ブックマーク / amon.hatenablog.com (8)

  • 「〜で弱者が死ぬ」「〜が人を殺す」という動員要求 - 非行型愚夫の雑記

    「〜で弱者が死ぬ」「〜が人を殺す」は人権感覚への一貫性を利用した人権派に対する動員要求である。 それぞれの人はそれぞれの関心事にそれぞれのリソースの範囲であたれば良い筈なのだが、「〜で弱者が死ぬ」「〜が人を殺す」という言葉で人権派は人を死から救うために動員要求に応じることを求められ、応じないことをもって「お前らの人権感覚は偽物だ」と嘲られるのである。 近年で言えば、クーラーを使えずに熱中症で死んだ人を挙げて「原発を動かさないと弱者が死ぬ」と言うのがその例であろう。 そして、その例であれば、少なくとも私はその動員要求に応じることはない。 有り余る電力供給があろうと電気を使えるだけの金と道具を持たない弱者が死ぬのであり、電力供給の全てを弱者にまわしても絶対量が足りないという状況でもないのに弱者が死ぬならば強者の電力消費を抑制して弱者に優先的に電力を分配しようとしないから弱者が死ぬのだ。 弱者を

    「〜で弱者が死ぬ」「〜が人を殺す」という動員要求 - 非行型愚夫の雑記
    IkaMaru
    IkaMaru 2016/11/19
    要はあれだ、経済学のトリクルダウン理論を科学に置き換えてるんだ。そして経済学において的外れなように科学でもまた的外れ
  • 「歴史は自然科学ではないので歴史修正主義は疑似科学批判の対象外」「ふむ」「優生学自体は科学なので疑似科学批判の対象外」「えっ」 - 非行型愚夫の雑記

    歴史修正主義や優生学は批判したくないニセ科学批判マン」が「優生学が正しければホロコーストは正しかったということになるのか?」と混ぜっ返していて情けないにもほどがあった。 http://twitter.com/apesnotmonkeys/status/795564016391229440 というApeman氏のツイートにid:filinion氏が 優生学は科学的には「正しい」。だが倫理的には正しくない。核兵器が倫理的には正しくないが機能するのと同じ。/ id:Apeman 氏、歴史修正を盛んに批判する一方でEMやホメオパシーには言及しないけど、それは平気なの? http://b.hatena.ne.jp/entry/307175019/comment/filinion というブコメをつけた件に関連しての個人的な意見。 Apeman氏のツイートのホロコーストという単語をみればこの優生学がナ

    「歴史は自然科学ではないので歴史修正主義は疑似科学批判の対象外」「ふむ」「優生学自体は科学なので疑似科学批判の対象外」「えっ」 - 非行型愚夫の雑記
    IkaMaru
    IkaMaru 2016/11/16
    「自分は保守派なのでリベラルの不正を糾弾する。保守派の不正はあなた方がやりなさい」というならそれは仕方ないけど、その程度の自覚もなさそうだからなあ。池田信夫の経済学のような政治性の隠れ蓑と化している
  • 死者数と犠牲者数は同じというわけではないという話と政治における見解と学問における諸説は異なるという話 - 非行型愚夫の雑記

    死者数と犠牲者数は同じというわけではないという話 日軍による虐殺行為の犠牲者数は、極東国際軍事裁判における判決では20万人以上(松井司令官に対する判決文では10万人以上)、1947年の南京戦犯裁判軍事法廷では30万人以上とされ、中国の見解は後者の判決に依拠している。一方、日側の研究では20万人を上限として、4万人、2万人など様々な推計がなされている。このように犠牲者数に諸説がある背景には、「虐殺」(不法殺害)の定義、対象とする地域・期間、埋葬記録、人口統計など資料に対する検証の相違が存在している。 http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/china/pdfs/rekishi_kk_j-2.pdf 日中歴史共同研究日語論文PDFファイルのP271から脚注を省略して引用。 日側研究における南京事件の犠牲者数に諸説ある理由の一つとして「虐殺」(不法殺害)の定義が

    死者数と犠牲者数は同じというわけではないという話と政治における見解と学問における諸説は異なるという話 - 非行型愚夫の雑記
    IkaMaru
    IkaMaru 2015/01/19
    「犠牲者数が少なければ罪が軽く、多ければ罪が重くなる」というような単純な話を信じて、犠牲者数の少なさを主張することが倫理観の欠如を露呈してる構図
  • とある南京事件否定論者の英語での「情報戦」 - 非行型愚夫の雑記

    KUIDAORE氏という人は転載記事をこのように並べれば南京事件を否定できると思っているようです。 [ The New York Times : January 9, 1938 ] "Wholesale looting was one of the major crimes of the Japanese occupation. Once a district was in their full control, Japanese soldiers received free rein to loot all houses therein. [...] Occupants of homes were robbed and any who resisted were shot." "Many Chinese civilians who failed to leave the southern

    とある南京事件否定論者の英語での「情報戦」 - 非行型愚夫の雑記
    IkaMaru
    IkaMaru 2014/09/27
    誠実な人間はバカをみるのが世の習いだと信じ込むとこうなっちまうのかねえ
  • 朝日新聞の吉田証言報道取り消しで国際世論は変りうるか? - 非行型愚夫の雑記

    このタイトルの問いに答えるなら、おそらく変わりえないと答えるしかありません。 なぜなら諸外国、少なくともTHE FACTSに対して非難決議を出したような国々*1は狭義の強制連行を問題にしているのではなく、日軍性奴隷制における苦難を人権問題として見ているからです。 そのことは以下に示すようなマイケル・グリーン氏の発言からも明らかでしょう。 ブッシュ政権のときに国家安全保障会議上級アジア部長を務めたマイケル・グリーンは、「永田町の政治家達は、次の事を忘れている。<慰安婦>とされた女性達が、強制されたかどうかは関係ない。日以外では誰もその点に関心がない。問題は、慰安婦たちが悲惨な目に遭ったと言うことだ」(『朝日新聞』2007.3.10)と語っています。 0-1 強制連行が問題の質なの? | Fight for Justice 日軍「慰安婦」―忘却への抵抗・未来の責任 この発言の背景には、

