飛行機は、巡航高度に達し「水平飛行」に入っても、実はわずかに傾いているといいます。機内もその傾きを考慮した工夫がなされている一方、客室乗務員は傾きに注意しながらサービスをしているそうです。いったい、どれくらい傾いているのでしょうか。 巡航中も水平じゃない そのメリットは 滑走路から離陸した飛行機は、機体が傾いているのがはっきりとわかります。ANA(全日空)によると、離陸推力の設定や重量などもよるものの、離陸上昇時は機首を15度前後上げた状態だそうです。 拡大画像 水平飛行中も、機体は傾いているという。写真はイメージ(画像:dmitrimaruta/123RF)。 そして所定の巡航高度に達すると、飛行機は「水平飛行」に入ります。シートベルトのサインが消え、機内食がある路線ではその給仕が始まることもあり、ホッと一息つくときかもしれません。しかし、この水平飛行中もじつは「水平」ではないのだとか。