総務省は、「ユビキタス特区」を北海道や沖縄などに08年1月をめどに創設する。利用されていない周波数帯を活用し、通信と放送を連携したサービスや、次世代携帯電話、ネット家電に関連する開発・実証実験などを行う。 特区では、利用されていない携帯電話用の周波数帯を、混信が生じない範囲で有効活用できる環境を整備。短期で免許処理できる実験用無線局制度も作り、無線を利用した実験が行えるようにする。 固定・移動通信、放送を連携させたサービスの開発や、次世代携帯電話に関する実証実験、自動車、家電、ロボットと通信を組み合わせたサービスなどを開発するプロジェクトを実施する。他国に「ユビキタス姉妹特区」を創設するようにも働きかける。 北海道と沖縄のほか、情報通信技術の研究を行う企業や大学の研究所が複数存在するエリアにも創設する。IT技術の国際競争力強化などを目指す「ICT改革促進プログラム」の一環。
様々な分野で「安全」や「安心」が語られることが多くなっています。それは、わたしたちがいろいろなモノやコトを「危ない」と感じているということでしょう。自由、メディア、少子化、科学・・・・さまざまな「危ない」について、各界気鋭の研究者にご寄稿いただきます。 河合幹雄 かわい・みきお − 1960年奈良県生まれ。京都大学理学部卒業。同大学文学部で社会学を学んだ後、同大学院法学研究科博士課程修了。桐蔭横浜大学助教授等を経て、現在は同大学法学部教授。専門は法社会学。 著書に『安全神話崩壊のパラドックス』、共著に『体制改革としての司法改革』『たばこ訴訟の社会学』、訳書に『司法が活躍する民主主義』ほか 日本は危険な社会になった、安全神話は崩れたということが言われている。アンケート調査によると日本人の9割が日本の治安は悪化していると信じているというものさえある。また、マスコミ報道でも、治安の悪化は、し
文科省は学習指導要領を改訂し、小学校五年六年から英語を必修化することを決めた。 愚かなことである。 日本語がこれだけできなくなっている知的状況で二カ国語を学ばせる意味がどれほどあるのか。 特にオーラル中心の語学教育の子どものメンタリティへの影響については、もうすこし真剣に考えた方がよろしいのではないか。 英語運用能力を重視する教育機関で何が起きているか、みなさんはご存じであろうか。 論理的には当たり前のことであるが、それは「英語運用能力の高さにもとづく人間的価値のランキング」である。 「英語が他の教科に比較して際だってよくできる」という条件をクリアーしてその教育機関に入学した学生は、当然ながら、「英語ができることは、きわだってすぐれた人間的能力である」というイデオロギーのかたくなな信奉者になる。 これはごく自然なことであるから非とするには当たらない。 けれども、そのような学生たちの教場での
2007.12.18 経営・マネジメント ベネッセは、教育の一大商社になるのか!? 中土井 鉄信 合資会社 マネジメント・ブレイン・アソシエイツ 代表 通信教育「進研ゼミ」で知られるベネッセコーポレーションが、東大受験に強い進学塾「鉄緑会」の買収を明らかにした。昨年から塾業界への積極的な参入を進めているベネッセの次のターゲットは名門中学受験塾かもしれない。 進研ゼミからZ会への宣戦布告 通信教育「進研ゼミ」で知られるベネッセコーポレーションが、 東大受験に実績をもつ進学塾「鉄緑会」(東京)の株式の80% を同塾の運営会社2社から12月下旬に取得することを明らかに した(2007年12月04日 朝日新聞の記事より)。鉄緑会は東大 の卒業生らが始めた「東大受験専門」の進学塾で、合格率が高い ことで知られる名門だ。 ベネッセは、昨年から今年にかけてもの凄い勢いで塾業界に参入 してきている。「お茶
2007年12月17日18:45 カテゴリ書評/画評/品評Love 赤木智弘たちに足りないもの - 書評 - 若者を見殺しにする国 昨日到着、即読了。 若者を見殺しにする国 赤木智弘 実に読ませる本。若者自身による若者論として必読の本。 だが、何かが足りない。 その足りない何かがわかったような気がするので、本entryではそれについて書く。 本書「若者を見殺しにする国」は、「『丸山真男』をひっぱたきたい」をひっさげて若者論壇に登場した赤木智弘が、それを拡張して一冊の本にまとめたもの。 目次 - 書籍出版 双風舎:【書籍一覧】より(余談だが、このページTBを受け付けてる。えらいぞ双風舎)。 Amazonのページの情報を元に補強 まえがき----赤木智弘とは、いったいどんな人間なのか 第一章 強大な敵としての俗流若者論 青少年の凶悪犯罪が増えているって? なぜ俗流若者論がささやかれるのか オタ
派遣、パート「正社員化」の動き、どこまで広がるか 将来は給与が下がる可能性も出てきた 銀行の窓口で働いているという女性に「今年は業績もいいし、ボーナスいっぱい出たでしょう?」と気軽に聞いたら「いえ、私、派遣ですから」とちょっと冷たいほほ笑みが返ってきた。 三井住友銀行が2000人の派遣社員(全部で約1万人)を正社員に登用する方針を打ち出した。営業店の窓口の女性陣も正社員化の対象らしい。「ボーナス出た?」に「おかげさまで」とニッコリする姿が拝める日は近そうだ。 三井住友銀は、派遣社員の正社員化に合わせ、一般職という呼称の廃止も決めた。ビジネスキャリア職に変わる。実施は来年7月の予定。 「業務の多様化に対応するには、正社員化したほうがメリットが大きいとの判断です」(三井住友銀行関係者) 銀行の窓口は大変化している。預金を扱っていればよかった時代はとうに終わり「投信だ、保険だ」
内田先生の所で、教育再生会議一次報告案についてのエントリとコメントを読む。 内田先生は、再生会議の報告案の根底にあるのが〈グローバリズム〉の亡霊であろうと指摘しておられる。これに対してDr.Waterman氏がコメントしているのがなかなか面白かった。 Waterman氏は、内田先生の「教育には独自のルールあるべし」という論を批判し、「教育の場に学校の外の「世間のルール」を導入することは必ずしも悪くはない」とされる。その論拠となっているのは 大学の自治とか、世間と離反した教育の世界が存在意義を持っていた時代や状況があることは認めるが、教育の最大の意義は子ども達が社会性を獲得して生き抜く下地を与えることにあると思う。 という点である。現在はそういう時代でも状況でもない、だから「社会性を獲得して生き抜く下地を与える」ために「世間のルール」を導入することも「悪くはない」だろう、ということだ。 言い
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