岩手県遠野市。人口約3万人のこの小さな地域に15人もの起業家が全国から集まり、それぞれがプロジェクトを立ち上げている――。その代表例が遠野のホップ農家とコラボしたプロジェクト。キリンビールの協力を受けながら「クラフトビール」の開発を進めており、2018年4月には商品化するための醸造研究所を市内に開設するという(販売時期は未定)。 遠野はホップの生産量(101トン)、栽培面積(60ヘクタール)で日本一。だが、ホップ農家の人口減少が課題となっていた。このプロジェクトでは、ホップの栽培だけでなくビールの醸造までを手掛けていくこで、遠野を「ビールの里」として産業を盛り上げていく計画だ。また、空き家をリノベーションし、開発したクラフトビールを楽しめる飲食店を市内各地でオープンしていくという。 その他、移住のハードルを下げるための「超低価格住宅の開発」プロジェクトでは生活に必要な機能を絞り込み、150
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