心配はしなかったのだが、確か何かの設定画面かにも、Experienceというタブ名か何かがあり、どのように訳すか頭を痛めたように記憶する。 それから数年、すっかりUX、すなわちユーザーエクスペリエンスという言葉が定着したように思う。それでも、今でもUXとUIを混同する場面に出くわすことがある。 すでに様々なところで説明はされているが、敢えて、ここでもUXとUIの違いを説明しよう。 UX(ユーザーエクスペリエンス)は、製品やサービスに対して、ユーザーがどのように感じ、そして反応するかのことである。実は、UXは2010年にISO 9241-210とい
前回 http://d.hatena.ne.jp/mala/20111125/1322210819 の続きです。 前回のあらすじ ブラウザベンダーはサードパーティCookieをデフォルトでオフにしたかったんだけどお前らがサードパーティCookieに依存したサイト作るし使うからオフに出来なかったんだよ!!!!! といった事情を踏まえた上でWebアプリケーションにおけるサードパーティCookieの利用の歴史について書きます。前提知識の共有が済んだので、ここからはある程度個人的な意見も含まれます。実装面での技術的な内容も含みます。 サードパーティCookieが必要とされてきた歴史 広告のためのトラッキングCookie以外にも、サードパーティCookieに依存したサービスが数多く存在してきた。個人的に把握しているいくつかのサービスについて時系列で述べる。ついでに広告業界の流れについても重要なのを幾
Web開発者のためのサードパーティCookieやらトラッキングやらの問題点について三回ぐらいに分けて書きます。 この文章は個人的に書いていますので、おい、お前のところのサービスがサードパーティCookieに依存してるじゃねーかというツッコミがあるかもしれないが、そういうことを気にしているといつまで経っても公開できないという問題が出てしまうので、そんなことはお構いなしに書く。ちなみに例外なく自社サービスに対してもサードパーティCookieに依存するな死ねと言っている。これはWebプログラマー観点で、自分がサービス開発に関わる上で知っておかねばならないだろう知識として十数年間だらだらとWebを見ていて自然に知っていたものと、あるいは興味を持って率先して調べたものが含まれている。ググッて直ぐに分かる程度の用語の定義的なことは書かない。あくまでWebサイト制作者側からの観点なので、ブラウザ開発関係
IT企業のレイオフ状況と、「Web2.0型無料経済は消滅」予測 2008年10月24日 経済・ビジネス コメント: トラックバック (0) Chris Snyder [以下は、IT関連企業のレイオフ状況についてワイアード・ブログ『Epicenter』がまとめている表。Hewlett-Packard社が2万4600名、Xerox社が3000名、Yahoo社が1月と10月を合わせて2500名、eBay社が1000名などの状況がわかる] 「何でも無料であるべき」という風潮を嫌っていると公言してきたジャーナリスト、Andrew Keen氏は、無償の労働力やクラウドソーシング[企業などがインターネットを利用して不特定多数の人にアウトソーシングすること]をあてにして事業を継続してきたウェブ企業はショック状態にあると指摘する。 「無料であることは、本当に大量失業時代の労働の未来なのだろうか?」と、Kee
シックスアパートとアジャイルメディア・ネットワークが運営するアルファブロガー運営委員会は10月20日、ブロガーイベント「MIRAI:ネットとガジェットの融合」を開催した。 これは、ネットにつながる電子機器(ガジェット)の種類や対応サービスが増えてきているという現状を踏まえ、送り手であるメーカーと受け手であるユーザーが一緒になって、新サービス、新製品について話し合おうというイベントだ。 メーカー側ではソニーマーケティング、日本エイサー、三洋電機の3社が参加。会場にはユーザー200人以上が集まった。 シックスアパートとアジャイルメディア・ネットワークが運営するアルファブロガー運営委員会は10月20日、ブロガーイベント「MIRAI:ネットとガジェットの融合」を開催した。 これは、ネットにつながる電子機器(ガジェット)の種類や対応サービスが増えてきているという現状を踏まえ、送り手であるメーカーと受
