機械式の立体駐車場は、限られたスペースで多くのクルマを収容できるものの、特に高さの制限から入庫できないクルマも少なくありません。背の高いクルマが増えるなか、どう対応しているのでしょうか。 車高「1550mm以下」がひとつの基準 ミニバンやSUV、軽自動車を中心に、背の高いクルマが増えていますが、そのようなクルマは「(機械式の)立体駐車場に入らない」という声が聞かれます。 地下にある機械式立体駐車場の例(乗りものニュース編集部撮影)。 たとえば、現行の5代目よりも背が低かったホンダ「オデッセイ」の3代目と4代目モデル(2003~2013)などは、3列シートのミニバンでありながら全高が1545mmから1550mmに抑えられており、多くの立体駐車場に入れることをひとつのウリにしていました(駐車場によっては全幅や全長などの要因から入庫できないケースもある)。 立体駐車場を手掛ける新明和工業では、タ
追越車線を走り続けるのは渋滞のもとですが、どの程度のドライバーが認識しているのでしょうか。NEXCO東日本による走行車線の利用を促す実験で、大きな効果が得られ、多くのドライバーも協力意思を示しています。 走行車線の利用促進実験で渋滞長「半減」も 高速道路における渋滞の要因は様々ですが、そのひとつに、多くのクルマが「追越車線を走り続ける」ことがあります。このため、NEXCO東日本関東支社では2017年以降、特定の区間で「走行車線の利用促進による渋滞対策実験」を行っています。 追越車線にクルマが集中すると、渋滞につながることも。写真はイメージ(画像:写真AC)。 実験は、道路脇にLED表示器を複数設置し、「渋滞予防のため」「左車線キープ」あるいは「左車線」「ご利用を」などと表示、走行車線の利用を呼び掛けるというものです。2017年度には、関越道下り線の東松山IC~嵐山小川IC間や、東北道上り線
子どもが生まれると、さまざまな場面で必要となるベビー用品。初めて子どもを持った親にとって、小さくて繊細な赤ちゃんの世話には苦労も多い。少しでも安全に、手間を省けたらという声に応えるようにベビー用品も日々進化を続けている。最近のキーワードのひとつが「電動化」だ。 例えば、初めての経験で苦労するのが爪切り。親の意思とは無関係に動き回る赤ちゃんの手を持ち、ハサミで傷つけないように切るのは難しい。切り残しがあれば、とがった爪で自分の顔を引っかいてしまう恐れもある。やすりで削れば、深爪などの心配はないが、手間がかかってしまうのが難点だった。 電動のネイルケアグッズを借りて試してみる。ベビー用品製造大手「コンビ」(東京都台東区)の製品で、爪を切るというよりは、自動で回転する円状のやすりで少しずつ削っていく仕組みだ。爪に当てて丸く成形すれば、やさしい爪先に仕上がる。手元が狂って皮膚に当たってもけがの心配
「Suica」や「ICOCA」といった交通系ICカードは、全国相互利用サービスにより、全国各エリアで利用できます。しかし、東京~沼津間や大垣~米原間といった「エリアまたぎ」の利用はできません。どのような事情があるのでしょうか。 同じ路線の駅なのにICカードで乗降できない…なぜ? 最後にきっぷを買ったのはいつのことか覚えていますか。いまや首都圏では「Suica」や「PASMO」など交通系ICカードの利用者が9割以上を占めているそうです。2013(平成25)年には交通系ICカードの「Kitaca」「Suica」「PASMO」「TOICA」「manaca」「ICOCA」「PiTaPa」「SUGOCA」「nimoca」「はやかけん」で「交通系ICカード全国相互利用サービス」がスタートし、国内多くの都市の交通機関を1枚のICカードで利用できるようになりました。 きっぷとICカードに対応した駅の自動改
