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  • covidを含む記事 : 今日なに読もう〜病院総合診療医の論文ブログ〜

    先日、大学院2目の論文「Hospitalization for ischemic stroke was affected more in independent cases than in dependent cases during the COVID-19 pandemic: An interrupted time series analysis」がPLoS Oneにアクセプトされました。ご指導頂きました教室の皆様あり ... 久々にCOVID-19関連の記事です。大学院であまりCOVID-19の診療から離れた生活を送っていましたが、これだけ流行しており発熱患者さんの対応をすることも多くなってきたので、今更ながら文献を読み直しています。COVID-19の症状について頻度をまず見てみました。CDCが出してい ... COVID-19自体がCPAにつながる例や受診控えが重症化につながるな

    covidを含む記事 : 今日なに読もう〜病院総合診療医の論文ブログ〜
    KATZE
    KATZE 2020/05/10
  • COVID-19関連の嗅覚味覚障害 part3 : 今日なに読もう〜病院総合診療医の論文ブログ〜

    今日なに読もう〜病院総合診療医の論文ブログ〜 奈良、京都で病院総合診療医をやっていました。2020年度より京都大学の社会健康医学系(SPH)の大学院の博士課程。在宅医療始めました。勉強したことをまとめていきます。 イタリアのTreviso and Belluno provincesでCOVID-19患者にSARS-CoV-2スワブテストの5-6日後に電話でインタビューを行い、嗅覚味覚障害の有無を調べた論文。 「Alterations in Smell or Taste in Mildly Symptomatic Outpatients With SARS-CoV-2 Infection」 https://jamanetwork.com/journals/jama/fullarticle/2765183 インタビューを完遂できた202名のうち 嗅覚/味覚の変化があったのは130名(64.4%

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    KATZE
    KATZE 2020/05/10
  • COVID-19関連の嗅覚味覚障害 part2 : 今日なに読もう〜病院総合診療医の論文ブログ〜

    今日なに読もう〜病院総合診療医の論文ブログ〜 奈良、京都で病院総合診療医をやっていました。2020年度より京都大学の社会健康医学系(SPH)の大学院の博士課程。在宅医療始めました。勉強したことをまとめていきます。 COVID-19の嗅覚、味覚障害について人数多めのデータです。80%以上に嗅覚、味覚障害を認めています。ヨーロッパのデータなのでそのままアジア人に適応できるかはわかりません。ウイルスの変異やACE2発現パターンの違いが関わっているかもと述べられていました。 https://link.springer.com/article/10.1007/s00405-020-05965-1 12の病院のCOVID-19確定例417名(平均年齢は36.9歳、ICU入室患者は除く)を評価した。症状発生から評価までは9.2±6.2日. 評価時に34.5%は急性期であったが、その他では全身症状は認めな

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    KATZE
    KATZE 2020/05/10
  • COVID-19関連の嗅覚味覚障害 : 今日なに読もう〜病院総合診療医の論文ブログ〜

    今日なに読もう〜病院総合診療医の論文ブログ〜 奈良、京都で病院総合診療医をやっていました。2020年度より京都大学の社会健康医学系(SPH)の大学院の博士課程。在宅医療始めました。勉強したことをまとめていきます。 今話題のCOVID-19関連の嗅覚味覚障害の論文です。 https://academic.oup.com/cid/advance-article/doi/10.1093/cid/ciaa330/5811989?fbclid=IwAR2Hkhfp8LJUBrvV0LgKASJyKlviO5jC7Oi5Y2Rw095E8V5S0H45fd8l0HE COVID-19入院患者59名のうち、嗅覚もしくは味覚障害を33.9%に認めた。18.6%は両者とも認めた。そのうち12名は入院前より症状を認めていた。入院までの日数の中央値は6日. 8名は入院中に発症した。味覚障害は91%で入院前に発症

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    KATZE 2020/05/10
  • 観察研究とRCTの結果の解離 : 今日なに読もう〜病院総合診療医の論文ブログ〜

