【AFP=時事】新型コロナウイルスは誰にでも感染しうるのに、なぜ米国のいくつかの州のデータでは、パンデミック(世界的な大流行)の最大の被害者はアフリカ系米国人であると示されているのだろうか──。 【写真特集】新型コロナウイルス検査で陽性反応が出た著名人 専門家らはその理由について、貧困に関連した基礎疾患からくる過度な影響、医療における差別、さらに黒人の多くが自宅以外で仕事をせざるを得ない点を指摘している。 ジェローム・アダムス(Jerome Adams)米公衆衛生局長官は7日、CBSニュース(CBS News)に出演し、「黒人の方が糖尿病、心臓疾患、肺疾患にかかりやすいことはみんな知っている」と語った。
■日本は年寄りに冷たい国だ 日本は年寄りに冷たい国である。私は、長年そういい続けてきた。 【この記事の画像を見る】 今回の新型コロナウイルス肺炎の蔓延(まんえん)で、さらにその思いを強くしている。 勤め人や学生たちは、企業や学校から指示が出るから、それに従って動けばいい。 だが、働いていない年寄りには何の音沙汰もない。情報源は新聞かテレビしかない。ネットの情報は玉石混交で、フェイク情報との見分けがつきにくい。新聞は情報が遅いし、小さな活字を読むのが面倒になった。 結局、朝のワイドショーをボーッと見ることになる。テレビ朝日の「モーニングショー」などは、スティーヴン・キングのホラー映画を見ているかのように、コロナの恐怖をこれでもかと煽り立て、一日中気が滅入る。 ■もしコロナに罹っても、不運だったとあきらめろというのか 多くの国の死亡者の統計から、はっきりしてきたのは、そのほとんどが高齢者で、生
新型コロナ肺炎のパンデミックが、今度は世界の食料事情に大きなインパクトを与えることを覚悟しておいたほうがいいかもしれない――。 【写真】衝撃! 中国ではなぜ、「配達ドライバー」が続々と死んでいるのか 実際、中国では折からの野菜、肉類の高騰に続いて、こうした情報が入ってきたものだからいくつかの都市では「食料買い占め騒動」が起き始めている。 一部の国が農産物禁輸措置に踏み切ったことで、飢餓の記憶がまだ残る中国の地方ではパニックをきたしているようなのだ。 華人名のツイッターアカウントで、中国湖北省黄石市のスーパーで市民が米、食用油を争って買っている様子の動画が流れたのは3月31日ごろのことだ。 一人の男性が食用油のボトルを4~5個、米を5~6袋をカートに入れている様子などが映っている。地元の米国系スーパーのウオールマートでは、米は一人一袋までの購入制限が設けられているという。 同じような「食品買
新型コロナウイルスのクラスター(感染集団)が発生した国立病院機構大分医療センター(大分市)は7日、外来診療の一部を再開した。厚生労働省クラスター対策班は、職員らが共用するタブレット端末や休憩室で感染が広がった可能性を指摘、院内感染対策など様々な課題が浮き彫りになった。大規模な集団感染は医療崩壊を引き起こしかねず、大分県は医療機関や高齢者福祉施設に対策の徹底を呼びかけている。(関屋洋平、長谷部佳子) 【写真特集】緊急事態宣言…変わる日常 まばらな人通り 「手すりやドアノブの消毒は徹底していたが、タブレット端末はやっていなかった。まさか、そこから感染が広がるとは……」。センターの関係者は、対策班の指摘が盲点だったことを明かした。 3月19日に元入院患者の男性の感染が確認され、医師や看護師、患者らの陽性が次々と判明。厚労省は感染経路の特定や拡大防止のため、クラスター対策班を派遣した。 対策班は原
サッカー元なでしこジャパンのスペイン女子1部ウエルバMF田中陽子(26)が3日、ツイッターを更新。新型コロナウイルス感染拡大が深刻なスペインの現状を伝え、「この事実を知っておいてほしです」と訴えた。 【写真】かわいすぎるハタチの田中陽子 見惚れてしまう首筋 昨年6月にノジマステラ相模原を退団してウエルバに移籍した田中は「スペインの病院では人工呼吸器が足りず65歳以上の患者が自ら人工呼吸器を外して死を待っている。人工呼吸器も場所も足りないため、医師は患者の誰を助けるか話し合わなければならない」と、治療の優先順位を迫られているスペインの深刻さを伝えた。 そして「現実とは絶対に認めたくないけど実際に起きている。政府も国民も一人残らずこの事実を知っておいてほしいです」と思いをつづった。 スペイン保健省は同日、国内の感染者が11万7710人になったと発表。イタリアを上回り欧州最多となった。死者も1万
世界中の医療現場で、物資が不足する中、大阪大学は、安く簡単に作れる感染防止用の「フェイスシールド」を開発しました。 【記者リポート】 「今回、開発されたフェイスシールドは、3Dプリンターで作ったこのフレームと、身近にあるクリアファイルで作れるということなんです」 大阪大学が福井県鯖江市のメガネフレームメーカー「シャルマン」と一緒に緊急開発したフェイスシールド。 医療従事者の感染を防ぐためのもので、市販のクリアファイルを使って手軽に作ることができます。 フレーム部分は、3Dプリンターを使って1つ100円~300円で最短1時間ほどで作れるということです。 【大阪大学大学院 医学系研究科 中島清一 特任教授】 「どこでもある文房具と、3Dプリンターで印刷したもので、非常にレベルの高いシールドを完成することができるんじゃないかと」 フレーム部分などの作り方はホームページで無料公開されていて、世界中
