感染症対策での「ヒト、動物、環境、食品」連携が日本では不十分。 データを収集・共有する新たなプラットフォーム構築が有効。 行政だけでなく民間の視点も活用すれば感染症対策に多大な効果。 重症急性呼吸器症候群(SARS)※1はコウモリ由来とされ、マラリアを媒介する蚊の生息域も温暖化により広がっている。ヒトが健康であるには動物、環境、食品も健全でなければならない。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的な大流行もあって、ヒト、動物、環境、食品の衛生に関する課題解決に関係者が連携して取り組む「One Health※2アプローチ」の重要性が増している。 海外では欧州疾病予防管理センター(ECDC)がデータ収集・交換のための共同組織※3を設立した。だが、日本ではヒトの医療と環境分野をはじめとして有識者の交流が乏しく、分野横断的なデータの共有や解析があまり進んでいない。このためリスク評価が十
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