Twitterのサービスをご利用になると、Cookieの使用 に同意したものとみなされます。Cookieはアナリティクス、カスタマイズ、広告などに使われます。
![ブログ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/998203a48ac8df45c7bb3dc4c278a3126770dc27/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fblog.twitter.com%2Fcontent%2Fdam%2Fblog-twitter%2Fofficial%2FShareassets%2FGeneric_BlogShare.jpg)
北アルプス黒門岳で一人の女性が遭難死した。彼女は右手にナイフを握り締め、黄色いダウンジャケットを雪面に刺し貫いた状態で死んでいた。山岳捜査官の釜谷は、彼女の死の直前の行動に疑問を持つ。そこには、もうひとつの真実が隠されていた・・・。表題作を含む4編を収録。 4編のうち一番印象に残ったのは表題作の「生還」だった。遭難死した女性が遺した手がかり。それは何を語ろうとしているのか?真実にたどりつく過程は読んでいて緊迫感があり、とても面白く感じた。 「捜索」もよかった。ささいな事実、ほんの少しの手がかり。そういうものの積み重ねが、ひとりの男の命を救うことにつながっていく。限られた時間の中でいかに行動するか?息詰まるような展開が面白かった。 山岳ミステリーの面白さを味わうだけでなく、山の持つ魅力や厳しさも知ることができる、興味深い作品だった。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く