ワーク・ライフ・バランスは世界中の問題だが、日本では特に深刻だ。働きすぎは社会問題となり、それが原因で死に至る「過労死」という言葉までできている。
県産米での琉球泡盛造りを目指す取り組みが始まった。泡盛のほとんどはタイ米が原料で、県産米を使う銘柄はわずかだ。ワインや日本酒は「テロワール」(地域の特徴)を持たせることで付加価値を高め、海外輸出につなげている。国や県は、泡盛原料米をつくる農家に交付金を支給して県産米による泡盛生産を後押しする。 多くの銘柄の中で、県産米使用の泡盛は「照島」「尚円の里」など数少なく、ほとんどがタイ米使用だ=9日、那覇市首里の泡盛館 宮腰光寛沖縄担当相自ら「琉球泡盛テロワールプロジェクト」と名付けた計画の説明会が1月27日、那覇市の沖縄総合事務局で開かれた。米産地の首長や農業団体、酒造所らが一堂に会した。宮腰氏は「泡盛の原産地にタイ産米と表記すると諸外国では評価がもらえないのが現状だ。本事業で泡盛と県産米を結び付けたい」と語り、協力を呼び掛けた。 県は泡盛原料米(加工米)の生産拡大に向け、国の交付金を活用した新
九州、北陸、北海道新幹線といった「整備新幹線」は、最高速度が260km/hです。ほかの線区では320km/h運転も実現しているなかで、なぜこのスピードなのでしょうか。「260km/h」に決まった経緯を探ります。 整備新幹線の最高速度より速くなった初期の新幹線 一気に60km/h、引き上げられることになるのでしょうか。JR東日本が東北新幹線 盛岡~新青森間の騒音対策工事を行い、5年後(2024年)をめどに最高速度を現在の260km/hから320km/hに引き上げる方針を固めたと報じられました(2019年1月14日付け朝日新聞東京朝刊など)。 盛岡~新青森間は、鉄道建設・運輸施設整備支援機構(鉄道・運輸機構)が建設してJRに貸し付ける、いわゆる「整備新幹線」として整備された区間です。1996(平成8)年に新青森までの建設が正式に決定されました。 岩手県二戸市付近を走るE5系電車。ここを含む東北
東京都交通局が運営している、上野動物園の懸垂式モノレールが消えるかもしれません。経営上は黒字ですが、過去にもあることが原因で存続問題が浮上したことがあります。なぜ維持が難しいのでしょうか。 経営上は黒字だが… 「日本初のモノレール」が存続の危機です。東京都の交通局と建設局は2019年1月23日、上野動物園(東京都台東区)のモノレールを11月1日から休止すると発表しました。 上野動物園モノレールの40形電車(2018年5月、恵 知仁撮影)。 上野動物園モノレールは、東園と西園を約1分半で結ぶモノレールです。全長はわずか0.3km。車両は1編成(2両)だけで、予備の編成はありません。 交通局によると、現在の車両(40形電車)は運行開始から17年が過ぎ、経年劣化が顕著に進んでいるため、法令で定められた検査の実施時期を迎える前に運行を休止することにしたといいます。休止期間中は電気自動車などによる無
大手老舗ヘリコプターメーカーのベルが、そのつちかってきたノウハウをつぎ込んだ、いわゆる「空飛ぶタクシー」のコンセプトモデルを発表しました。夢物語の実現は、意外と近いかもしれません。 ベルがやるならガチ、かも? 正月気分もさめやらぬ2019年1月8日、アメリカのラスベガスで開催された世界最大のIT家電見本市「CES2019」で、その姿は披露されました。自動車系の出展が多く集まるラスベガスコンベンションセンター(LVCC)のノースホール。ここで大手航空機メーカーのベル・ヘリコプターが、人が乗れる巨大なドローン「BELL Nexus(ベル ネクサス)」を、2020年代中頃にも“空飛ぶタクシー”「Bell Nexus Air Taxi」として市場導入すると発表したのです。 拡大画像 「CES2019」にて公開された「ベル ネクサス」。その巨大な機体は、周辺にクルマ系の出展が多いなかでも抜群の存在感
