ベルギーの首都ブリュッセルにあるポーランド大使館前に掲げられた、ポーランド国旗(手前)と欧州旗(2021年10月8日撮影)。(c)Kenzo Tribouillard / AFP 【10月9日 AFP】ポーランドの憲法裁判所は7日、欧州連合(EU)法は国内法に優先しない場合があるとの判断を示した。専門家は、同国のEU離脱「ポレグジット(Polexit)」(英国のEU離脱「ブレグジット」のもじり)につながる可能性がある司法判断だと指摘。国内外から反発の声が相次いだことを受け、ポーランド政府は8日、EU残留の意向を明言した。 EU司法裁判所は今年3月、ポーランドの右派政権が実施した司法改革について、EU法に違反すると判断。同国のマテウシュ・モラウィエツキ(Mateusz Morawiecki)首相はこれを受け、国内の憲法裁に対し、EU法の優位性について判断を求めていた。 ポーランド憲法裁は、E