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  • 世界最大級の淡水魚ピラルクー、「逆転の発想」で驚きのV字回復

    ブラジルのアマゾン川流域にすむピラルクーのウロコのクローズアップ写真。自然界の中でも、特に丈夫な素材として知られている。(Photograph by Andre Dib) 巨大な淡水魚は、地球上で特に絶滅が危ぶまれている動物のひとつだ。しかし、緑豊かなアマゾンの河川で、それに反する事例が生まれている。体長3メートル、体重200キロ以上になるピラルクー(ピラルク、アラパイマとも)は、わずか10年前、乱獲によって激減し、絶滅の危機に瀕していた。しかし、地域に根ざした保護活動が功を奏し、大幅に数が増えている。 ブラジルの生態学者で、ナショナル ジオグラフィックのエクスプローラー(探求者)でもあるジョアン・カンポス・シルバ氏の研究によると、持続可能な漁に切り替えた地域では、ピラルクーの数が11年で425%も増えた。カンポス・シルバ氏は、ナショナル ジオグラフィック協会とロレックスによる「パーペチュ

    世界最大級の淡水魚ピラルクー、「逆転の発想」で驚きのV字回復
    IkaMaru
    IkaMaru 2024/10/09
    「世界のインテリの頭脳」ではなく「地元の漁師の知恵」に頼る、それだけのことを思いもよらぬ凄い発想だというのはなんだか馬鹿にした話にも聞こえる
  • コモドドラゴン、鉄のコーティングで歯を強化、爬虫類で初の発見

    コモドドラゴン(写真はヤギの死骸をべるオス)はインドネシアの小スンダ列島に生息する。(PHOTOGRAPH BY STEFANO UNTERTHINER, NAT GEO IMAGE COLLECTION) 世界最大のトカゲである「コモドドラゴン」(コモドオオトカゲ、Varanus komodoensis)の歯はすばらしい。長くて湾曲したギザギザの歯は、獲物の肉を切り裂くのに完璧に適応している。2024年7月24日付けで学術誌「Nature Ecology & Evolution」に掲載された研究により、この見事な歯が鉄のコーティングで強化されていることが明らかになった。 「爬虫類の歯で鉄を確認したことはこれまでありません。とても興味深いです」と、米ニューヨークのダーメン大学の古生物学者で、論文の共著者でもあるドメニック・ダモーレ氏は言う。(参考記事:「辰年に新種発見 火は吐かないが現実

    コモドドラゴン、鉄のコーティングで歯を強化、爬虫類で初の発見
    IkaMaru
    IkaMaru 2024/08/02
    オレンジ色ということは酸化鉄? それで切断力を強化できるのも驚き。スケーリーフットの鎧は黒光りする鉄だからまだわかるが
  • 娯楽か賭博か 「いつでもどこでもスマホでギャンブル」の米国

    わざわざカジノに出掛けなくても、スマートフォンさえあればギャンブルできる時代になった。米国のギャンブル事情はこの数年で様変わりし、オンラインでギャンブルを始めて続けることがどんどん容易になっている。(PHOTOGRAPH BY GEORGE ROSE /GETTY) ギャンブルは歴史を通じて定期的に大流行してきたが、最新のピークは今かもしれない。きっかけは2018年、米連邦最高裁判所が「プロ・アマスポーツ保護法(PASPA)」を覆したことだ。この連邦法が存在したことで、米国ではほとんどの州がスポーツ賭博を禁止していた。(参考記事:「中国で競馬が復活、建国以来初」) 米連邦最高裁の判決をきっかけに、一夜にして、スポーツ賭博の広告がちまたにあふれた。今や、スポーツ中継だけでなく、スポーツ以外の番組やオンラインのあらゆる場所で広告を目にする。 この判決が下されてからの5年間で米国民はスポーツに2

    娯楽か賭博か 「いつでもどこでもスマホでギャンブル」の米国
    IkaMaru
    IkaMaru 2024/04/28
    アメリカには「あらゆる欲は叶えられるべし」という裏憲法でもあるかのようだ。ソシャゲのガチャの是非を論じている極東人とは堕落のスケールが違う
  • オスの「武器」が大きな哺乳類、メスは「脳」が大きい、初の報告

