今日の東京4R芝1800mの新馬戦でファンの注目を浴びたのは、期待のディープインパクト産駒エアジョイント。母エアデジャヴーということは、エアシェイディやエアメサイアの弟ということになる。 だが、私が注目したのは隣の枠に入った似たような名前のエルサントという牡馬。実はこの馬、2001年の青葉賞勝ち馬ルゼルの初年度産駒のJRAデビュー第1号なのである。 2001年のクラシックでジャングルポケットやクロフネとクラシックを争ったルゼルが、競走馬登録を抹消したのは2004年のこと。その後、浦河のディアレストクラブでのんびり乗馬生活を送っていたのだが、引退から3年が過ぎた2007年春に突然種牡馬入りのオファーが舞い込できた。 牡馬が乗馬に転用される場合、去勢されることも珍しくないのだが、ルゼルの場合は生来の大人しさが功を奏してか去勢を免れていた。そうした事情もあって、乗馬から種牡馬へという極めて珍し