動物の「言語」体系を解析――人工知能とファジー理論を応用 2005年6月14日 コメント: トラックバック (0) Jeff Rice 2005年06月14日 ペットのイヌやネコと「会話」ができる装置を想像してみよう。これがあれば、ウシに何かを尋ねたり、イルカとコミュニケーションを取ったりもできる。アリゾナ州で研究を進める2人の科学者は、このように、コンピューターが人間とその他の動物の言語の違いを橋渡しする日が、いつかやってくるのではないかと考えている。 「小型の装置をベルトに下げておけば、喋ったことを動物の言語へと通訳してもらえるようにしたい」と、研究者の1人、北アリゾナ大学(NAU)のジョン・プレイサー教授(コンピューター科学)は語る。 SFの世界のように聞こえる話だし、実際、現段階では想像の域を出ないのも事実だ。プレイサー教授も「実現まではまだ長い道のりだ」と認める。それでも、プレイ
「英語式語順は、自然な思考の順番に反する」研究結果 2008年7月 9日 サイエンス・テクノロジー コメント: トラックバック (1) Brandon Keim Photo: Paul Wicks あなたが話すときに従っている文法の規則は、あなたの思考の筋道を反映していないかもしれない。 6月30日(米国時間)に『米国科学アカデミー紀要』(PNAS)に発表された論文によると、主語(S)、動詞(V)、目的語(O)の順に文章が構成される(例えば「Bill eats cake(ビルが、食べる、ケーキを)」)SVO型言語を話す人であっても、身ぶり手ぶりでコミュニケーションを取るよう求めると、主語、目的語、動詞の順番で意志を伝えたという。 英語も含めて、人間が使用する言語の約半分では、主語の後に動詞が続く。こうした言語を生まれたときから使用している人には、「Bill cake eats(ビルが、ケー
温暖化を考える10の法則 ~ ロンボルグの「地球と一緒に頭を冷やせ!」をクールに考える【前編】 2008年7月10日 環境 コメント: トラックバック (0) (これまでの 石井孝明の「温暖化とケイザイをめぐって」はこちら) ■世界のベストセラーを読み解く 今回は『地球と一緒に頭を冷やせ! ~ 温暖化問題を問いなおす』(ビョルン・ロンボルグ著 ソフトバンククリエイティブ)という本を軸に、温暖化問題を考えます。 『COOL IT』(冷やせ/かっこよく/落ち着け、という複数の意味があります)というこの本の英語タイトルをグーグルで検索すると、6160万件もありました。同じ名前のヒット曲があるため数が増えたのでしょうが、反響の大きさに驚きます。同時にこの本がそれほど話題にならない日本の現実を考えると、環境問題をめぐって私たちは「取り残された」との感慨を抱きます。 ロンボルグ氏はデンマークの統計学者
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