    崖の上に立つ3頭のビッグホーン(Ovis canadensis)。新たな研究により、ビッグホーンなどの哺乳類のオスは角をより大きくするように進化し、メスは脳をより大きくするように進化したことが示された。(PHOTOGRAPH BY TOM MURPHY, NAT GEO IMAGE COLLECTION) 4万年以上前からスイギュウの角やイノシシの牙を洞窟の壁に描いてきたように、人類は、はるか昔から大きな「武器」をもつ動物たちに魅了されてきた。しかし、角や牙の威厳に執着するあまり、メスで起こっている驚くべきことに気づかなかったのかもしれない。2024年1月12日付けで学術誌「Behavioral Ecology and Sociobiology」に掲載された研究で、哺乳類のオスで戦闘用や自分の健康状態を示す大きな武器が進化すると、同種のメスでは想定より脳が発達することが初めて示された。 こ

    オスの「武器」が大きな哺乳類、メスは「脳」が大きい、初の報告
    IkaMaru
    IkaMaru 2024/01/18
    この「武器」にクジャクの尾羽とかは入るのかしらん
  • 世界最小のカタツムリを発見、なんと砂粒大

    ボールペンのペン先と、ベトナム北部の洞窟内で発見された世界最小のカタツムリ「アングストピラ・プサミオン(Angustopila psammion)」。(PHOTOGRAPH BY BARNA PÁLL-GERGELY) 砂粒ほどの大きさの、地球で最も小さいカタツムリの新種が2種見つかった。 「これほど小さな陸生貝が見つかるとは、当に意外でした」と驚くのは、スイス、ベルン自然史博物館の研究員で、ドイツ、ゼンケンベルク研究所にも所属しているアドリエンヌ・ヨッフム氏だ。 新記録を打ち立てたカタツムリの小ささは、その学名「アングストピラ・プサミオン(Angustopila psammion)」に現れている。「プサミオン」は、「砂粒」を意味する古典ギリシャ語に由来する。1月5日付けで動物学の専門誌「Contributions to Zoology」に発表された論文によると、殻の直径がわずか0.6m

    世界最小のカタツムリを発見、なんと砂粒大
    IkaMaru
    IkaMaru 2022/02/04
    人間が肉眼で発見できる限界に近いな。これより小さい種は、採取した土や泥の中に入っていたのを顕微鏡で見つけるしかない
  • 史上最多、1306本脚の新種のヤスデを発見

    この新種のヤスデは体幅約1mm、体長約10cmと糸のように細長く、多数の脚を操って地中を移動する。(PHOTOGRAPH COURTESY OF MAREK ET AL. 2021) オーストラリアで史上最多、1306の脚をもつ新種のヤスデが発見され、12月16日付けの学術誌『Scientific Reports』に発表された。 研究チームはこのヤスデを、ギリシャ神話の女神で冥界の女王であるペルセポネーにちなんでエウミリペス・ペルセポネ(Eumillipes persephone)と名付けた。E・ペルセポネのすごさは、深さ60メートルと極端に深い地中で見つかったことだけではない。絶滅したものも含め、地球上のあらゆる動物の中で最多の脚をもっていることだ。 その脚の数は圧倒的だ。E・ペルセポネの最大の標は体長10cmにも満たないメスであったが、これまで最多の脚をもつとされていたヤスデ「イラ

    史上最多、1306本脚の新種のヤスデを発見
    IkaMaru
    IkaMaru 2021/12/18
    ここまで多く短いと、もはや足というより体節に生えた繊毛みたいなものでは。足がなく蠕動で進むスタイルに収斂してゆく過程にも見える
  • 「英雄」の銅像撤去相次ぐ、コロンブスやガンジーも

