引き続き、タレント、コラムニストの小原ブラスさんのインタビューをお届けします。上京して10年、そして30歳の誕生日の前日という節目に、「人生の一番大事な時期」を過ごしたという東京・中野にてインタビューを行いました。「一般社団法人外国人のこども達の就学を支援する会」の理事長に就任した経緯、子どもの頃に支えてくれた人達への感謝、そしてロシアが今年2月に開始したウクライナへの軍事侵攻についての率直な胸の内を語ってくれました。(この記事は全2回の2回目です。前編を読む) 支えてくれた人達に「ありがとう」と言う代わりに 日本には現在、2万人もの学校に通っていない外国人の子どもがいます。義務教育はあくまでも「日本人の子どもを持つ親」に課せられた義務であり、「外国人の子ども」は該当しません。外国人労働者が子どもを連れて来日し、子ども達は居住地の公立学校に編入するも、日本語が分からないから学校の授業につい