新基地建設に反対し、ゲート前のテントで座り込む市民ら=16日午前、名護市辺野古の米軍キャンプ・シュワブ前 「背負ったリュックに中国からもらったお金が入っていて、座り込み参加者に配っていると言われているが、中身は雨具だ」。米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古への新基地建設で、市民らが抗議の座り込みをする米軍キャンプ・シュワブのゲート前。雨の日に沖縄平和運動センターの山城博治議長があいさつでよく口にするフレーズだ。退院以降、雨にぬれないよう気を使う山城さんは「根も葉もない、いい加減な情報がまかり通っている」と語気を強める。 ▼辺野古座り込み、最初から参加の山城博治さんが語る 激しい抗議から「無理せず抵抗」に インターネットでは市民らの抗議行動をやゆする言説が多く見られる。座り込みをする市民を「プロ市民」と呼び、県外から来た一部の活動家だ、と定義するのもそうだ。 ヘリ基地反対協議会の安次富浩共