    2020年6月19日、ワシントンDCでアルバート・パイクの像を倒そうとする人々。(PHOTOGRAPH BY EVELYN HOCKSTEIN, THE WASHINGTON POST/GETTY) 米国で、かつて英雄とされた人物の銅像の撤去が相次いでいる。 バージニア州は、19世紀の南北戦争で奴隷制度を支持する南部の州として戦った。その州都リッチモンドに、モニュメント・アベニューと呼ばれる大通りがある。ここにはかつての南部軍人の像が立ち並んでいるが、今、それらが次々に倒され、撤去されている。州知事は、南軍司令官だったロバート・E・リー将軍の像の撤去を正式に発表した。

    「英雄」の銅像撤去相次ぐ、コロンブスやガンジーも
    IkaMaru
    IkaMaru 2020/07/02
    ガンジーに関しては何も書かれてなかった。考えられるとすればカースト制の擁護者としてだが
  • 「死にゆく島」の自然が劇的に再生、思わぬ大成功

    ヤギとネズミによって大きく変えられたレドンダ島の自然はかつて再生しないと考えられていた。(PHOTOGRAPH BY ED MARSHALL, REDONDA RESTORATION PROGRAMME) カリブ海西インド諸島に位置するレドンダ島は、周囲を高い断崖に囲まれた小さな火山島だ。島を覆う草むらにはカツオドリやグンカンドリの巣が点在し、その主たちが何十羽も頭上を飛び交うなか、島の固有種であるアノールトカゲの仲間(Anolis nubilis)や体長3cmにも満たないヤモリが、近くの日陰をうろついている。レドンダグラウンドドラゴン(Pholidoscelis atratus)と呼ばれる、体長15センチの希少な黒いトカゲはもっと大胆だ。こちらが数秒間足を止めている間に、スニーカーの上を群れが横切って走っていく。(参考記事:「世界初、立って漕ぐ小舟で大西洋単独横断に成功」) 島の固有種の

    「死にゆく島」の自然が劇的に再生、思わぬ大成功
  • アフリカ人にもネアンデルタール人DNA、定説覆す

    幅広いアフリカ人集団にネアンデルタール人由来のDNAがあることが明らかになり、これまでに調べられたすべての現代人集団で、過去にネアンデルタール人との交雑が起きていた痕跡が見つかった。今回の研究は、人類の歴史の複雑さとともに、共通の歴史の存在を強調する。(PHOTOGRAPH BY JOE MCNALLY, NAT GEO IMAGE COLLECTION) 約6万年前、現生人類(ホモ・サピエンス)がアフリカからの大移動を始め、世界のすみずみに散らばっていった。彼らは行く先々で、自分たちと異なる人類と出会った。 たとえば、ネアンデルタール人はヨーロッパと中東に広がっていた。ネアンデルタール人と近縁のデニソワ人はアジアに広がっていた。現生人類は、これらのグループと出会うたびに交雑したようだ。(参考記事:「人類3種が数万年も共存、デニソワ人研究で判明」) この交雑を示す証拠は、多くの現代人の遺伝

    アフリカ人にもネアンデルタール人DNA、定説覆す
    IkaMaru
    IkaMaru 2020/02/04
    アフリカと言っても広いけど、ズールーやコイサンみたいな南方でも同じなんだろうか
  • 伝統か、それとも自然か 衝突する2つの未来像

    米国モンタナ州にあるフォート・ベルクナップ先住民居留地で、放牧中の牛が移動させられていく。ここは、広大な自然保護区の創設を目指す「アメリカン・プレーリー・リザーブ」(APR)の所有地に隣接している。PHOTOGRAPH BY AMY TOENSING 「アメリカン・プレーリー・リザーブ」(APR)は、米国モンタナ州に広大な保護区を設立した自然保護団体だ。 かつて一帯に生息していたバイソンを復活させるなど、入植者たちが定住した19世紀より前の自然をよみがえらせようとしている。設立から19年間で、ハイテク企業の起業家や実業家からの寄付を中心に1億6000万ドル(176億円)の資金を集めた。 これまでに30カ所の私有地、合わせて4万2000ヘクタールを購入し、隣接する公有地からは12万1000ヘクタールを超える放牧用の土地を借りている。購入した土地はすべて政府指定の保護区に隣接しており、これらを

    伝統か、それとも自然か 衝突する2つの未来像
  • バッファローとバイソン、チョウとガ、どう違う?

