前の記事の話題と関連して思いついたこと。 よく「この映画泣ける!」とか「このアニメ見て感動した!」という言葉を、ある作品を褒めたり、他人におすすめしたりするときに使う人がいるけど、一体何で、泣けることとか感動することとかが、作品の褒め言葉になったり薦め文句になったりするのだろう。 例えば、僕は昔ペットの亀を亡くして、その時にワンワン泣いたことがあったのだが、それって別に楽しくも心地よくもなく、ただただ悲しくて、「快/不快」の二つに分類するなら、圧倒的に不快な、二度と体験したくない感情だった。 だからフィクションでも、人や動物を死なせることによって、受け手を泣かせる物語は大っ嫌いだし、そういう物語に接するとただただ不快になる。 しかし世の中ではなぜか、そういう物語が「人を泣かせるいい物語」として称賛されるし、ひそういう物語を好んで読みに行く人がいる そういう人って、じゃあ実際にリアルで親しい