東京都渋谷区のライブハウス「LOFT HEAVEN(ロフトヘブン)」で3月20日に行われた公演で、出演した複数のアーティストが新型コロナウイルスに感染していたことが、運営会社への取材でわかった。 運営会社によると、この公演は同日夜に行われ、十数人が出演。来場者は50人程度だった。出演者の感染を把握した運営会社は、公演から10日たった3月30日に保健所に相談。現在は休業している。 また、100人以上の関係者が感染している台東区の永寿総合病院で、3月末までに医師や看護師などの医療従事者の感染者が44人に上ることが台東保健所への取材で判明した。3月末までに同病院の入院患者や医療従事者など788人にPCR検査を実施したという。
4月1日、政府の新型コロナウイルスに関する専門家会議は、大阪や兵庫が「感染拡大警戒地域」にあたるとの認識を示しました。専門家の懸念通り、大阪で医療崩壊は起きてしまうのか、最前線で感染者の治療に当たっている医師に聞きました。 大阪市立総合医療センターの白野倫徳医師。感染者の治療に当たった経験などから、新型コロナウイルスの特徴は「急激に悪化すること」だと指摘します。 「一見軽症に見えても、いったん悪くなりだすと、何時間単位で悪くなっていくというのは経験しています。最初は熱・咳が出るが、体はそんなにしんどくなくて、ご飯をしっかり食べていても、(その後)ぐったりして本当にしんどくて、動くのも嫌になって、動いたら息が苦しいという状況が危険なサインで。」(新型コロナウイルス感染者を治療 白野倫徳医師) 実際、タレントの志村けんさんは3月17日から倦怠感が出始め、その後、重度の肺炎と診断され入院しました
「まさか、救急搬送されてきた赤ちゃんが新型コロナウイルスに感染しているとは誰も思わない」。0歳女児の感染を1日に発表した山梨大の島田真路学長(皮膚科学)はそう話した。同大付属病院(山梨県中央市)では医師、看護師ら医療スタッフ44人と患者12人の計56人が濃厚接触者となり、今後の医療態勢に課題を残した。 【イラスト】感染が疑われる家族と過ごす際の注意 島田学長らによると、乳児であることや、両親に風邪症状がないことから新型コロナを疑わず、医療スタッフはマスクの着用など通常防備の「標準予防策」と呼ばれる装備で処置にあたった。 女児は肺のCT検査で軽度の肺炎とみられたが、小児科の教授が、他の医師が難色を示す中、新型コロナのPCR検査に踏み切ったところ、陽性だった。 このため、結果が出るまでに関わった、小児科医8人▽救急部医師4人▽研修医5人▽集中治療室(ICU)看護師15人▽放射線技師2人▽薬剤師
新型コロナウイルスとは一体何なのか。実際にかかると、一体どのような症状が出て、どのような状況に陥るのか。 3月22日に発熱し、4月1日現在も新型コロナウイルスに伴う肺炎で入院中のGlobality CEOの渡辺一誠さんが、闘病の中、フェイスブックで症状や自身の思いを綴っています。1万字を超えるその手記を、本人の許可を得て、一部編集の上お届けします。 あくまで手記であり、刻一刻と状況が変化しているため、医学的に正確であるかどうかは明らかでない箇所や、症状や感じ方についての個人差などはありますが、いま、まさに闘病中の貴重な患者の記録としてご紹介させていただきます。 「メッセージ性を薄めたくないので、実名で紹介しても構わない」との渡辺さんの思いを汲んで、ご一読いただけましたら幸いです。 「うつしたら、間違いなく恨まれるであろうほど辛い」 3月28日20時21分の投稿 こんばんは。 多分、知りたい
3月25日、小池百合子都知事(67)は緊急記者会見を開き、週末の外出自粛を強く呼びかけた。小池都知事は、現在、新型コロナの感染拡大が “重大局面” を迎えていることを強調したが、感染拡大を防ぐために、東京が他県との接続を封鎖される「ロックダウン」の実施も、急速に現実味を帯びてきている。 “首都の完全封鎖” でいったい何が起きるのかーー。徹底シミュレーションした。 まず一番気になるのは、「ロックダウンされた状況下で、手に入りづらくなる品物は何か」ということだ。スーパーマーケットチェーン「ライフ」を展開する、ライフコーポレーションに現状を聞いてみた。 「いま売れ筋なのは、乾麺やカップ麺、水など備蓄系の商品ですが、インスタントコーヒーや焼酎などの嗜好品も一緒に売れており、台風前や地震後の買い溜めとは異なる傾向です。家にこもる時間が長くなるからでしょうか」 すでに全国的なロックダウンが実施されてい
新型コロナウイルスの感染が急増していることを受け、日本医師会は3月30日に記者会見を開き、「緊急事態宣言を出していただき、それに基づいて対応する時期ではないか」と提案した。 常任理事の釜萢(かまやち)敏氏は「専門家の間では緊急事態宣言はもう発令していただいた方がいいのではないかという意見がほとんど。感染拡大の状況を見れば、もう発令していい」と述べた、 一方、「宣言のインパクトは大きい」としたうえで、「政府は疫学だけでなく社会への影響をどう評価するか総合的な判断が必要になる。国がバランスをとって判断するだろう」と政府に対応を促した。 医師会の会見に先立ち、菅義偉官房長官は緊急事態宣言について「ぎりぎり持ちこたえているという状況にある」との認識を示していた。同日午前の記者会見では、「緊急事態宣言は、国民生活に重大な影響を与えることを鑑みて、多方面から専門的な知見に基づき慎重に判断することが必要
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