    今日なに読もう〜病院総合診療医の論文ブログ〜 奈良、京都で病院総合診療医をやっていました。2020年度より京都大学の社会健康医学系(SPH)の大学院の博士課程。在宅医療始めました。勉強したことをまとめていきます。 研究は介入研究と観察研究に分かれます。介入研究の王道がランダム化比較試験(RCT)です。一方、観察研究は比較対照の有無で分析的研究と記述的研究に分かれ、分析的研究は測定タイミングや因果の方向性でコホート研究、ケースコントロール研究、横断研究に分かれます。 RCTは選択バイアスや交絡因子の除去が行うことができ、観察研究よりエビデンスレベルにおいて上位におかれますが、一方で外的妥当性に欠けたり稀なアウトカムについては評価が難しいという欠点もあります。またRCTが倫理的な問題でできない場合もあるでしょう。 ということで分析的観察研究をもっとやっていきましょう!というのも大学院で習う一つ

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    KATZE
    KATZE 2020/05/10
  • COVID-19に若年大血管脳梗塞を合併した5例 : 今日なに読もう〜病院総合診療医の論文ブログ〜

    今日なに読もう〜病院総合診療医の論文ブログ〜 奈良、京都で病院総合診療医をやっていました。2020年度より京都大学の社会健康医学系(SPH)の大学院の博士課程。在宅医療始めました。勉強したことをまとめていきます。 50歳以下の若年で大血管脳梗塞を合併したCOVID-19 5例の報告です。 1例目は33歳女性で1週間前より咳嗽、頭痛、悪寒があり、1日ほどで左上下肢のしびれと構音障害が生じました。COVID-19が蔓延していたため、受診するのを控えていたようです。病院を受診したときはNIHSS 19点で頭部CTで右のMCA領域の梗塞像と右頸動脈の分岐部に血栓を認めました。胸部CTで両側にすりガラス陰影を認め、SARS-CoV-2の検査が陽性でした。 下の表が5例のまとめで平均NIHSSは17でした。2名が受診を控えていました。 https://www.nejm.org/doi/full/10.

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    KATZE 2020/05/10
  • COVID-19重症例では凝固亢進/微小血栓を起こす? : 今日なに読もう〜病院総合診療医の論文ブログ〜

    今日なに読もう〜病院総合診療医の論文ブログ〜 奈良、京都で病院総合診療医をやっていました。2020年度より京都大学の社会健康医学系(SPH)の大学院の博士課程。在宅医療始めました。勉強したことをまとめていきます。 COVID-19では重症例ではサイトカインストームから凝固カスケードの活性化と血栓傾向が起こります。凝固異常パラメータ(D-dimer, FDP)がmortalityと関連するとも言われています。DICの合併が死亡者の71.4%で合併する一方、生存者では0.6%だったという報告もあります。D-dimer上昇例にはヘパリンを使用する方法もあるようです。 今回病理医への感染を減らすためMIA-US(ultrasound-based minimally invasive autopsies)という方法で10名の患者に肺、腎臓、心臓、肝臓、脾臓、脳などの剖検を行った報告です。 肺の病理組

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    KATZE 2020/05/07
  • COVID-19と内皮障害の関連 : 今日なに読もう〜病院総合診療医の論文ブログ〜

    今日なに読もう〜病院総合診療医の論文ブログ〜 奈良、京都で病院総合診療医をやっていました。2020年度より京都大学の社会健康医学系(SPH)の大学院の博士課程。在宅医療始めました。勉強したことをまとめていきます。 血栓傾向や急激な呼吸状態の悪化にはこういった病態が関与しているんですかね。 「Endothelial cell infection and endotheliitis in COVID-19 」 https://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(20)30937-5/fulltext SARS-CoV-2はACE2受容体を介して宿主に感染するが、この受容体は肺、心臓、腎臓、腸管、そして内皮細胞に発現している。In viroではSARS-CoV-2は血管内皮のオルガノイドに直接感染することがわかっている。

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    KATZE 2020/04/26
  • NYのCOVID-19入院患者393名の特徴 : 今日なに読もう〜病院総合診療医の論文ブログ〜