都営浅草線で、レールが破断して運転を見合わせるトラブルがありました。1mあたり約50kgもある「重い鉄の塊」が、なぜ破断してしまうのでしょうか。そこには「電気」の影響が考えられます。 1mあたり約50kgもあるレール 2019年2月1日(金)の朝6時55分ごろ、都営浅草線の三田~泉岳寺間で、線路に異常を感知。点検したところレールの破断を確認したため、およそ3時間にわたって全線で運転を見合わせるというトラブルが発生しました。都営浅草線では、1月20日(水)にも本所吾妻橋~浅草間でレールが破断して運転を見合わせています。 拡大画像 都営浅草線の5500形電車(2018年6月、恵 知仁撮影)。 東京都交通局によれば、現時点(2月1日現在)ではレールが破断した原因は判明していないといいますが、どのような要因でレールは損傷して、そして発見に至ったと考えられるのでしょうか。 レールの素材は鉄の合金であ
道路信号機は交通の流れが円滑になるよう、複数の交差点で連携して制御されています。意図的に「青信号が続く」ようになっている場合もあり、「赤信号が続く」と感じることも、気のせいとは言い切れないようです。 一定速度で走れば、青信号が連続する? 信号が青になりクルマを発進させると、「目の前の信号が次々と青になっていく」こともあれば、次の信号でも赤、またしばらくして赤と、「ちょくちょく赤信号になる」と感じることもあるかもしれません。 赤信号のイメージ(画像:写真AC)。 交通管理に関する技術の研究開発を行う公益法人、日本交通管理技術協会(東京都新宿区)によると、信号機は交差点単独で一定のサイクルに基づき赤、黄、青が変わるものもあれば、複数の交差点と連携して変わっていくケースも。それらのひとつに、同じ路線で信号の表示サイクルを連携させる「系統制御」と呼ばれる信号制御方式があり、「次々と青に」あるいは「
米グーグルの翻訳アプリによって変換された標識。米サンフランシスコで(2015年1月12日撮影、資料写真)。(c)GLENN CHAPMAN / AFP 【12月7日 AFP】米グーグル(Google)は6日、同社の翻訳サービス「グーグル翻訳(Google Translate)」でジェンダーバイアス(性差による偏向)解消に向けた取り組みを始めたと発表した。 グーグル翻訳は、ある言語の性の区別のない単語を、別の言語の男性名詞に置き替えることが多いとの批判があった。 グーグル翻訳のプロダクトマネジャー、ジェームズ・クズマルスキ(James Kuczmarski)氏は同社の公式ブログで、従来グーグル翻訳では訳語として男性名詞と女性名詞のどちらも考えられる場合でも一つの翻訳結果だけを表示し、例えば「医師」という単語は男性名詞に、「看護師」という単語は女性名詞に訳されることが多かったと説明。 その上で
木材に穴を開けて作ったQRコード。スマートフォンをかざすと情報が読み取れる=京都市中京区の立命館大朱雀キャンパスで 木材やコンクリートに微小な穴を開け、半永久的に使用できる二次元コードを立命館大の研究チームが開発した。劣化しにくく、従来より目立たないのが特長で、建物などに施工日などの情報を登録できるほか、文化財の案内板などにさりげなく施すこともできる。ニュージーランドで開かれた電子情報通信国際会議で成果を報告した。 QRコードで知られる二次元コードは漢字や英字、数字などのデータを記録できる。スマートフォンなどで読み取ることで情報が入手でき、ホームページへの誘導や物流の管理などのほか、最近は決済にも利用されている。
プラスチックごみに対する批判の高まりを受け、堆肥化可能なバッグやカップ、食器の人気が高まっている。しかし、その多くは堆肥化されていない。
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