    米ミシガン州で撮影されたキタオポッサム。太平洋諸島に生息するポッサムとはまったくの別種だ。(PHOTOGRAPH BY STEVE GETTLE, MINDEN PICTURES) チョウは日中に舞い、ガは夜に飛ぶ。そう言われることが多いが、これがチョウとガを見分ける方法だろうか? そうではない、と米フロリダ自然史博物館で鱗翅目(チョウやガの仲間)の学芸員と准教授を務める河原章人氏は言う。 実際、日中に飛ぶガも、夜に活動するチョウも、とても多い。例えば、主に南米の新熱帯区に生息するシャクガモドキ科は、いわゆるガの特徴がすべて当てはまるチョウだ。翅は茶色のまだら模様に覆われ、触角の先は小さな棍棒状ではなく、夜行性。さらには、コウモリから身を守るのに役立つ聴覚器官も発達している等々。(参考記事:「コウモリを錯覚させて逃げるガ、進化の謎を解明」) だがその一方で、「DNAを調べた結果、実際にはチ

    バッファローとバイソン、チョウとガ、どう違う?
  • 論争中の恐竜、実は若いティラノサウルスだった

    ティラノサウルス・レックスは、骨まで砕く巨大な肉恐竜だった。だが未成熟個体のものと見られる化石は、彼らが10歳代の頃には、ナイフのような歯を持つスリムで俊足の捕者だったことを示唆している。(ILLUSTRATION BY JULIUS T. CSOTONYI) 6600万年前、北米の大地には、王者ティラノサウルス・レックス(Tレックス)の足音が鳴り響いていた。Tレックスの化石は、白亜紀の地層から豊富に見つかっている。にもかかわらず、孵化してからあれほど巨大になるまでの成長過程については、これまでのところ手がかりが少なかった。 だがこのほど、未成熟なティラノサウルス類の骨の断面を詳細に分析した結果が、1月1日付けで学術誌「Science Advances」に発表された。論文は、Tレックスの成長速度がその時々で変化していたことを示唆。物が少ないときには成長を遅くすることができ、進化上の利

    論争中の恐竜、実は若いティラノサウルスだった
  • シェイクスピア作品にも登場、「ムーア人」とは?

    シェイクスピアの戯曲『オセロ』の主人公は、ムーア人のヴェニス軍将軍。その主役の姿でここに描かれた19世紀のアフリカ系米国人俳優、アイラ・オルドリッジは、黒人では初めて英国でシェイクスピア劇の舞台に立った。(Photograph by Hi-Story, Alamy) 「ムーア人」という言葉をご存じだろうか。 聞き覚えはあるが、実際にはよくわからないとしても無理はない。シェイクスピア作品などの文学をはじめ、芸術、歴史書で目にするにもかかわらず、特定の民族を示す名ではないからだ。ムーア人とはむしろ、スペインをその時々に支配したイスラム教徒やアフリカ系の人々などを表す概念として、何百年もの間使われてきた言葉だ。 ラテン語の「マウルス」に由来するこの語は、もともと現在の北アフリカにあった古代ローマの属州、マウレタニアに住むベルベル人などを指す呼称だったが、次第にヨーロッパで暮らすイスラム教徒に対し

    シェイクスピア作品にも登場、「ムーア人」とは?
  • 最古級の肉食恐竜を発見、完全に近い姿、ブラジル

    新種の恐竜グナトボラクス・カブレイライのイラスト。肉恐竜としては最古の部類に属する。(ILLUSTRATION BY MÁRCIO L. CASTRO) 2014年、ブラジル南部の町で作業していた古生物学者ロドリゴ・ミュラー氏のもとに、近隣で発掘しているチームの仲間から見事な化石の写真が届き始めた。 「その時点でもう、大腿骨と頭、つまり頭蓋の一部が見えていました」とミュラー氏は振り返る。「この地で、このタイプの恐竜はほとんどありません。とても珍しい発見で、すごく興奮しました」 サン・ジョアン・ド・ポレジニの町で発掘されたその化石は、肉恐竜としては最も古い時代に生きたものの一つであることがわかった。およそ2億3000万年前、三畳紀の森に暮らしていたとみられる。ミュラー氏ほかブラジルのサンタ・マリア連邦大学とサンパウロ大学の研究グループは、この恐竜をグナトボラクス・カブレイライ(Gnath