このあたりでは時々、ローカルニュースで「マウンテン・ライオン」警報が発せられる。ベイエリアにやってくるまでMountain lionなんて聞いたことがなかった。海に近いし「Sea lion=アシカ」は知っていたので、ライオンよりもアシカ寄りの動物をイメージしたのだが、辞書で調べてみると「Mountain lion=クーガー」だった。そんな動物園でしかお目にかかれないような動物が普通に人里に迷いこんでくる。「いくらのどかな地域と言っても……」と思ったが、サンフランシスコではフィッシャーマンズワーフの外れに野生のアザラシの大群がいるし、モントレーの南ではラッコを目撃した。サーフィンをしていてサメにかじられたという話もめずらしくない。散歩中にウチの犬がスカンクの直撃弾を受けて大変な目に遭ったこともある。米国で暮らしていると、ごく普通の街中でも野生を身近に感じることが多い。野生動物ウォッチングの趣
世界的な経済危機がここ数週間、徐々に悪化しているが、ウェブにとってはどのような意味があるのだろうかと筆者は考えている。Read/WriteWebは、ビジネスやベンチャーキャピタルのニュースよりも、ウェブ製品やトレンドといったテクノロジに焦点を当てている。そのため、特集記事の記者の1人で、どうすれば起業家がこの時代を生き残れるかについてさまざまな投稿を行っているBernard Lunnを除いて、Read/WriteWebではこれまで、金融危機について取り上げてこなかった。 しかし今、世界の金融問題がウェブテクノロジの行く末に大きな影響を及ぼそうとしていることは明らかだ。その様子は、われわれがあたかも、ウェブの一時代が次の時代に取って代わられる1つの大きな変曲点に到達したかのようだ。 もちろん、前回の変曲点は、O'Reilly MediaによってWeb 2.0という言葉が作られた2004年頃だ
「ダウンロード違法化がほぼ決まったけど何か質問ある?」――IT・音楽ジャーナリストの津田大介さんが10月20日、「2ちゃんねる」の「ニュース速報(VIP)板」にこんなスレッドを立て、2ちゃんねらーからの質問に答えている。 ダウンロード違法化とは、違法録画・録音物のダウンロードを著作権法30条の「私的使用」の範囲から外し、違法とする法改正のこと。同日開かれた文化審議会著作権分科会の「私的録音録画小委員会」でダウンロード違法化の方向がほぼ固まった(“iPod課金”見送り ダウンロード違法化へ)。 津田さんは私的録音録画小委員会の委員で、ダウンロード違法化に一貫して反対し、同日の小委員会でも反対意見を述べた。だが権利者側の委員は全員ダウンロード違法化に賛成しており、文化庁も「委員会の大勢として、法改正すべき」という見解だ。 小委員会終了後、津田さんはTwitterでダウンロード違法化がほぼ決まっ
TraceMonkeyが有効化された「Firefox 3.1」β1が公開 (画面はMac OS X版) Mozilla Foundationは14日 (米国時間)、Firefox次期バージョンのβ版「Firefox 3.1 beta 1」を公開した。動作環境はWindowsとMac OS X、およびLinux。現時点では、日本語を含む36の言語に対応したバイナリパッケージが提供されている。 Firefox 3.1に向けた初のβ版となる今回のリリースでは、HTMLレンダリングエンジンに「Gecko 1.9.1b1」を採用。JITコンパイラ搭載のJavaScriptエンジン「TraceMonkey」が搭載され (デフォルトでは無効、「about:config」画面で「javascript.options.jit.content」をtrueに設定する必要あり)、JavaScript / Ajax
Appleの「iPhone」は、モバイルデバイス上でのウェブブラウジングに革命をもたらしたものの、米Yahooを始めとする特定のサイトを閲覧する時のユーザーエクスペリエンスに目を向けると、依然として不満を感じているiPhoneユーザーも少なくないようだ。 モバイルエクスペリエンスの改善に役立つテストツールを、企業向けに提供しているKeynote Systemsは、米国時間10月9日にリリースされた調査の中で、特定のサイトを訪れた時のiPhoneユーザーの満足度が低く、広告のクリックスルー率もわずかであると判明したことを明らかにした。この調査結果は、多くのモバイルウェブサイトのユーザビリティーに、引き続き改善が必要であることを示唆している。また、広告主も、もっとモバイルウェブに合った提供へとシフトしていかねばならないことが示されている。 Keynote Systemsは、ウェブサーフィンに適
