知っているかが生死を分ける「救急車の賢い呼び方」 季節の変り目で、急激な気温の変化により突然倒れる人が多い。そんな時頼れるのは「119」 だ。だが、突然の事態に遭遇した時、「本当に救急車を呼んでいいのか…」と迷う人が多いの ではないか。命をつなぐ、正しい救急医療の知識を身につけよう! 「今後、高齢化が進むにつれ、さらに救急車の出動回数が増えるのは必至。救急体制に支障が出てくることが懸念されます」と話すのは、帝京大学医学部附属病院で救命救急センター長を務める三宅康史さんだ。 東京消防庁管内の2015年中の救急出動件数は75万9802件。救急業務がスタートした1936年以来、過去最高を記録した。全国では605万1168件で、こちらも過去最高だった。件数が増えれば、現場からより遠くの救急隊が出動する確率が高まり、到着が遅れ、助かるはずの命まで救えなくなってしまうのだ。 だが、実はこの数字には救急