    最古級の肉食恐竜を発見、完全に近い姿、ブラジル
  • 第5回 日本の恐竜文化が変貌した、ほぼ平成30年史

    「90年代というと、『ジュラシック・パーク』の小説映画も出たりして、日の皆さんの恐竜像っていうのがガラッと変わった時期でした。91年にはユカタン半島のクレーターが見つかって隕石衝突説の信憑性が高まり、96年に中国で羽毛恐竜が見つかったり話題も多かったですね。恐竜は絶滅しなくてその一部は鳥になったということ自体、以前から言われていましたけど、恐竜の段階でもう羽毛があって翼があるみたいなことは想定しなかったんじゃないでしょうか。こんな大きな発見が続いていた時期に、恐竜というものが日でもより身近に感じられ、具体的に感じられるようになったと思います」 真鍋さんは、研究者として帰国した前後の状況をそんなふうに総括した。 「身近」「具体的」に感じられるようになったのは、大ヒットを飛ばした映画や、次々と報道される恐竜にまつわる科学ニュースによるところが大きい。そして、ニュースを伝える媒体としても、

    第5回 日本の恐竜文化が変貌した、ほぼ平成30年史
    IkaMaru
    IkaMaru 2019/07/12
    「古生物研究じゃ国内では食えない」が常識だった頃を思えば様変わりしたよねえ
  • 【動画】コウモリ似の新種恐竜を発見、実に奇妙

    コウモリのような膜状の翼「飛膜」を持つ新種の恐竜Ambopteryx longibrachiumが木から滑空する復元動画(復元映像は25秒前後~)。約1億6300万年前に現在の中国に生息していた非鳥類型の獣脚類だ。(VIDEO COURTESY MIN WANG, INSTITUTE OF VERTEBRATE PALEONTOLOGY AND PALEOANTHROPOLOGY, CHINESE ACADEMY OF SCIENCES) およそ1億6300万年前、現在の中国の森に、実に奇妙な捕者が住んでいた。コウモリのような膜状の翼を持つ小さな恐竜で、木から木へと滑空していたと考えられる。そんな新種の恐竜の化石が新たに見つかり、5月8日付けで学術誌「ネイチャー」に発表された。 大きな膜状の翼をもつ恐竜の化石としては2例目となる。名前はAmbopteryx longibrachium。種

    【動画】コウモリ似の新種恐竜を発見、実に奇妙
    IkaMaru
    IkaMaru 2019/05/13
    所謂「ワイバーン」を想起させる形。翼竜も羽毛恐竜もピンとこないというファンタジー好きの方々にはちょっと嬉しいんじゃないか
  • 常識覆す奇妙なカニの化石を発見、カニ界に激震

    新たに化石が発見された9000万年前のカニ、Callichimaera perplexaの復元図。史上最も奇妙なカニかもしれない。(ILLUSTRATION BY OKSANA VERNYGORA, UNIVERSITY OF ALBERTA) カニとは何か? カニをカニたらしめるものはいったい何だろうか? 奇妙なカニの化石の発見によって、その答えが簡単ではないことがはっきりした。さらに、大規模な遺伝子研究とあわせ、カニの進化にいま新たな光が当てられようとしている。 4月24日付けの学術誌「Science Advances」に、現在のコロンビアで発掘された約9000万年前の化石に関する論文が発表された。この場所で発掘された化石の保存状態は素晴らしく、1センチ以下の小さなエビが見つかるほどだ。そんなことは極めて珍しく、熱帯ではこれまでに数カ所しか見つかっていない。 この場所から、ある奇妙なカ

