若者の車離れをロマンチックに考えてみた。 わたしが子供だった頃、我が家の車にある車内装備といったらエアコンもなくラジオくらいなもので、父が運転する車に揺られながら車窓から見える景色をいつも追いかけていた。 ハイハイさんによる写真ACからの写真 母や妹は車酔いしやすい体質だったこともあり遠出するときは乗車してすぐに後部座席で寝るので、いつ頃からかは忘れたが小学生になったくらいから助手席はわたしの席になった。 家族での車での遠出といえば一年に一回、母の実家がある長野への帰省だけだった気がする。ちょっと成長した私は助手席に座るようになったものの、もともと口数の少ない父親、車を運転するときはさらに寡黙であった、父親が怖い存在であった子供の頃の私は自然と車窓から見える景色を追ったり、道路に設置される案内標識の地名で目的地までの時間や距離を頭の中の日本地図を照らし合わせて計算して楽しんでいたりしたもの
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