無料ゲームとソーシャルネットワークサービス(SNS)を組み合わせ、一躍人気となったモバイルサービス「モバゲータウン」。このシステムはどうやって生まれたのか。9月5日に東京都内で開催された開発者向けのイベント「ITPro Challenge! 2008」において、ディー・エヌ・エー(DeNA)取締役の川崎修平氏が、自身の経歴を振り返りながら、開発時のエピソードを明かした。 川崎氏は1975年生まれ。小学生の頃からPC関連のイベントに通っていたという「パソコンオタク」だ。当時の夢はゲームの開発者になること。その夢は、モバゲータウンでのゲームアプリ開発で叶っている。 DeNAに入社したきっかけは、大学生のころに運営していたオークションサイトに関するまとめサイトだ。1日100万ページビューを稼ぐ人気サイトで、「自分のサイトをユーザーが何度も使ってくれるのが嬉しい。ユーザーを喜ばせようと新機能を提供
「iBARKS」(イメージ画面) アイティメディアは5日、同社が運営する音楽情報サイト「BARKS」において、iPhone 3G向けに最適化した「iBARKS」を開設した。 BARKSは、J-POPやロックを中心とした邦楽・洋楽情報を提供するサイト。音楽ニュースや動画、視聴、CD・チケット情報といったコンテンツに加え、ユーザーによるコミュニティが用意されている。iBARKSは、会員登録不要の無料コンテンツで、「邦楽」「洋楽」「その他」の3ジャンルで各ジャンル20本ずつ、合計60本の音楽ニュースがiPhone 3Gに最適化した表示で読めるというもの。 さらに詳細な情報を得たい場合には、音楽ニュースページの下部にあるリンクから各アーティストの詳細ページを開けば、アーティストの写真やバイオグラフィ、関連ニュース、CD情報といったコンテンツを閲覧することも可能だ。また、トップページの「アーティスト
Googleのブラウザ「Google Chrome」のユーザーインターフェースは、可能なかぎり簡素化されている。しかし、Chromeは「Omnibox」を入り口として、更なる詳細を見ることができる。 Chromeのアドレスボックスにコマンドを打ち込んで、普段は隠されている詳細な情報や楽しいイースターエッグを呼び出すことができるのだ。 「Firefox」では、アドレスバーに「about:config」など「about:」で始まるコマンドを入力すれば、さまざまな細目を表示して微調整を行うことができる。Googleはそれに倣った。 これは多くの人にとってはどうでもいいことかもしれない。しかしプログラマーにとっては注目すべき機能であり、それはウェブページを作るプログラマーであっても、Chromeの基になっているオープンソースプロジェクトの「Chromium」で遊んでみたいというプログラマーであって
インストール時に表示されるEULA 米Googleは9月4日(現地時間)、2日に公開された同社製Webブラウザ「Google Chrome」の利用規約を変更したことを発表した。変更された項目には当初、Chromeを通して表示または投稿されるすべてのデータの排他的使用権をGoogleに付与する文章が記されていた。今回の修正では、ユーザーのコンテンツに対する権利がそのまま保証されることを明記しつつ、Google側のライセンス使用権に関するすべての項目が一律削除された。これまで反発の声を上げていたユーザーの意見に応えた形だ。 問題となっていたのは、同ブラウザをインストールする際に提示されるEULA(End-User License Agreement)のライセンス条件第11項で、コンテンツの権利の所在を示すもの。ここにはChromeの公開当初、下記のような文章が記されていた。 11.1 本サービ
文:Stephen Shankland(CNET News.com) 翻訳校正:ラテックス・インターナショナル 2008-09-05 07:00 カリフォルニア州マウンテンビュー発--インターネットでは、サイトの数ミリ秒速い応答が、人を引きつける上で大きな差になる。Googleが、新しいウェブブラウザ「Google Chrome」はインターネットの履歴の脚注よりも投資に値するプロジェクトであると考えた理由はここにある。 Googleは米国時間9月2日の発表イベントで、Chromeは、最も幅広く使われているMicrosoftの「Internet Explorer」よりもずっと速くウェブページを表示すると述べた。Googleは、このパフォーマンスにより、今日のウェブベースのアプリケーションの速度、能力を抑制するボトルネックが開放されることを期待している。 つまり、Chromeは、長期的には、I
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