『高慢と偏見とゾンビ』を見た。 ジェーン・オースティンの『高慢と偏見』にゾンビものをマッシュアップした映画である。19世紀初頭のイギリスでゾンビ禍が猖獗を極めており、レディの平均的な教養にゾンビと戦う武術が含まれていたという設定で、ベネット姉妹も中国で学んだ武道でゾンビと戦う。ベネット家の次女であるエリザベス(リリー・ジェームズ)の勇敢で俊敏な戦いぶりに心を動かされたゾンビハンター、ダーシー(サム・ライリー)だったが、お互いのプライドや見栄が邪魔してなかなか恋が進まず… 話の展開はかなりグダグダである。シャイでちょっとトロいはずのジェーンまで優秀な武道家になっているのはちょっとキャラにあわないだろうとか、武道家のレディ・キャサリンに取り入りたいはずのコリンズ師がエリザベスに「結婚したら戦いはやめて頂けると…」とか言ってくるあたりがちょっと強引だとか、前半からいろいろ細かい綻びはあるのだが、