先に書いたリンゴを買う人のように、1つの処理だけで終わるプログラムをシングルスレッドのプログラムと呼ぶ。 しかし、実際にはいくつかの処理を並行して行う。要するに、複数のスレッドが同時に動くことになる。 このように複数のスレッドが同時に動くことをマルチスレッドという。 スーパーに様々なものを買う役目をもった人間がいるようなものだ。 大分簡易化されているが図で表すと次のようになる。 マルチスレッドを使う理由は? 1人の人間がたくさんの物を買うよりも、複数の人間がそれぞれ目的のものを1つ買うほうが早い。 同じように、1つのスレッドで処理を行っていくよりも、マルチスレッドでの作業速度は速くなる。正確には速くならない場合もあって複雑なのだが、速くできる可能性があると思っておけば良い。 また、例えばWordなどでは入力中、同時にスペルチェックが行われていたりする。このように同時進行させられるのが、マル
