こんにちは。 北品川藤クリニックの石原です。 今日は午前午後ともいつも通りの診療になります。 それでは今日の話題です。 今日はこちら。 JAMA誌に2020年4月22日にウェブ掲載された、 小論文(レター)ですが、 新型コロナウイルス感染に比較的特徴的とされる、 味覚嗅覚障害の臨床的特徴についての論文です。 味覚嗅覚障害は、 日本でもプロ野球選手や芸能人の事例などが報道され、 一般にも新型コロナウイルス感染症の症状として、 広く知られるようになりました。 ただ、その発症率などを科学的に検証したデータは、 実際にはあまり存在していません。 比較的信頼のおけるデータとしては、 入院患者の34%に認められた、 というものがあるだけです。 そこで今回の研究ではイタリアにおいて、 PCR検査で陽性が確認されるも、 症状が軽症が軽症で自宅観察の扱いとなった、 18歳以上の新型コロナウイルス感染症の患者
今日なに読もう〜病院総合診療医の論文ブログ〜 奈良、京都で病院総合診療医をやっていました。2020年度より京都大学の社会健康医学系(SPH)の大学院の博士課程。在宅医療始めました。勉強したことをまとめていきます。 Case reportが出ていました。嗅裂閉塞が画像で認められた症例です。 https://jamanetwork.com/journals/jamaotolaryngology/fullarticle/2764417 40歳女性が鼻閉感を伴わない突然の嗅覚障害で受診した。発熱、鼻汁、味覚障害はなかった。受診の数日前に空咳、頭痛、筋肉痛を認めていた。耳鏡検査および前鼻鏡検査は異常を認めなかった。花の香、カラメル、チーズ、果物、肥料など嗅覚検査を行ったが全て患者は認識できなかった。 CT検査が行われ、嗅裂の両側性の炎症性閉塞が認められた。 MRIでは嗅球には異常なかった(Blue
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