    常識覆す奇妙なカニの化石を発見、カニ界に激震
    IkaMaru
    IkaMaru 2019/04/27
    幼生のようなのではなく幼生そのもので、成体は数十mの巨大カニだった可能性はないだろうか
  • 水上浮遊都市が人口問題を緩和?国連計画が議論

    デザイン会社オーシャニクスが提案するモジュール方式の浮遊都市案。(ILLUSTRATION BY OCEANIX/BIG-BJARKE INGELS GROUP) 世界の居住地問題に取り組む国連のプログラム「国連人間居住計画(UN-Habitat)」はこのほど、「持続可能な水上浮遊都市」構想についての会合を実施した。投資家や科学者、そしてビデオ会議システムで繋がったケニアの学生たちが、住居から商業、教育、娯楽まで、施設が整った水上都市の可能性について話し合った。 水上浮遊都市と聞いても、現実味のない話に感じられるかもしれない。 しかし、世界中の沿岸地域の都市は、極端な空間不足に直面しており、その度合は急速に悪化しつつある。(参考記事:「洪水で水源消滅、多くの島が数十年で居住不能に?」) 地球温暖化が進行する中、氷床の融解や海水温の上昇などによって、海水面がこの先数百年にわたって容赦なく上昇

    水上浮遊都市が人口問題を緩和?国連計画が議論
    IkaMaru
    IkaMaru 2019/04/13
    スペースコロニーと地球の戦争より、海上民と陸上民の戦争の方がリアリティはありそう。そこにロボット兵器の出番はないだろうが
  • ヤドカリの特大ペニスは「家」を盗まれないため

    セーシェルのサキシマオカヤドカリ(学名:Coenobita perlatus)は貝殻の「リフォーム」に多大な労力を費やすヤドカリの一種。これらの種にとって、貝殻はたとえ交尾のためでも離れたくない大切な家だ。(PHOTOGRAPH BY WIL MEINDERTS, MINDEN PICTURES) ヤドカリは温暖な砂浜でおなじみの存在だが、驚きの部位を隠し持っている。体長の半分の長さに達することもある特大のペニスだ。最新の研究によれば、そうしたヤドカリは交尾の際に背負った貝殻から離れなくてすむよう、性器を特大サイズに進化させた可能性が高いという。(参考記事:「男性生殖器に関する5つの研究」) 米ダートマス大学の生物学者で、ナショナル ジオグラフィックのエクスプローラーでもあるマーク・レイドル氏によると、一部のヤドカリは貝殻の内部を「リフォーム」することに多大な労力を費やす。当然ながら、ヤド

    ヤドカリの特大ペニスは「家」を盗まれないため
    IkaMaru
    IkaMaru 2019/01/21
    自分は部屋から出ずに性器だけ出張させてセックス。引きこもりの究極がここに
  • IWC脱退 商業捕鯨を再開する日本の今後

    の港に水揚げされるミンククジラ。これまでミンククジラは「調査捕鯨」の対象として捕獲されてきた。(PHOTOGRAPH KYODO NEWS, GETTY) 2018年12月26日、菅義偉官房長官は、日が国際捕鯨委員会(IWC)から脱退し、日の領海と排他的経済水域(EEZ)で商業捕鯨を2019年7月から再開することを決定したと発表した。89カ国が加盟するIWCは、クジラを保全し、世界の捕鯨を管理することを目的とする国際機関で1946年に設立。1986年には商業捕鯨を禁止している。 動物の苦痛を軽減するために活動する非営利団体、動物福祉研究所と、国際的な野生生物犯罪を追跡する環境調査エージェンシーの報告書によると、日は鯨肉の主要な市場だが、消費量は少なく、国全体での年間消費量は4000~5000トン、1人あたりの消費にすると年間30g程度だという。 クジラとイルカの保護に取り組む英国

    IWC脱退 商業捕鯨を再開する日本の今後
    IkaMaru
    IkaMaru 2018/12/29
    自然保護活動家は「日本の調査捕鯨なんてのは嘘っぱちの建前で、本当は肉が目的だ」と証明しようとあの手この手で躍起になっていたけど、これからはもうそんな必要はなくなった訳だ