福山市が公募していた「島田荘司選 ばらのまち福山ミステリー文学新人賞」(同市、実行委主催)の第2回受賞作が23日発表され、「伽羅(きゃら)の橋」が選ばれた大阪市の会社員、糸(より)冬了(とおる)さん(44)が、ふくやま文学館(同市丸之内1)で記者会見し、喜びを語った。 応募作は海外も含め58点。公募の市民らが選考し、同市出身のミステリー作家、島田荘司さんの最終選考で受賞作を決めた。 「伽羅の橋」は、1945年の大阪大空襲の日に、夫と子どもを殺害したという過去を持つ高齢の女性マサヲに、介護士の四条典座(のりこ)が疑問を抱き、当日の真相を追求していくストーリー。 糸さんは3年ほど前に構想を得て、既にあらすじはできあがっていたが、細部の調べものが土日しかできず、苦労したという。糸さんは「仕事を終えて帰宅してから睡眠時間を削り書き上げた。この賞がなければ、ミステリーを書くことはなかったかもしれない
フジテレビで09年1月から木曜深夜のアニメ枠「ノイタミナ」で放送予定だった、「源氏物語」の世界を描くテレビアニメ「あさきゆめみし」のアニメ化が中止となり、「源氏物語」を原作としたオリジナル作品「源氏物語千年紀 Genji」を制作することに変更されたことが10日、分かった。制作のアスミック・エースによると、監督の出崎統さんの意向という。 アニメは当初、79~93年に講談社の月刊マンガ誌「mimi」などで連載された大和和紀さんのマンガ「あさきゆめみし」を原作とする作品を制作する予定だったが、出崎監督の「『源氏物語』をきちんと描きたい」という意向から企画が変更されたという。出崎監督は「誰もが魅入ってしまう『源氏物語』は魔物である。自分自身の手で新しい表現の境地に挑んでみたい」とのコメントを発表している。【渡辺圭】
京極夏彦さんの人気小説「魍魎の匣」(もうりょうのはこ)のテレビアニメの公開アフレコがこのほどあり、京極さんと主人公・中禅寺秋彦役の声優、平田広明さん、中村亮介監督が会見した。アニメ化については一つも注文をつけていないという京極さんだが、「ただいつもお願いをするのは『面白い作品にしてください、できれば当ててください』という2つ」とジョークを飛ばした。 「魍魎の匣」は、妖怪にかかわるさまざまな事件を古本屋「京極堂」の中禅寺秋彦が「憑(つ)き物落とし」で解決していく京極夏彦さんのホラーシリーズ「百鬼夜行」の第2作。美少女バラバラ殺人事件が起こっている東京で、JR中央線武蔵小金井駅のホームから女子高生・柚木加菜子が突き落とされる。加奈子は「匣」の中で治療を受けるが、何者かに連れ去られ、京極堂は探偵の榎木津礼二郎たちと少女の行方と「匣」の謎を追うという物語。アニメはマンガ創作集団「CLAMP」がキャ
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