ストーリー by reo 2010年10月28日 13時30分 終わりの始まり、あるいはその逆 部門より マイコミジャーナルの記事によれば、Java 関連技術、仕様の標準化プロセスを決定する組織の Java Community Process (JCP) において、JCP 執行委員会のメンバーだった Doug Lea 氏が離脱し、今後は OpenJDK に注力していくことを表明したそうだ。 Doug Lea 氏は、JCP が Oracle の提案する仕様を承認するだけの組織になりつつあると指摘し、今後は JCP を通じての革新的な取り組みは期待できないと表明したそうで、Oracle への嫌悪感が離脱の理由なようだ。OpenOffice.org から LibreOffice への離反、OpenSolaris の終了、MySQL の Fork と、Sun の OSS プロジェクトは Oracl
JRuby開発者Charles NutterがOracleの対Google訴訟を考察、「心配するな。特許は大した内容じゃないし、OracleにはAndroidを潰す動機はない」 オープンソースのJRuby(Java実行環境上のRuby言語処理系)開発者であり、元Sun Microsystyems社員でもあるCharles Nutter氏(現在はSunを離れEngine Yard勤務)が、Oracleの対Google訴訟に関して、Blog上で長文の考察を発表している。 Javaテクノロジとオープンソースに強力な関心、知識、実績を持ち、しかも当事者であるSunの事情も承知していて、現在は第3者の立場にある書き手だ。このBlogは、Oracle-Google訴訟の現状を把握する上では必読である。 一言でいって、Nutter氏は「特許は大した内容じゃないし、OracleがAndroidを潰す動機は
米国で、オラクルがグーグルを著作権侵害で提訴した、というニュースが流れています。なぜオラクルはグーグルを訴えたのか、その裏にどのような思惑が隠れているのでしょうか? その解説をPublickeyのゲストブロガーとして、ITジャーナリストの星暁雄さんに書いてもらいました。また、記事の要所には星さん自身のブログへのリンクがありますので、興味がある方は参照してみてください。 AndroidがJavaの特許と著作権を侵害している? 2010年8月12日、OracleはGoogleを訴えた(関連記事)。Oracleの主張は「AndroidがJavaプラットフォームに関する特許と著作権を侵害している」というものだ。 一方Googleは翌8月13日に「訴訟には根拠がなく、Googleとオープンソース・コミュニティへの攻撃である」との声明を一部メディアを通して発表した(関連記事)。今後両社は全面対決するこ
米Oracleが8月12日(現地時間)、米Googleに対して訴訟を起こした。複数の報道機関が同日に報じている。そのうちの1つ米Wall Street Journalによれば、GoogleのスマートフォンOSであるAndroidが、Oracleの持つJavaの知的所有権(IP)を侵害していることが理由であり、「適切な対処」を求めているという。 詳細は現時点で不明だが、GoogleはAndroidにおいてJavaをDalvik VMによる独自実装しており、Oracle (旧Sun Microsystems)が提供するコードを利用していない。これについてGoogleは技術的問題だとしているものの、フリーでライセンスが前提のAndroidにおいて、SunへのJavaライセンス使用料支払いを回避するための手段だと一般にいわれている。現在SunはOracleの一部となっているが、以前までSunはこう
米Jaspersoftは米国時間2010年7月14日、MySQLおよびJavaの展望に関する調査結果を発表した。多くのオープンソースコミュニティが、米Oracleの米Sun Microsystems買収によってOracleに移管されるJavaとMySQLの将来を悲観したが、買収が完了した今ではOracleをJavaとMySQLの管理者として好意的にとらえる企業が多いという。 OracleがSunを買収したことにより、MySQLから他のデータベースへ切り替えるという企業はわずか5%だった。47%はMySQLの使用を継続すると答え、まだ判断する時期ではないとする回答者は19%だった。なお、切り替えを考えている企業は、代替品としてPostgreSQLを一番に挙げた。 OracleのもとでMySQLの開発と革新が進むと期待する回答者は43%、従来通りと見る回答者は35%。悪化を懸念する回答者は22
米Oracleは4月15日(現地時間)、Javaの脆弱性を解決するための臨時アップデートを公開した。脆弱性を突いた攻撃が既に発生している。 脆弱性は、Java SEとJava For Businessに含まれるJava Deployment ToolkitとJavaプラグインに存在する。いずれも32ビット版のブラウザでJavaを実行した場合に影響を受ける。ユーザーが悪質なサイトを閲覧すると、攻撃者にシステム上でコマンドを実行されてしまう恐れがある。 脆弱性の危険度を示すCVSSベーススコアは、最高の「10.0」となっている。なお、サーバやスタンドアロンのJavaデスクトップアプリケーション、Oracleのサーバ向けソフトは影響を受けないという。 Oracleはこの問題を解決したJDK/JRE 6 Update 20を、Windows、Solaris、Linux向けにリリースした。脆弱性の危
Java言語の生みの親として広く知られるJames Gosling氏が、4月2日(米国時間)にOracleを退職していたことを個人ブログで明らかにした。 Gosling氏は90年代前半にSun MicrosystemsにおいてJava言語の設計に携わり、その功績から"Javaの父" と目されるようになった。今年1月末にOracleによるSun買収完了が発表された直後、同氏がブログにDukeとTuxがSunの墓標にたたずむ意味深長な画像をアップしたことが話題に。その後、SunでCEOを務めていたJonathan Schwartz氏やXML開発者の1人Tim Bray氏などSunのキーパーソンが次々にOracleを去り、Gosling氏の去就も注目されていた。 Oracle退社に至った理由については「Time to move on...」というブログ書き込みの中で「答えにくい。私の言葉はおおよ
Javaの共同発明者であるJames Gosling氏は、Oracleが同氏の長年の雇用主だったSun Microsystemsを買収した数カ月後、Oracleを去ることになった。 Gosling氏は自身のブログ上でこのことを発表し、米国時間4月2日付でOracleを辞めたと述べた。 Gosling氏は退職の理由を明かさなかった。その代わり、Gosling氏は「正確で正直な気持ちを話してしまえば、そのほとんど全てが有害無益なことになるだろう」と書いた。今後の予定について、Gosling氏は今は分からないが、仕事探しを始める前に少し休みたいと述べた。 Gosling氏はSunに在籍していた1990年代、Javaプログラミング言語の開発に寄与した。Oracleは2009年4月、Sunを74億ドルで買収する意向を明らかにした。しかし、この買収はOracleが規制当局の承認を待つ間保留状態となり、
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