AI開発の競争が激化する中、最先端の技術や進歩に後れを取らないように、多くの人がAIについて理解を深めようとしている。一方で、こうしたトレンドを悪用したサイバー犯罪は全盛期を迎えている。 この記事は、ESET社が運営するマルウェアやセキュリティに関する情報サイト「WeLiveSecurity」の記事を翻訳したものである。 筆者がFacebookのフィードを眺めていると、「Google Bard AI」の広告を見かけた。Googleが正規に提供しているAIツール「Bard」の最新バージョンをダウンロードして、試してみるよう薦めるものだった。 最初に怪しいと感じたのは、短縮URLにGoogleのドメインが含まれておらず、rebrand.lyがリンクされていた点だ。これはアイルランドのダブリンに本拠を持つ企業のサービスであり、Googleの関連企業には見えなかった。Googleのような大手テック