    今日なに読もう〜病院総合診療医の論文ブログ〜 奈良、京都で病院総合診療医をやっていました。2020年度より京都大学の社会健康医学系(SPH)の大学院の博士課程。在宅医療始めました。勉強したことをまとめていきます。 下痢や嘔吐が意外と多いですね。受診時に発熱少ない・・。 https://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMc2010419 3/5-27にNew Yorkの2つの病院(893床と180床)にCOVID-19で入院した18歳以上の患者 393名の特徴。両病院ともネーザルハイフローが使えないこともあり、早期に挿管人工呼吸器管理とする方針であった。393名の年齢の中央値は62.2歳、男性が60.6%、肥満患者が35.8%であった。 症状は咳嗽 79.4%、発熱 77.1%、呼吸苦 56.5%、筋痛 23.8%、下痢23.7%、嘔吐 19.1%であった。

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  • COVID-19関連の嗅覚障害のCase report(画像あり) : 今日なに読もう〜病院総合診療医の論文ブログ〜

    今日なに読もう〜病院総合診療医の論文ブログ〜 奈良、京都で病院総合診療医をやっていました。2020年度より京都大学の社会健康医学系(SPH)の大学院の博士課程。在宅医療始めました。勉強したことをまとめていきます。 Case reportが出ていました。嗅裂閉塞が画像で認められた症例です。 https://jamanetwork.com/journals/jamaotolaryngology/fullarticle/2764417 40歳女性が鼻閉感を伴わない突然の嗅覚障害で受診した。発熱、鼻汁、味覚障害はなかった。受診の数日前に空咳、頭痛、筋肉痛を認めていた。耳鏡検査および前鼻鏡検査は異常を認めなかった。花の香、カラメル、チーズ、果物、肥料など嗅覚検査を行ったが全て患者は認識できなかった。 CT検査が行われ、嗅裂の両側性の炎症性閉塞が認められた。 MRIでは嗅球には異常なかった(Blue

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  • SARS-CoV-2陽性検体の20.7%で他の病原体が陽性 : 今日なに読もう〜病院総合診療医の論文ブログ〜

    今日なに読もう〜病院総合診療医の論文ブログ〜 奈良、京都で病院総合診療医をやっていました。2020年度より京都大学の社会健康医学系(SPH)の大学院の博士課程。在宅医療始めました。勉強したことをまとめていきます。 2020/3/3-25で有症状(咳、発熱、呼吸苦)の患者の鼻咽頭スワブのPCR検査を行った検体に対してSARS-CoV-2だけでなく他の呼吸器感染症を起こす病原体(インフルエンザA/B、RSウイルス、非SARS-CoV-2のコロナウイルス、アデノウイルス、パラインフルエンザ1-4、ヒトメタニューモウイルス、ライノウイルス/エンテロウイルス、Chlamydia pneumoniae, Mycoplasma pneumoniae)も検査した。このラボでは北カルフォルニアの複数箇所より検査を受注している。 https://jamanetwork.com/journals/jama/fu

    SARS-CoV-2陽性検体の20.7%で他の病原体が陽性 : 今日なに読もう〜病院総合診療医の論文ブログ〜
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    KATZE 2020/04/18
  • 出産入院のSARS-CoV-2スクリーニングで13.7%陽性 : 今日なに読もう〜病院総合診療医の論文ブログ〜

    今日なに読もう〜病院総合診療医の論文ブログ〜 奈良、京都で病院総合診療医をやっていました。2020年度より京都大学の社会健康医学系(SPH)の大学院の博士課程。在宅医療始めました。勉強したことをまとめていきます。 New Yorkの報告です。NYで検査するとこんなに陽性になるんですね。2020/3/22-4/4までNew York–Presbyterian Allen HospitalとColumbia University Irving Medical Centerの215名の出産された女性に入院時にSARS-CoV-2のスクリーニングを行った。これは3/13に産科患者でCOVID-19が発生し、その後当初無症状だったが入院後に発症、陽性化した患者がいたため。 4名(1.9%)が入院時に発熱などの症状があり全員陽性となった。 他の211名は発熱も他の症状もなく、その中の210名に鼻咽頭ス

    出産入院のSARS-CoV-2スクリーニングで13.7%陽性 : 今日なに読もう〜病院総合診療医の論文ブログ〜
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    KATZE 2020/04/16
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