「ニート」「ひきこもり」などを筆頭に、「無職の若者」というのは、しばしばメディアで問題視されることがあります。 そういった若者に対して、特に年長者からよく投げかけられるありがちな指摘が「無職の若者って、仕事を選り好みしているだけじゃないの?」というもの。みなさんもどっかで聞いたことありませんか?「仕事なんて選ばなければいくらでもあるんだよ」とか。 本書ではそういった指摘に対してこのような答えを返しています。 「仕事は選ばなければあるはずであり、若年無業者は、えり好みをしている甘えた人間なのではないか」という言葉は頻繁に使われる。 「平成25年版 子ども・若者白書」の「就業希望の若年無業者が求職活動をしていない理由」を見てみると、無業である理由として「病気・けが」の回答が圧倒的に多い。20代後半から30代後半では30%に上り、30歳から34歳では40%を超えている。 なんと!求職活動をしてい