未購読 ご利用いただくには、購読のお手続きが必要です。 このサイトは朝日新聞デジタルの一部です。朝日新聞デジタルの有料会員(フルプラン)の方は、ログインするだけでお読みいただけます。 「自殺幇助」という選択肢を、スイスの人々はどうとらえているのか。国内最大の団体「EXIT」は、スイス人口の約1%にあたる7万5千人の会員を抱える。会員たちの思いはさまざまだ。3人の会員に思いを聞いた。(後藤絵里) ウォルター・フェルゼンベック(元教誨師、76歳、男性)photo:Goto Eri EXITの会員になって25年。命を終える会員たちの最期に立ち会うボランティアを務めて10年になる。彼らと長い語りを持ち、じっくり話を聞く。彼らの家族とも話し、本人の死の決断に周囲からの圧力がないかどうかを慎重に見極めるのも大事な仕事だ。死の意思は必ず本人から発せられなければならない。その決断は何者も侵すことはできない