1 急性放射線障害の概要 広島大学 原爆放射線医科学研究所 神 谷 研 二 2007年11月12日 第4回検討会資料 図1 確定的影響と確率的影響 放 射 線 熱 傷 の 発 症 頻 度 しきい線量 被ばく線量 放 射 線 発 が ん の リ ス ク 被ばく線量 自然発症 発がんリスク のレベル 1)確定的影響 影響の重篤度が線量に依存し, しきい線量が存在するような影響 白内障,不妊,皮膚の損傷, 血液障害 2)確率的影響 発現頻度が線量に依存し, しきい線量のないといわれる影響 悪性腫瘍,遺伝的影響 しきい線量: 被ばくした集団 の1-5%に症状が 現れる線量 2 表1 確定的影響のしきい値 (ICRP Publ.28(1978),41(1984),60(1991),62(1991)より) 0.5 0.15 3.5−6.0 2.5−6.0 0.5−2.0 5.0 0.1 0.12−0.