日本に在留する外国人約282万人(出入国在留管理庁『在留外国人統計』2021年6月末基準)のうち、朝鮮半島にルーツを持つ在留韓国・朝鮮人は、約44万人に及びます。これは在留中国人(約74万人)、在留ベトナム人(約45万人)に次いで多く、その歴史的経緯や活動について、多数の資料が刊行されています。本稿では、日本に在留する韓国・朝鮮人※について知るために役立つ基本的な情報源を紹介します。 特に断りのない限り、情報源の本文は日本語です。【 】内は当館請求記号です。 ※これらの人々については、「在日朝鮮人」「在日韓国人」「在日コリアン」等、論者の観点により様々な呼称が用いられます。本稿では基本的に各資料中の表記に従いますが、総称としては、法務省の『在留外国人統計』の表記にならい「(日本に在留する)韓国・朝鮮人」の呼称を用います。 1.概説書・基本情報『在留外国人統計』(出入国在留管理庁 年刊 【Z