本稿は、リアルコムが発行するPR誌「VISION」に掲載された記事「情報マネジメントがもたらす個と組織の能力向上」に加筆・修正を加えたものを、許可を得て転載したものです。 前回の『三菱東京UFJ銀行に見る「情報マネジメント」の実践例』で、情報マネジメントの具体的イメージをつかんでいただけたと思う。今回は、具体的に「情報マネジメント」を実施する際に重要となる4つの施策について紹介していきたい。 受け手本位の情報リストラクチャリング 情報マネジメントでまず重要な視点は、「受け手本位」という考え方である。情報というものは出し手の理論で提供されることが多い。ケースの三菱東京UJF銀行でも、情報の出し手である本店の理論で情報が提供されたため、情報の受け手の現場は情報の洪水におぼれてしまった。そこで、情報の流れを受け手の視点から抜本的にリストラクチャリングする必要がある。受け手本位の情報流通を設計する
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