    朝日新聞の吉田証言報道取り消しで国際世論は変りうるか? - 非行型愚夫の雑記
    IkaMaru
    IkaMaru 2014/09/16
    否定派にとっては「国際世論が変わるか」より「国際世論が厳しいのは朝日のせいだという口実が見つかった」のが大事。国際世論が直接自分たちの票田になる訳ではないのだから
  • 現代の歴史学の記述に東京裁判史観だの自虐史観だのと不満がある人は学問的事実をもって覆すべき - 非行型愚夫の雑記

    現代の歴史学の記述に不満があるならまず学問研究してみてくださいという話。 現代の歴史学の記述を東京裁判史観だの自虐史観だのと否定する人々の不満を汲めば、現代の歴史学の記述は戦勝国の政治としての歴史であり、学問的事実に基づいた真実の歴史ではないということなのでしょう。 ならば、そういう人々が為すべきことは自らが信じる真実としての歴史を学問的手法に従った研究成果をもって学問的事実として世に認めさせることです。学問的手法は素人にも開かれているのですから。 「政治力」や「情報戦」で内輪でしか通じない理屈を広めようとしても外交的自爆や裁判敗訴で問題を大きくするだけなのは南京事件否定論からも慰安婦問題否定論からも明らかでしょう。そういう史実否定は外交的には自殺点カードであり被害者に二次加害しながら歴史認識カードを周りに配る行為でしかありません。 現代の歴史学の記述を東京裁判史観だの自虐史観だのと言う方

    現代の歴史学の記述に東京裁判史観だの自虐史観だのと不満がある人は学問的事実をもって覆すべき - 非行型愚夫の雑記
    IkaMaru
    IkaMaru 2014/01/15
    彼らには「長期的な視座で確実に足場を築いていこう」という考え方がそもそも欠けているので、歴史問題にしても今の国民を騙せれば、長い目で見て日本の評判を損ねても別にいいんでしょう
  • 安全区の外国人にも目撃されていた虐殺・強姦・略奪・放火、「ドイツ外交官が見た南京事件」に見るその事件の様相 - 非行型愚夫の雑記

    概説書レベルの知識があれば常識的なことですが、南京事件の一端は安全区(難民区)にいた外国人にも目撃されており、それに関する各種記録も南京事件の証拠の一角を成しています。 一四日、状況は急激に悪化した。戦闘兵と、猛進撃ゆえに給養不十分の部隊が城内に放たれ、赤貧の住民と無実の民衆に、これまで誰も想像だにしえなかったむごい仕打ちを加えた。かれらは難民から米を奪い、奪えるかぎりの蓄え、毛布、洋服、時計、腕輪など要するに取りあげる価値があると思われるものをすべて略奪した。躊躇しようものなら、すぐに銃剣で斬りつけられた。大勢の人がこうした蛮行の犠牲となった。 犠牲者は何千人にも達し、暴兵が難民区や込み入った家々に闖入した。前に押し入った兵士たちが残していったものを奪うのが目的だった。いまや城内には、侵入を免れ、乱暴な家捜しや略奪を受けなかった家屋はほとんどない。施錠されたドアや長持ちは、乱暴にこじ開け

    安全区の外国人にも目撃されていた虐殺・強姦・略奪・放火、「ドイツ外交官が見た南京事件」に見るその事件の様相 - 非行型愚夫の雑記
    IkaMaru
    IkaMaru 2013/06/24
    規律なし、余裕なし、褒美は略奪と強姦、殺人の自由。おおよそ近代国家の軍隊の姿ではないが、これも指摘されたら「シャラップ!」かね
  • 被害者二〇〇万、「ベルリン陥落1945」に見るソ連軍の性暴力(と現代日本) - 非行型愚夫の雑記

    ドイツ軍当局の最大の誤算は、赤軍の進撃路のアルコールのストックを破棄しなかったことだった。敵が泥酔すれば戦えなくなるだろうという皮算用だったが、女性住民にとって悲劇的なことに、赤軍兵士はまさにアルコールの勢いをかりてレイプし、そのアルコールで悲惨な戦争の終結を祝ったのである。 勝利の祝宴がひと区切りついても、ベルリン市民の恐怖は去らなかった。はめをはずした祝宴の余波で多くのドイツ女性がレイプされた。あるソ連の若い科学者は、恋人となった一八歳のドイツ少女から、五月一日の夜、赤軍将校が拳銃の銃口をむりやり彼女の口に突っこんで、言うなりにさせるため、襲撃のあいだじゅう、そのままにしていたという話を聞かされた。 まもなく女性たちは、夕方の「狩猟時間」のあいだ姿を消すすべを学んだ。若い娘たちは何日もつづけて屋根裏の倉庫に隠れた。母親たちはソ連兵が二日酔いで眠っている早朝をねらって、街路に水くみに出る

    被害者二〇〇万、「ベルリン陥落1945」に見るソ連軍の性暴力(と現代日本) - 非行型愚夫の雑記
    IkaMaru
    IkaMaru 2013/06/20
    これが情報戦の舞台だとしたら勝つ方法は一つ。他国で不評を買うのが何なのかという「情報」を正確に掴んで自分の取るべき態度を考え、失言があれば批判声明が出るより先に頭を下げる事だ。もう手遅れだけどね
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